1回目 9:00〜11:00
2回目 18:00〜20:00
総括質疑に使える時間は答弁も含んで110分を31名(予算特別委員会の人数)で割り、会派所属人数をかけた数値になります。
その数式に従うと13名で構成する自民党は45分56秒で一人会派の小坂は3分32秒となります。大会派だと持ち時間は長いですが、一人の議員がこうした予算特別委員会総括質疑などで質問する機会は数年に1回ですが、逆に、一人会派であれば毎回、短い時間ですが、十分活用すべく以下の質問をすることにしました。テレビ収録されることも有り、事前に質問を区側に伝え、区側も熟慮の上で答弁を練り上げます。3分32秒の持ち時間は2分間を小坂からの質問、1分32秒を答弁に充てて戴く時間と考え、今回も早口で以下の質問を2月25日の12時頃に致します。参考記事を質問文中にリンクしておきましたので、そちらも理解を深める上でお読み戴ければ幸いです。
敷地細分化とミニ開発の規制を
防災、街並み、居住者の長期的利益を鑑み、建物の密集防止の為、敷地細分化の規制を進めるべきという観点から質問致します。
敷地が細分化され目一杯に建てられた住宅は日照や通風が悪くなる上、密集化も進み地域の防災上も火災や大地震の際に延焼、倒壊の連鎖が起き易いなどマイナスです。庭が十分確保されず、緑化面積が減少すること、容積率の高い建物を建てることができず、土地が有効利用されないことも大きな課題です。
区内を見渡すと建築技術向上と規制緩和によって極めて狭い敷地に目一杯建てられた木造三階建住宅の新築が目立ちます。西日暮里では十三坪弱の敷地に新築戸建てが分譲中です。
こうした住宅は長期的に見ると居住者が怪我や高齢化した際に居住スペースに問題が生じ、結果として介護保険等の利用の増加を招くことなど不利益が予想されます。
また、一度細分化されてしまうと地域再生や街造り構想を考えても、権利関係が細か過ぎ合意形成が極めて難しくなります。
限られた区内の土地を有効利用しつつ、こうした「市場の失敗」により発生する課題を抑制する為に、敷地を分割して建物を造る際の最低面積の規制強化が必要と考えますが、現状と認識を伺います。
練馬区では来月からこうした際には最低面積七十〜百十平米にするという規制を区内の九十三%の範囲で開始(参考記事)するなど二十三区内でも規制を加える自治体が増えています(各自治体の規制についての参考記事)。
荒川区においてもマンション規制だけでなく、こうした敷地細分化についても自由意志に任せるのではなく、最低面積の規制に加え、ミニ開発においては街区全体で区分所有のような形態を取り入れるなど、新たな枠組みをつくる事も有効だと思いますが、認識を伺います。
図書館開館時間の延長、休館日の削減などサービスの向上を行うべき、という方はこちらを押してください。