2008年08月31日

区役所採用で年齢差別撤廃を!

 10年以上前、小坂は新進党という政党の本部職員として働いていましたが、その頃の職員の先輩 兼松氏と夜に10年ぶりにお会いしました。

 お会いしたきっかけは、小坂も兼松氏も両方が奇遇にも「女性専用車両に反対する会」の活動に参加していることがネット上でお互いに分かり、今日の「反対する会」の打ち合わせに参加したことで現実に再会できたわけです。

 兼松氏が会長として主催しておられる「年齢差別をなくす会」の趣旨に、かねてより多いに賛同しており、小坂も議会の場で、まずは「公務員採用における年齢差別撤廃」を訴えていきたいと思います。

 民間企業における人材採用においては、平成19年10月の改正雇用法施行で年齢差別が禁止(詳しくはこちら)されました。しかし、何故か公務員は適用除外となりました。

 ほとんどの公務員採用で年齢制限(30歳程度以下などが多い)が、当り前のように存在します。

 そのような中で、市川市は全国に先駆けて、職員の新規採用について、平成15年から年齢制限を無くしました。それ以前は28歳以下という年齢制限が設けられていました。

 まだ定年制は残っていますので、定年の直前である59歳までという「制限」は有りますが、自治体としては画期的なことです(募集記事の例)。学歴の条件も外しています!

 「年齢差別をなくす会」の こちらの記事に詳しい統計データが掲載されていますが、こうした年齢制限を撤廃したことで、はっきりしたのは・・・。

★応募数が圧倒的に増え、平成15年は4099名もの応募が有った。採用は39名(こちらに概要が記載)。

★一次試験合格者のうち、約4割が今までは年齢制限だけで「門前払い」をされていた30代以上の受験者(年によって増減はありますが、30歳以上と未満がそれぞれ同数のケースではこの数字です)。そうした有意な可能性を持つ人材を、「年齢だけ」で門前払いしていたのは、有能な人材を確保する機会をみすみす逃していたとも言える。

★結果として、多様な年齢の多様な経験者を採用できるようになった。

★受験者にとっては門戸が広がり、自治体にとっては多くの選択肢の中から優秀な人材を選べ、優秀な人材がいれば市民サービス向上が可能になり市民にとっても利益が有り、一石三鳥!

 平成21年度採用においては、秦野市(神奈川県)が全ての採用枠において(報道記事=3倍の応募!)、横浜市は中途採用において年齢制限を撤廃(35歳以下から59歳以下へ)しました。

 「年齢」で門前払いする制度は明らかに間違っており、差別とすら言えます。個々の受験者の資質を厳しく見極める作業を怠らなければ、年齢制限撤廃は良いことづくめです。

 荒川区の正規職員の人材採用は残念ながら、独自に行っておらず、二十三区で共同のシステムの中で行っているのが実情です。荒川区だけの意思決定で制度を変えることはできません。

 しかし、二十三区を構成する1つの自治体から強く問題提起することで、二十三区全体の特別区人事採用の年齢差別を無くす方向に持っていく努力は必要だと思います。

 現在の二十三区の人事採用の条件はこちらに示す通りで、中途採用についてもこのような年齢制限(28歳〜45歳)が有ります。

 荒川区から「二十三区の人事採用は年齢制限を無くすことでより広い範囲からの人材を各確保すべき」との問題提起をしていくように、決算特別委員会等で区当局に強く求めて参ります。

 再開した兼松氏は年齢差別について研究している専門家!こうして再開したのを御縁に、知恵を借りながら研究し、区政に提言していこうと考えています。

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2008年08月30日

産経新聞に小坂の取り組み掲載!

 荒川区立図書館での「女性専用席はおかしい」との認識のもと行ってきた(まずは参考ブログ記事をお読み下さい)、小坂の取り組みについて、今朝の産経新聞のこちらに掲載されていますので、抜粋して紹介させていただきます。

(以下、産経新聞より抜粋)
図書館にも女性専用席 ホームレス対策…「不公平」の声も

東京都内の図書館で、女性専用・優先席を設ける動きが広がっている。現在のところ、23区内220館のうち8館で実施。女性専用車両の痴漢対策というよりは、主な理由がホームレス対策だ。「安心して使える」「使いやすくなった」と歓迎する女性の声もあるが、男性からは「不公平だ」との声もある。(安岡一成)

 ■苦肉の策
 台東区の中央図書館。今年4月からフロアの一角に設けられた「女性専用席」に女性が2人腰掛け、料理雑誌を読んでいた。周りの棚にはファッションや子育てなどの女性向け雑誌が並ぶ。

 いつも利用しているという主婦は(58)「ホームレスがいっぱいで利用しづらかったから、女性専用席は悲願だった。おかげで落ち着いて読めるようになった」と話す。
 台東・荒川の両区には日雇い労働者やホームレスが多く滞在する通称・山谷(さんや)地区がまたがる。雨天や暑さ寒さが厳しい時は朝から大きな荷物を持ったホームレスが図書館の前で開館待ちをしているという。
 荒川区の南千住図書館。昭和63年と都内で最も早く女性専用席を設置、平成10年に移転してからも9席の女性専用席を「女性コーナー」として継続している。

 「飲酒したホームレスが大勢くると空調では対応できないほど館内全体が酒臭くなる」と職員。移転前はさらにひどく、「ホームレスが閲覧席を占領して利用したくても近寄れなかった。ケンカ、居眠り、床に座りこむ…。声をかけるとよく殴られた」と振り返る。女性から「怖い」いう苦情が殺到したことから設置したという。

 専用席設置の理由に「ホームレス対策」を挙げたのは他5館。一方、江東区の東雲図書館などは「痴漢が出たから」とした。いずれもここ10年以内に設置しているが、「苦情がでたからといっても利用拒否はできない。多くの人に快適に利用してもらいたい」(葛飾区のお花茶屋図書館)という「苦肉の策」として設置されたのが共通している。

 しかし、疑問の声もある。女性席の割合が50席中10席と大きい中央図書館では、「不公平だ」などと男性から抗議があるという。別の図書館の職員は「個人的には反対。男女を分けることはおかしいと思う」と漏らした。

 ■住み分け
 ホームレスが多いといった環境にあっても女性専用席を置かない図書館もある。
 墨田区の寺島図書館はかつて女性専用席があったが4年前の館内の配置変更を機に廃止した。その代わり、男性の読者が多い新聞を2階に、女性向け雑誌を1階に配置したところ、自然に男女の棲み分けができたという。

 台東区の石浜図書館は思い切って一般用の閲覧席を全廃し、貸し出し専用の図書館にした。

 荒川区の荒川図書館は今年4月、小坂英二区議の抗議を受けたのをきっかけに女性優先席を誰でも座れる「暮らしのコーナー」と改名した。
 小坂区議は「女性専用席という名称では、男性はたとえ高齢でも障害があっても座れない。迷惑利用者を不快に思うのは男女変わらない」と指摘する。
 一方、南千住、日暮里図書館は同区議の抗議を受けたが「なくせばまた、女性が来づらくなってしまう」として現状維持の方針だ。



 ■解決策は
 女性専用席を実施しているのは首都圏では東京都のみだった。都内の図書館を管轄する都立中央図書館(港区)は、各図書館の独自の取り組みになるため実態は把握していないという。

 こうした取り組みについて、コラムニストの勝谷誠彦さんは、「看板を立ててトラブルから逃げようとする図書館員の事なかれ主義だ。税金を払わないホームレスを図書館に入れること自体おかしいし、女性だけの席をつくるのは公平でもない」と辛口だ。
 女性学研究家、田嶋陽子さんも「女性の言うことを聞くことが男女差別解消になると誤解した行政の典型だ。そもそも、体臭のことをいうこと自体が差別で、行政がその片棒を担いではならない。もっと工夫すべきだ」と疑問を呈する。

 利用者の女性には評価が高かった。それだけ、厳しい状況なのだろうが、専用席の設置は根本的な解決策にはならない。どうするべきか、アイデアを募る必要があると実感した。

(以上、引用終わり)

 この不合理な「女性専用席」について、引き続き廃止を強く求めて参ります!小さな問題のように思われる方もおられるかもしれませんが、区が公正さを持っているかどうかを示す問題であると認識しています。

 ところで、今度の11月9日に投票が行われることとなった荒川区議補欠選挙、国の法律(参考記事)で決められているから、やらざるを得ないとは言え、2100万円の費用がかかるとか・・・。 因みに区長選を翌日開票にすることになった(5月9日のブログ記事を参照下さい!)のと同様、区議補欠選挙も翌日開票となりました。区議補選でも即日開票という無駄なやり方(余分な人件費がかかる)をしないことになったのは良かった・・・。

