2008年07月24日

荒川区新型インフルエンザ対応マニュアル作成!

 今日の夜は政務会合でお世話になっている方と共に、足立の花火を見に行きました。荒川河川敷でのびのびと鑑賞(^^)。

 昨日の震災対策・危機管理調査特別委員会における議題の一つに「荒川区新型新型インフルエンザ対応マニュアル」の策定についてが有りましたので、その概要と小坂からの質疑をご報告致します。尚、「荒川区新型インフルエンザ行動計画」は既にこちらで公開されています。お時間が許せば、ご覧ください。

 57ページで構成されるマニュアルは全体の対応と各部署ごとの対応が書かれています。今月末には公開予定ですので、HP等でごらんいただければと思います。区が危機感を持ってこうしたマニュアルを全国の自治体の中でも早い段階で作成したことを多いに評価したいと思います。

★新型インフルエンザについての荒川区のリーフレット、こちらで公開中です!★

★マニュアルは患者発生直後の封じ込め対策を確実に実施することにより、パンデミックの到来を遅らせ区民生活の維持を図るため、全庁的な対応のあり方を事前に確認し、発生直後に迅速かつ円滑に対応することを目的とする。

1.健康危機対策本部
 国内で新型インフルエンザが発生した時に区長を本部長とする健康危機対策本部を設置し、区内発生に備える。その後、区内で患者が発生した際、区長は「区内発生宣言」を行い、感染拡大防止のための対応に全庁的にあたる。

2.情報提供体制
 区内発生後、感染防止のための外出自粛要請等について、あらゆる方法を使用し、区民への情報提供を行う。

3.相談体制
 区民の健康不安に対応するため、「新型インフルエンザ専用電話」を設置する等、相談体制を整備する。

4.医療体制
 患者の早期発見や、感染拡大防止を目的として、「発熱相談」「発熱センター」等を整備して、迅速に対応する。

5.防疫体制 
 疑い患者の報告を受けた保健所は、患者調査、接触者調査を行う。健康危機対策本部では区民の二次感染防止のため、休園、休校、区主催の集会中止を決定し、速やかに実施する。区民に対しては外出自粛を要請する。

★新型インフルエンザ発生時に区民がパニックに陥らないよう、発生前から正しい知識の普及・啓発に努めるとともに、感染予防のための外出自粛に備え各家庭における備蓄を推奨する。



(質疑・答弁の概要)
小坂:新型インフルエンザ対策についてのリーフレットを第3弾まで配布してからの、区民からの反応は?
保健予防課長:問い合わせは第1弾,第2弾については少なかった。カラーで作成した第3弾を配布してから、連日何件か問い合わせが来ている。例えば「マンションで全世帯に配りたいので多く欲しい」、「第3弾を見て、こうしたリーフレットの存在を知ったが、バックナンバーが欲しい」「もっと詳しい資料でなければならない」といった声も聞いた。

小坂:実現を求めていた区民向けの新型インフルエンザ対策講演会が実施される予定となり嬉しく思う。予定の概要で決まっている点は?
保健予防課長:現時点では初めての区民向けの講演会として今年10月頃を予定してる。決まったら、お知らせしたい。


小坂:常勤職員、非常勤職員のうち、機能を停止する施設や部署の職員は、どう動くのか?また、ふれあい館など指定管理者の職員はどのような位置づけになるのか?
保健予防課長:閉鎖施設の職員は保健所に手伝いに来てもらう、全て決めていないが、常勤については、現時点では全員出勤する予定。非常勤については、同じような形で対応してもらう予定。指定管理者の職員については、今後の検討課題。

小坂:各部マニュアルにおいて、区職員は「プレパンデミックワクチン接種済」が前提と書かれているが、それはいつの時点で完了するのか?接種完了前ではこのマニュアルに従った行動ができないと思うが・・・。
保健予防課長:国では今年度末までに予定では6000人(国全体・・・)に接種する予定だが、備蓄は3000万人分を予定している。区職員への接種がいつになるかわからない。来年度以降、どのように現場で接種できるようになるか、現時点では何とも言えない。必要に応じてマニュアルを見直していく。


小坂:区議会事務局の役割が「緊急時に特段なし」となっているのは、議会と行政の二元代表制で考えるととおかしいのではないか?議会事務局を通じないで担当部署と直接でも構わないが、どのような形が適切なのか考えるべきだが、電話やFAX,メールを使って行政と議員の情報や交換意思疎通など何らかの形を想定するべきではないか?それぞれの地域の実情を議員を通じても把握することは重要だと考える。
議会事務局長:正しい情報に基づいて行動を行うことは重要であり、街の中の現状を議員を通じて知ることは重要。指摘の点を踏まえて情報収集の形を検討する。


小坂:ひろば館、ふれあい館で苦情対応の為に区職員が残ることが必要だとは思わないが?緊急時であり、不要不急な現場に人を置くことは無駄で、新型インフルエンザ対策の本来対策に専念すべき。
区民課長:施設内の客を誘導することや、実際に施設に来る方への対応を想定していたが、指摘を踏まえて検討したい。

small_ribon.gif新型インフルエンザ対応マニュアルの策定を評価する!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする