社会性や公共心。多くの場でそうした「最低限、身についているべき」ものが欠如した振る舞いが様々な場で見受けられます。
そこで、荒川区では「あらかわの心 推進運動区民委員会」を民間の有志とともに立ち上げ、こちらに報告があるように様々な取り組みをしてきました。目的を引用すると「私たち大人が手本となり、個人の価値観や生き方の相違を超えて互いを尊重し、共に生きる地域社会を築いていく」ためです。
その一環として、この度、「あらかわの心 カルタ」が作られました。「あらかわの心」推進運動〜心をつなぐ5つの取組〜の趣旨を表現したものです。4月29日の川の手あらかわ祭でも販売(500円)されていました。
カルタという繰り返し遊べるものを使って、マナーやルール、生活する上での心がけなどを自然に言葉で覚え、親が実践することを見せるなどしながら、子供の育成にプラスになるよう使われることと思います。我が家でも活用させていただきます。3,4歳位から使うのが効果的かもしれません。テレビゲームなどに夢中になる世代になるともう、一緒にこうしたカルタをしなくなりがちですので・・・。
カルタを製作したのは都立荒川商業高校が設立した模擬株式会社の「レガロ工房」(関連記事)。平成17年度に始まった「レガロ工房」(総合ビジネス科内)の取組は大変注目されているもので、生徒が自分たちで商店街などに営業活動を行い、パンフレットやホームページ制作などを請け負い、仕事を完成させていくものです。原資は教師やOBから託された十数万円で、仕事に際しては原価に近い金額で請け負うとか。
その成果物をいくつか紹介します。
・小台大通商店街(アップルロード)の各店舗のHP作成
(平成19年度の生徒の作品)
・都電のラッピングをデザイン(平成18年10月から1年間運行)
こうした実践教育、素晴らしいですね。
これから、様々な区のイベントでも販売されることと思いますので、活用いただければ幸いです。
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