 議員定数を減らすべき(5月27日のブログ記事)との立場の小坂からすると32名の定員に1名満たなくなったからといって、補欠選挙を行う必要があるとは全く思いません。公職選挙法を改正すれば、全国でどれだけの無駄が省けることか・・・。改めて公職選挙法の改正の必要性を強く感じています。

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2008年08月29日

補正予算でもオリンピック招致・・・

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 写真は昨日受け取った、マナープレートと犬猫忌避の木酢液。20〜30倍に薄めて使います。小坂の自宅が有るマンション(理事長をしてます)で犬猫の糞の放置がひどいもので・・・。区の保健所で申請すれば受け取れます。

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 明日は三河島駅近くのなかまち商店街で阿波踊りがあるそうです。今まで日程の都合がつかなくて行ったことが無かったのですが、行ってみようかな・・・。

 今日の13時からの総務企画委員会の案件の中から、補正予算(第二回)について。小坂はこの委員会の委員ではありませんが、資料からご報告します。

補正予算額 一般会計で約21億5422万円
      介護保険事業特別会計で約1億932万円


1.議会相談室の設置及び事務局受付改修 約1434万円

2.オリンピックムーブメント共同推進事業 1075万円
 ・あらかわリバーサイドマラソンにおいて前々夜祭でオリンピック元選手によるトークショーを実施
 ・元オリンピック選手による実技指導(体操、野球、サッカー、水泳)
 ・荒川遊園で「遊園オリンピックデー」として無料の日を設けイベントを行う。

3.公園・児童遊園遊具の整備 約3049万円
 全ての公園遊具の危険点検をして撤去を行った遊具について、再設置に8ケ所分の予算。

4.学校給食対策 2193万円
 食材費の高騰による学校給食費の負担増の軽減を図ると共に、食育啓発の実践等による給食内容の充実。
 ・食材費について独立会計の給食に対して、区からお米の現物支給を行います。必要な量の3分の1程度とか。

5.基金積立金 21億980万円
 区の貯金です。様々な事業に備えます(学校の建て替え等)

6.介護保険事業特別会計繰り出し金の減額 マイナス3309万円

7.19年度決算確定に基づく介護保険事業特別会計の清算処理 1億932万円

 以上が概要です。2のオリンピックムーブメント共同推進事業は都からの依頼に区が応えたものです。全額都からの支出で、アイデアは荒川区が考えて行う。こうした取り組みを東京都下の全ての自治体に依頼をして行うようです・・・。

 トークショーや実技指導はもちろんプラス面も有り無駄だとは言いませんが、オリンピック招致の為の東京都の大盤振る舞いには、違和感を覚えます。この「共同事業」だけで都下の自治体全てでどれだけの費用をかけるのだろうか・・・。

 学校給食については、食材価格特に小麦製品が上がっている今こそ、完全米飯給食導入の好機!こうした本質的な給食の改善を強く求めて参ります。
 
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2008年08月28日

荒川地域振興公社へ再考を求めることに

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 午前中は区役所等で打ち合わせをいくつか済ませ、自転車を漕ぎ、飯田橋にある東京区政会館へ(約25分)。特別区議会の議員対象の勉強会に参加。
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 講演や質疑応答が終わって、アンケートを記入していると、「ブログ読んでますよ!」と声をかけてくれた議員さんが。中央区議会議員の田中耕太郎氏でした。名刺交換をし、少し立ち話をしただけですが、田中議員も一人会派だそうで、年齢も立場も近いので、これから情報交換をしながら交流を深めていければと思っています。こうして声をかけていただくのは嬉しいものです。

 7月31日のブログ記事に書いた荒川区地域振興公社(ACC)の職員の不祥事(まずは、ブログ記事をお読み下さい)について、区に対しても厳しい対応を求めていたのですが、区のHPに新たに発表された通り、上司の監督責任を処分という形でとらせると同時に、ACCのとった当初の対応についても「区から公社への要望」という形で強く再考を求めています。改めてACC内部で検討を当然されることと思います。
 9月1日の福祉区民生活委員会でこの問題が議論されます。小坂はこの委員会の所属委員ではありませんが・・・。 

