写真は5月中旬に撮影した西尾久ふれあい館の「天水桶」。西尾久ふれあい館はふれあい館として第一館目であり、新たな「雨水利用」の手段として設置したものです(場所はこちら)。
もう、「ちょっと使えないようにしている」というレベルではなく、「何としても使わせないぞ」という決意すら感じられるこの縛り・・・。折角費用をかけて設置した「天水桶」、これじゃ意味が無い・・・。
写真を撮って数日後、担当の課長に「植栽への水やりなどに活用するとの、「鳴り物入り」で設置した天水桶、このぐるぐる巻きでは、無意味では?現状(使っていない理由)の説明と今後の有効利用策は?」と聞くと、後日「施設の植栽は天水桶の水を使わなくても、通常の雨降りだけで十分な為、使っていない。縛っているのは、いたずら防止の為」とのこと。
・・・。それじゃ、設置する意味がもとから無い・・・。しかも、こんなにぐるぐる巻きでは、防火用水としての意味も無い・・・。
何か有効利用策は無いか?時々、考えていたのですが、一番は様々な方が自由に使える「打ち水スポット」としての開放。打ち水の効用についてはこちらをご覧ください。
区にはこれから話をしてみようと思っています。具体的には、まず、この「ぐるぐる巻き」を止め、バケツ・桶や柄杓を設置し誰でも、晴天の日に打ち水できるようにする。近所の方がやっても良いですし、通りがかりの方が使っても良い。
また、すぐ隣の小学校の児童に「打ち水当番」を作り、青天の日は午前の休み時間にでも打ち水に来る。夏の晴天時にはすぐ乾いてしまいますので、近隣の幼稚園や保育園の散歩の際に「遊びと教育」を兼ねて打ち水をしていく。また児童の登下校時にも、マナーを守って打ち水をできるようにする。
あくまで、ふれあい館の職員が打ち水するのではなく、通行人等に迷惑がかからないように適度に指導をし、打ち水は近隣の方や子供が行う。毎年、全国一斉に「打ち水イベント」など行っていますが、それとは別に日常的に誰でも打ち水を行う場として活用してはどうでしょうか?公金で設置した施設は眠らせるのではなく、活用せねば!
さて、話は変わりますが、6月14日は世界献血者デーです。ドバイに住む知人が、小坂が献血好きなのを知って、以下の報道を教えてくれました。「献血をしてサウジ大使館(普段はなかなか入れない)でアラブを堪能できる」という面白い機会ですので、皆様、都合がつけばどうですか?(とよびかけていましたが、10日に受け付けは閉め切っているとコメントで指摘をいただきました)
因みに小坂は6月4日に127回目の献血をしたばかりですので、18日までは献血できず、残念・・・。
(以下、6月7日の毎日新聞より引用です。)
「『世界献血デー』(14日)に、すべての自国民が滞在国で献血をするように」とのサウジアラビア政府の指示に従い、在日本サウジアラビア大使館(東京都港区六本木1)が留学生たちに献血をさせようとしたところ、多くは英国留学経験があるなどの理由で献血できないことが分かった。大使館は苦肉の策として、「大使館内でごちそうするので、代わりに日本人が献血して」と異例の呼びかけをしている。
同政府は「世界各地のサウジアラビア人が献血し、相手国と友好を深めよう」との試みを各国にある大使館に指示。在日大使館も4月、日本の大学などで学ぶ約200人の留学生にメールなどで協力要請を始めたが、留学生のほとんどはヨーロッパへの滞在・留学経験があった。日本は変異型クロイツフェルト・ヤコブ病への対応で、「80〜96年に1日以上英国に滞在した人は献血できない」との献血制限を実施しており、多くの留学生が該当した。
しかし、献血は本国政府の指示のため、日本だけ中止することはできず、大使館に日本赤十字社の献血車を呼び、日本人に献血してもらうことにした。その代わり、特例的に大使館の一部を開放し、昼にはサウジ風炊き込みに肉を乗せた「カプサ」など高級食材のお国料理を振る舞う。
外務省によると、大使館がこうした事情で建物を開放するのは例がない。日本赤十字社によると、大使館で献血が行われるのも初めてという。
ファイサル・ハサン・トラッド駐日大使(52)は「留学生が献血できないことには驚いたが、人類を救うことはイスラムの教え。1人でも多くの日本の方に協力いただきたい」と話している。大使たっての指令で、「金に糸目は付けず最高の素材」(大使館職員)の料理や菓子で礼を尽くすという。受け付けは14日午前10時〜正午と午後1〜4時。問い合わせは同大使館(03・3589・5241)
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