議員定数については様々な意見が有ります。左翼系の方の意見に多いのは「定数は減らすべきでない。多くの議員がそれぞれチェックをして議論をすることで民主的な役割を果たせるのだから」といった内容。
小坂は以下の理由から荒川区議会の定数を大幅に削減すべきと提案したいと思います。
1.行政の職員を減らしている中、議会も適正な規模にすべきであり、現行の32名は多いと認識しています。
2.23区の比較。各区の人口と議員定数の比率(区民の人数を議員数で割った数字)を比べてみます。荒川区は23区中、約5500名程度と6番目にその数字が小さく、議員が人口あたり多いと言えます。因みに最大は世田谷区の約15000名です。
3.4年に1度の区議会議員選挙においては、適正な競争、つまりは、「きちんと活動していなければ落選する」という緊張感が必要。しかし、荒川区議会議員選挙では平成19年の選挙では現職の落選は2名のみ。平成15年の選挙でも3名のみと、緊張感に欠ける現状であり、「さほど活動せずとも当選できる」現状に胡坐をかく議員が出てくる。
4.常任委員会が4つ、特別委員会が3つの現状を考えると定数は24名程度にするのが適当かと思います。常任委員会にはそれぞれ6名が所属し、委員長、副委員長と委員×4名で綿密な議論を行えば十分に役割を果たせると思います。
それでは少ないというのであれば、常任委員会の役割分担を再編し3つに編成しなおせば、各常任委員会8名定員となり現状と同じになります。一つの委員会あたりの担当範囲が広まりますが、委員会が分れていることによる議論のしにくさを減らすことにも繋がり、むしろ好都合かと思います。
5.今年3月には足立区議会において定数を50名から45名に削減する条例案が可決されました。足立区議会の議員一人当たりの人口は12500名程度と荒川区議会よりはるかに大きな数字なのに、削減に踏み切った英断は評価に値すると思います。大阪府議会においても議員定数削減が検討されています(報道記事)。
★言うまでもないことですが、定数削減はあくまで議会改革の極一部であり、こちらのブログ記事で問題提起したような課題や議会の力を自ら削ぐような「議長職(高額報酬)のタライ回し」を止めることなど、広範な対策が不可欠です。
皆様はどうお考えですか?
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