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2008年08月27日

荒川ふるさと文化館で正月開館を

 もう正月の話か、と言われそうですが・・・。基本的な考え方として、お正月は無理に働かず、休める方は休んでいただいたほうが良いと思っています。ただ、他の期間よりも正月に行なった方が、効果が高い場合は働くいていただいた方が良いと思います。

 そうした観点から、地域の方からも指摘があった件について書きます。「荒川ふるさと文化館」、とても素晴らしい展示をされているので、地域の歴史や文化を知って頂くため、多くの方に訪れて欲しいと思っています。素盞雄神社という正月には多くの参拝者で賑わう神社のすぐ隣に立地。正月には参拝者の行列ができ、多くの人で賑わう場所です。

 こうした、正月に極めて人出が見込まれる場所にあるからこそ、正月の2日から開館して、初詣の折に多くの方に荒川区の文化や歴史を知っていただくいてはどうか、と小坂から提案をしました。

 江東区では平成15年から「深川江戸資料館」や「芭蕉記念館」を1月2日から正月開館(参考記事)しています。芭蕉記念館の責任者に話を聞いてみると・・・。

・年間の来場者は2万2千〜3千人だが、正月開館の1月2日〜4日で合計800名〜200名(天候により様々)の来場者が有る。

・2日、3日は家族連れが多く、4日からは団体客も増えてくるなど、客層が日によって違う。

・近くに深川七福神の一つがあり、それを巡る際に立ち寄る方が多い。

・今までは、条例改正無しに臨時措置として正月開館していたが、今年3月の議会において条例改正をして正式なものに位置づけた。

・都の施設だが近隣の江戸東京博物館清澄庭園も正月開館をしており、この地域での正月開館は根付いてきている。

・正月飾りを飾り、小学生書いた俳句をエントランスに掲示して正月らしさを演出している。

 忙しい中、丁寧に答えていただいた芭蕉記念館の責任者の方には感謝です。

 荒川ふるさと文化館の館長に、正月開館の提案を行いました。現状と認識は以下の通りです。

・年末年始の休館時には、史料の消毒作業と消毒薬を抜く作業をしているが、それで1週間程度必要になる。

・正月開館をするとなれば、他の期間に特別休館をして消毒作業をしなければならないが、指摘を踏まえて検討していく。

といったところです。小坂としては他の期間に1週間休館(年間で一番来客が少ない時期)にしても、正月は地域の歴史を知っていただく格好の機会ですので開館するように議会でも主張していきたいと思います。

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2008年08月26日

区立保育園・幼稚園で漢字教育を!

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 初めてのクッキー作り。美味しく焼けましたよ!

 以前から注目している石井式漢字教育(説明)。幼児にとってひらがなを覚えるよりも漢字を覚える方が簡単で有り、楽しみながら覚えられる(説明に加え、こちらも参照下さい)。大いに納得できるものであり、国語の力が落ちている現在だからこそ、是非、広めていくべきと思います。

 こうした石井式漢字教育、いくつかの私立幼稚園で導入されています。近くですと足立区のいずみ幼稚園なども有り、後日、見学に行こうと考えています。

 こうした幼児のうちに、日本語の基礎となる漢字を覚える教育を、私立幼稚園だけがやるのではなく、荒川区の公立保育園や幼稚園で導入していけないか、議会で議論をしていきたいと思っています。

 公私立に関わらず幼稚園は文部省の「幼稚園教育要領」に従って、「教育活動」を行い、保育園は「保育所保育指針」に従って「福祉としての保育」を行っている違いは有ります。

 保育園や幼稚園の現場において、絵本を読み聞かせたり、劇をやったり、年齢を超えた交流を遊びを通して豊かな感性を育んでいることは素晴らしいことで、いつも現場を見て保育士・幼稚園教諭の尽力に感謝はしています。

 その日頃の活動の中に石井式漢字教育を組み込むことは決してできないことではありません。上記のいずれの指針には「漢字教育をしちゃダメ!」とは書いてないのですから。

 保育園、幼稚園はそれぞれ設置目的が違うとはいえ、長時間、園児を預かる以上は、その時間を幼児の持てる力を伸ばす為に、「楽しい漢字教育」の為に現場の皆様にひと踏ん張りしていただきたいと強く思います。

 まずは、我が家でも、毎晩の読み聞かせの際に、石井式漢字教育を想定した漢字交じりの絵本を使うことから始めてみたいと思います。 

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2008年08月25日

あらかわの伝統技術展、是非お越しを!

