写真は、平成17年10月31日のブログ記事に書いた、「浸水被害を防ぐポンプ施設」の工事現場。12年後の完成(第一期工事・第二期工事)を目指し巨大なクレーンが稼働しています。
今日は、小坂の所属する福祉・区民生活特別委員会が開かれ、いくつかの議題について議論を行いました。その中から一つ、抜粋してご報告します。圧倒的に足りない特養ホームの建設を望む声を区内各所で聞いてまいりましたが、その声に応える形で区の努力で具体化して参りました。
1.法人立特別養護老人ホームの誘致について
★特別養護老人ホームの入所待機者の減少を図るため、区有地(現荒川区リサクルセンター用地)に、特別養護老人ホームを建設・運営する社会福祉法人を誘致し、区内で6施設目となる特別養護老人ホームを整備する。
1.誘致の必要性
区内に5施設ある特別養護老人ホームの総定員数は348名。一方、入所待機者は平成20年3月末で663名、特に緊急性が高い要介護4・5で在宅もしくは介護療養型施設に入所している方が191名いるため。
2.用地の概要
(1)所在地:南千住6−67−8
(2)敷地面積:1,928平米
(3)用途地域:準工業地域、特別工業地区
建ぺい率90%(角地緩和10%含む)
容積率300%
(4)既存建物:荒川区リサイクルセンター
(5)建物竣工
3.予定
○平成20年度 基本仕様等の調査、借受者の募集要項策定
借受者の募集・審査・決定
○平成21年度 既存建物除去、設計、計画通知
○平成22年度から23年度 建設工事、開設
4.特別養護老人ホーム設置状況
○区立:グリーンハイム荒川(元年4月)
サンハイム荒川(7年2月)
花の木ハイム荒川(11年4月)
○信愛のぞみの郷(6年4月)、さくら館(16年5月)
(小坂からの質疑と答弁)
小坂:既存の建物の除去において、建築廃材のリサイクルについて徹底すべきと考えるが、そうした点について認識は?既存建物は「荒川区リサイクルセンター」であり、建築廃材においてもその名に恥じないリサイクルをきちんと実施するように具体的な策を考えて欲しい。
福祉推進課長:極力、リサイクルできるものはきちんとリサイクルして環境に配慮した建物除去をする。
小坂:ふれあい館など、区で新たに施設建設をする際に、「建築資材として木材を使う場合は多摩や秩父など近隣の山林で伐採された木材を活用すべき」との主張をしてきた(関連記事はこちら)が、特養ホーム誘致においても公募の際にこうした観点から条件を設定すべきではないか?日本の国土を守る山林の保持には国産木材の利用促進が不可欠であり、地産地消の観点から都市部の自治体においても近隣の木材を活用するように責任を果たすべきと考える。
福祉推進課長:そこまで検討をしていないが、区の条件を示す際に含められるかどうか検討していきたい。
小坂:区の誘致する特養ホームにおいて、障害者雇用をどのように進めるかという点について、認識は?バリアフリーの施設である特養ホームにおいて、清掃や夜間受け付けを始め、働ける場は多いと思う。そうした点も条件やプラスのポイントとして評価すべきと考えるが、どうか?障害者プランに則って障害者雇用を推進して欲しいと考えるが、部長の認識は?
福祉推進課長:事業所において法で定められた一定の雇用をすることは条件となる。障害者雇用にさらに力を入れていくべきとの小坂委員の認識は重要な課題と認識しており、区の方針もそうである。そうした点についても検討していく。
福祉部長:障害者雇用は大変重要であり、法律に照らしてきちんと対応していきたい。
特養ホームの整備に期待する!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。