そのメールの中で、隅田川に架かる尾久橋について、先週末ご意見をいただきました。
「荒川区側から足立区側に架かる尾久橋へ自転車・徒歩で上がる坂(下の写真)が極めて急で、バリアフリーとはかけ離れており不便。」
「尾久橋上の歩行者・自転車が通行する歩道部分が他の橋に比べて狭く危ない」
「その解決に「歩行者・自転車専用の橋」を設置してはどうか?」
こうした問題提起、大いに賛同できる観点が多く、しっかり取り組まねばと考えています。「歩行者・自転車専用の橋」は近くでは台東区と墨田区を結ぶ桜橋などが有ります。
「バリアフリー」「自転車・歩行者の事故防止」「健康増進の為の河川敷への利便性確保」「防災面での避難路確保」・・・。
現地を見ながら考えました。下記の写真の通り、尾久の原公園北側の隅田川沿いのスーパー堤防化も以前よりさらに進められています。
そのスーパー堤防から尾久橋方面。
下記の写真はスーパー堤防の工事完了部分の端。この先はまだスーパー堤防化がなされていませんが、ここがポイントではないかと思います。
新たな歩行者・自転車専用橋が設置できればベストですが、荒川区側から渡った先が細長い島状であることなど、費用と効果のバランスを考えると、上記の様々なプラスの観点を鑑みても「すぐに歩行者・自転車専用橋」を設置する案を早く実現に結びつけるのは難しそう・・・。
川を跨いだ橋は自動車が通らない歩行者・自転車専用でも相当の費用がかかりますので、長期的な課題として取り組んでいきたいと思います。
そこで、まず、このスーパー堤防のこれから工事する部分の盛り土を高くするなどしてゆるやかな坂を作り、尾久橋の歩行者・自転車通行部分に接続する。つまり、橋から荒川区側に降りる通路を「橋に平行」な位置から「橋に直角」な土手沿いに移すのです。
また、橋の上の歩行者・自転車通行部分も柵を合理的に移動するか、強度を損ねることなく外側に拡張することで広げる。
そうした取り組みでしたら、費用も多額にはならず、かつある程度の改善が可能かと思いますので、区だけでなく都や様々な組織に協力を得ながら実現をするように働きかけていきたいと思います。
尾久の原公園北側の隅田川沿いもスーパー堤防化で散歩が気持ち良くできる環境になっていますので、機会が有れば散歩してみて下さい。
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