 9月5日〜7日まで、荒川スポーツセンターにおいて「伝統技術展」(詳細はこちら)が開催されます。過去の報告記事の通り、「荒川区には、こんなに素晴らしい伝統技術が受け継がれてきたのか!」と感動する位素晴らしいものが見られます。是非、足を運んでみて下さい。

 また、荒川ふるさと文化館では興味深い「皆川号外コレクション」が公開されていますので、小坂もこれから見に行きたいと思っています。

 今朝、「消防団募集」のラッピング都電の出発式(詳しくはこちら)がありました。小坂も出席するつもりでしたが、人数の関係で出席を遠慮しました。
 折角、こうしてラッピングしたのですから、長い間、PRできると良いと思うのですが、「広告代が毎日高くつくので、そんなに長い間は続けられない」とのことです。
 都電も都バスも東京都の運営ですし、消防庁や消防団(一応、独立した団体という位置づけですが・・・)も東京都なのに、融通が利かないのでしょうか・・・。公益の宣伝に使う場合は広告費を大幅減額するとか免除するとか・・・。
 ラッピングがきっかけで消防団に関心を持ってもらえれば良いですね。

 あと、8月20日のブログ記事の関連で、こちらの記事も読んでいただければと思います。

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2008年08月24日

無駄なキャンペーングッズ製造は止めよう!

 今日は消防団員として、尾久宮前小学校給食ブログで給食の様子がよくわかります!)で行われた五町会連合盆踊り特別警戒に出動しました。交通整理や救急活動、入場者数のカウントを行う訳です。昨日に続き、生憎の雨でしたが、各町会の出店とテントは校庭に。盆踊り自体は体育館で実施。
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 盆踊りへの寄付一覧が張り出して有るのですが、荒川区役所から「オリンピックバッジ」が500個とのこと・・・。もちろん、これは荒川区で作っているのでは無く、東京都から渡されたものを荒川区が捌いているという感じです。一つの盆踊りに500個寄付され、その会場で関係者や来客へ配られる訳ですが、荒川区だけでこれだけの盆踊りや縁日が有り、同様のことが東京都全体だと・・・。また、こうしたグッズの配布は他のイベントでも良く見受けられますが、一体、どれだけの費用をかけているか、また、その費用を本来行うべき地域の為の事業に使えれば・・・と思うと、改めて「オリンピックの東京招致の無駄」(参考ブログ記事:8月13日)を追及せねばと思います。
 石原都知事のオリンピック招致に関する記者会見を見ても、益々、招致する意義が分りません・・・。

 いつも思うのですが、行政や団体が作る、無駄なキャンペーングッズ、もういい加減止めませんか?例えばこちらのブログの8月23日の記事に書かれている栞もそうですし、以前区が主催して行っていたゴミのポイ捨て止めようキャンペーンではスローガンを書いた団扇が街頭で配られていたっけ・・・。団扇はあらゆるイベントで配られており、もう数十枚有るよという家庭も珍しく有りません。そこに団扇を「ゴミのポイ捨て止めよう」キャンペーンで街頭配布する感覚に、正直、衝撃を受けました。行政や関連団体が作るものだけでも多くの種類の無駄と思われるキャンペーングッズが有り、一体、どれだけの税金が浪費されているか・・・。
 こうした点について、以前も指摘しましたが、今後も議会において糺していきたいと思います。
 
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 雨降りで水たまりのできたゴム舗装の校庭は多くの児童のスケート場(スライディングしたり、スケートと紛うような遊びをしてました・・・)。当然、全身びしょぬれです。子供はこうでなくちゃ!
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 3階体育館での盆踊りの様子。金属製の外付けの階段には滑り止めが足元に皆無。「雨で滑りますので、手すりを持って上り下りして下さい」と通る人に声掛けをします。
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 「滑りやすい階段で滑り止めも無い。」ということが消防団員として活動していた際に知ることができましたので、今度は議員として「滑り止めの設置」を担当に求めて参ります。

 雨がかなり強く降りだした21時頃、3時間半に渡る警戒が終了。

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2008年08月23日

区長へ予算要望書を提出 その2

 昨日提出した予算要望書の内容について、昨日のブログ記事に続いての報告です。

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 昨夜は写真の通り、荒川遊園グランドで開催された盆踊りにお邪魔してきました。今日は諏方神社のお祭り(下記写真)や夜は政務会合2つと盆踊り(雨でしたが・・・)に。
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 以下、予算要望の後半部分です。
(市街地整備)
一.電線類の地中化に積極的に取り組むこと。また、その財源の確保に向け、都や国に強く要望すること。

