昨日は福祉・区民生活委員会終了後、昼食、その後全速力で自転車を漕ぎ飯田橋の東京区政会館へ(丁度30分間で到着)。14時から特別区議会議員講演会「特別区制度をめぐる課題」に参加する為です。講師は志賀特別区長会事務局次長。
特別区(いわゆる23区)の現状については、こちらのページやこちらが参考になります。
地方分権改革の動向、道州制検討の動向、都区双方及び都区間の検討の動きなどについての2時間に渡る講演。
講演の中で興味深かったのは、こちらに記載されている「定住自立圏構想」(総務省定住自立圏構想研究会)の話や「都区の在り方検討スケジュール」(平成20年度中に結論を出す=第二次報告はこちら)。現在の二十三区の権限や組織についての在り方について、提言が今後なされる訳ですが、○○区が隣の区と合併するかどうかといったことはあくまで、その区の独自の判断になります。
現在、都が現在持っている権限を、それぞれの特別区にどのような権限を委譲するかの議論も行われています。検討対象とされているのは444項目。
例えば、
1.上水道(都と区で意見は対立)
2.下水道(都と区で意見は対立)
3.「特定計量器、犬、猫の引き取りに関する事務」(都と区で方向性は一致)
4.「汚染、煤煙、ダイオキシンなど公害関係の事務」(都と区で方向性は一致)
※3,4については都の認識として「権限を特別区へ委譲する為には特別区がある程度の大きさになることが条件」
などが具体的に検討されています。
講演終了後、同じ東京区政会館内の4階に位置する「特別区自治情報・交流センター」で利用者登録をして、参考になりそうな書籍を借りて(2週間で3冊まで)きました。身分証明書さえ有れば、誰でも利用者登録ができ、こちらのページから資料の検索や予約が可能ですので、近隣に仕事場や学校がある方、是非、利用者登録をして仕事や学業に活用していただければと思います。一般的な書籍も有ります。平日は20時半まで開館してますし、まずは、様子を見に訪れてみては如何でしょうか。
情報・交流センターは4階に有るのですが、授乳室やおむつ替えシートも有り、近くを通った子育て世代の方にこうした施設も活用してもらえればと思います。1日の利用者は60名弱だそうで、もっと活用されるようにPRしていくべきと思います。施設のご紹介を平成17年8月4日のブログ記事に書いてますので是非、ご覧ください。インターネットでの調べ物もOK!
ただ、稀少本や大型本でなくても、貸出しが禁止されているコーナーに真に借りたい本が有る状態でしたので、それを改善(貸出できるように開放)するように申し入れをしておきました。
昨日、借りてきた書籍はこちら。
地方分権の在り方について、特に二十三区がどうあるべきか、こちらのページで詳細に公開されている現在の都区の議論について研究をしながら、明確な認識を持つべく研究していこうと思います。
特別区の権限を強化すべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。