二.一定規模以上の建築物に対しては、雨水利用・浸透設備を設置することを条例に定めること。

三.敷地の細分化を防ぐ条項を条例に盛り込むこと。


(生活環境整備)                           
一.駅周辺の自転車等の放置防止及び駐輪場の確保に努め、効果的な放置自転車対策を推進すること。民有地を活用した機械式駐輪場の整備も進めること。また、駅周辺の京成線高架下を駐輪場として区が借上げ、有効利用を図ること。料金についても、利用が拡大のため工夫すること。

二.隅田川の堤防事業を進める際に、尾久橋とスーパー堤防を徒歩・自転車通路として緩やかな坂を通じて直結するよう都と協議すること。

三.歩行者・自転車・自動車が混在することなく安全に通行することのできる道路整備を進めること。

四.荒川区内の公共施設における雨水活用・屋上・壁面緑化、太陽光・風力発電等の導入をさらに進めること。

五.違反建築に対しては、ライフライン利用の保留や違反者・業者の公表等、法的措置など厳しい姿勢で臨むこと。

六.罰則を伴う強制力の有る包括的迷惑防止条例の早期制定と厳密な適用をすること。

七.歩き煙草、吸殻のポイ捨て等への罰金適用を行うこと。

八.熊野前自転車置場等、活用が不十分な土地をバイク駐輪場として貸出を行うこと。

九.違法看板・広告設置者への罰則適用、事業者名公表など厳しい措置を行うこと。


(清掃・リサイクル)
一.食用油の回収・再生事業を区施設や民間施設を拠点に行うこと。

二.粗大ゴミの区民へのリユース機会を増やすべく、移動あるいは常設リユース品展示場を設けること。併せてネット上での情報提供も進めること。

三.粗大ゴミ収集を民間企業が行い、サービス向上とコスト削減を行うこと。

四.レジ袋使用削減に向けて商店街や大型店で一丸となり取り組める多機能共通カードを導入すること。

五.秩父や多摩等で発生する間伐材の活用を全庁的に行うこと。

六.生ゴミ処理機購入への補助を行うこと。

七.廃棄物とされている「おから」の再利用を区として組合と共に取り組むこと。


(交通体系)
一.自転車を交通体系の中に明確に位置づけ、自転車専用道路の整備を進めること。

二.コミュニティーバス「さくら」の運行経費補助を行うことで双方向化実施、乗り換え無料化、新路線の開設、AED設置等のサービス向上へ道を開くこと。

三.日暮里駅前等にベロタクシー(自転車タクシー)を誘致すること。

四.区が株主となっているつくばエクスプレスの女性専用車両は偽装表示かつ男性を一律犯罪者扱いした非常識な制度であり廃止を求めること。


(区の組織・施設等)                                  
一.職員提案にかかわる取り組みを日常的なものとし、職員内部からの発案・意識改革を進めプロジェクトチームを構成するなどして、積極的な活用に努めること。

二.区民の規範となるべき区職員の懲戒処分の指針は厳しく改正すること。

三.ACC(荒川区地域振興公社)を廃止すること。他の外郭団体の統廃合も検討すること。

四.区役所本庁舎の耐震改修の際に、屋上を緑化し区民への開放を行うこと。

(その他)
一.さつき会館、アクト二十一をふれあい館化し幅広く活用されるように改めること。

二.荒川区独自の特徴有る形をしたナンバープレートを導入すること。

三.悪質な税滞納に対して徴税を強化すると同時に、差押え品のネットオークションへの出品を行うこと。

四.重要文化財に指定された三河島ポンプ施設の見学が常時行える態勢を都に求めること。

五.各選挙における本人確認の際に身分証明書の提示を求めると同時に、チェックを厳格化すること。

六.荒川区ホームページ・又はポータルサイトに区の歴史を画像や映像も含め詳細に知る事の出来るページを設けること。

七.区が関与する各種団体の会議での議員への出席手当は廃止すること。

八.東京電子自治体共同運営サービスにおいて、現実に合った代理申請の仕組みに改善すること及び汎用性を広げるよう求めること。。

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2008年08月22日

区長へ予算要望書を提出 その1

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 今朝、区長室を訪れ、尚志会(小坂の所属する一人会派です)として平成21年度予算案に対する要望書を手渡して参りました。
 今日、明日とその内容をご報告します。合計八十三項目に渡る内容は、今までにブログに書いたものが多いですが、数が多いだけにリンクを張るのは大変・・・。関心をもたれたらキーワードで右のブログ内検索で探してみて下さい。これから議会活動を通じても実現を求めて参ります。
 
(以下、その内容の約半分。残り半分は明日の記事で)
平成二十一年度 予算に関する要望書

 新年度予算編成にあたって、誇りを持てる荒川区づくりのために、以下の八十三項目の具体的事項について実施がなされるよう要望致します。

(適正な福祉)
一.区内の介護・医療従事職員の低賃金を補填する補助策を講じること。

二.生活保護の不正受給を徹底してチェックする為の人員増員を行うこと。

三.介護保険適用サービスの範囲を拡大すること。

四.障害者雇用等をポイントとして評価する総合入札制度を導入すること。

五.議会の議事録作成等を含む区の発注事業へ障害者活用を進めるなど、障害者の雇用促進策を推進すること。区内企業が障害者の就労を進められるよう区としても支援すること。


(健康づくり)
一.全ての公共施設を敷地内全面禁煙とすること。

二.肺炎球菌ワクチン(二十三価)接種への公費補助を実施し、接種の意義の広報に努めると共に、七価ワクチン発売後は普及策・補助を講じること。

三.細菌性髄膜炎ワクチンや水痘ワクチンの接種への公費補助を実施し、接種の意義の広報に努めること

四.自殺予防対策・遺族へのケアについて区として新たに取り組むこと。


(子育て環境の整備)
一.保育園の年度途中からの入園予約制度を創設すること。

二.親への教育を行う機会を増やすこと。

三.子供用ヘルメット購入補助を行うこと。

四.母子家庭には支給され、父子家庭には支給されない児童扶養手当を
区の費用負担で父子家庭にも支給すること。

五.都の補助制度とは別枠で不妊治療への補助を行うこと。


(教育の充実)
一.小規模校の統廃合を断行すること。

二.新たな教科として「日本語」の授業を行うこと。

三.学校施設の地域への開放について公平化、透明化を図り受益者負担の原則を取り入れること。          

四.日本の文化・歴史を史実に基づいて教えること。特定の国による政治的プロパガンダの受け売りを学校教育の場では許さないこと。

五.学校間の合同部活動の実施を行うこと。

六.部活に熱心に取組んでいる学校に対し、資機材等の補助を行うこと。                              

七.夏休み期間における学校プールの地域への開放を行うこと。

八.年金教育を中学校等で行なうこと。

九.就学旅行は観光旅行ではなく就農体験など「いのち」の源に関わることに触れる学びの場とすること。

十.外国人学校保護者補助金は廃止すること。また、日本人への適用は違法であり、直ちに止めること。

十一.耐震化率百%となった教育施設について、備品の転倒等の危険防止を徹底すること。

十二.自給率向上、田園維持、食育等の観点から完全米飯給食を実施すること。

十三.学校において自衛隊活動の理解を促進する為の基地訪問や隊員インタビューなどの取り組みを行うこと。

十四.国家主権の意義を明確に教え、領土教育を実施すること。

十五.相互乗入型担任制度の導入を行うこと。

十六.悪質な保育料、給食費、教材費の滞納に対して、氏名公表や差し押さえ等の厳しい措置をとること。


(生涯学習の充実)
一.小中学校に設置されているパソコンを活用して、区民向けのパソコン講座を拡充すること。

二.図書館の開館時間延長、休館日の縮減の為の人員確保を行うこと。

三.図書館における書籍等の盗難防止策の徹底を行うこと。

四.図書館における不合理な女性専用座席を廃止すること。


(商工振興)
一.地域特性を生かした魅力ある商店街づくりを推進するため、意欲の有る個店への助成の充実を図ること。

二.区内に多数集積する資源再生産業の振興を図るため、びん・缶などの資源から再生品を生産する新たな事業を区と再生事業者の連携のもと構築すること。                  

三.フィルムコミッション事業を本格的に開始すること。

四.地元企業・商店街での職業体験を拡大すること。

五.伝統工芸技術者やマイスターが弟子を受け入れる際、技術の伝承を支援する意味から一定の費用負担を行うこと。


(危機管理・震災対策)
一.広域避難場所が発災時にその機能を発揮できる体制を整備すること。

二.区内の医療資格保有者の把握を行い、災害発生時に速やかに協力を得られる体制を整えること。

三.AEDをコンビニ等夜間も使うことができる場への設置を進めること及び設置場所の周知を広く区民に行なうこと。

四.家具の転倒防止器具設置に対する補助の実施及び、災害弱者に対しては出張設置を行なうこと。

五.防災センターを活用して広く防災講習会を実施し、防災意識・技術の向上に努めること。

六.耐震改修工事等の実施者に対して、震災発生後の一定の損害補填を約束することで耐震改修を促進すること。

七.耐震改修工事の費用捻出には銀行のリバースモーゲージの活用を広報し積極的な活用を進めること。

八.大震災発生後の復興過程において、極力区内事業者で協力して復興需要に答えられるように、事前に枠組みの構築・想定などできることを
しておくこと。

九.新型インフルエンザ対策について、学校から地域において広範なPRや机上想定訓練等の取り組みを早急に行うこと。

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 区長室の入口には160冊の絵本が展示してあり、区職員が借りられるようになっています。これは こちらの区長の区政報告の記事にあるように、柳田邦男氏の「絵本は生涯に3度読む機会が有る」との言葉を参考に、大人でも絵本に触れる機会をということで設置されたものです。

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 議員も借りて良いとのことでしたので、この3冊を娘に読み聞かせるべく借りて参りました。
 
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2008年08月21日

当り前の改革を・・・。

 議会において、常識から外れたことが平然と続いていることの一つです。平成19年12月9日のブログ記事を読んでいただければと思いますが、長期間に渡って働かない議員への、満額報酬支給。

 8月19日の読売新聞の記事から以下、引用します。
(以下、引用)

長期欠席13議員に報酬は満額支給、全国12県市で

 全国の47都道府県と17政令市のうち12県市が、2003〜07年度の本会議・委員会を半年以上(休会期間中含む)欠席した13議員に対し、議員報酬を全額支給していたことが、読売新聞の調査でわかった。

 減額規定を設けていないためだが、13議員に支払われた額は、月ごとの報酬とボーナスに当たる年2回の期末手当を合わせて1億6400万円に上る。自治体財政が厳しさを増すなか、実働時間に合わせた議員報酬のあり方が問われそうだ。

 議員報酬は各自治体の条例で定められており、沖縄、秋田両県議会事務局は「条例を改正しない限り、支給せざるを得ない」と説明。「公務員や会社員と違い、議員は非常勤。本会議や委員会を休んでも議会外で議員活動をしているかもしれない」(和歌山県議会事務局)という意見もある。

 一方で新潟、福岡、大分の3県は、条例に減額規定を設けている。福岡県は定例会を2回以上連続して全休するなどしたら報酬を支給せず、ほかの2県は一定期間出席しないと50%削るなどする。

 国や自治体の職員が欠勤した場合は、一般職の職員の給与に関する法律や条例で減額が定められている。ただ、国会議員には減額の取り決めはない。
(以上、引用終わり)

 こうした体たらくの議会では、行政に厳しい姿勢など取れるはずも有りません。荒川区議会においても、常識に則った規定の整備を求めて参ります。
  
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2008年08月20日

福島地検なる国家機関が医療崩壊を促進!

 福島県立大野病院での帝王切開手術を受けた方が亡くなった件について、今日、無罪判決が出ました(関連報道記事は多数)。 

 この件について、様々な情報を集めて見ると・・・。まず、無罪判決は当然な上、福島地検という国家機関が素人判断で刑事訴追を行い、全国の医療関係者の意欲を削ぎ、医療崩壊を促進していることに怒りを感じました。この裁判は死亡した方の遺族が「民事事件」として訴えたのではなく、福島地検が「刑事事件」として訴えたことは、本当に驚きを感じると同時に理解に苦しみます。

 以下、この問題について分かり易く解説している こちらの産科医のサイトから引用します。この医師の問題意識、その通りだと思います。平成18年に加藤医師が逮捕された際の記事です。

癒着胎盤での帝王切開は未経験…逮捕の産婦人科医

 福島県大熊町の県立大野病院の産婦人科医師○○○○容疑者(38)が業務上過失致死と医師法(異状死体の届け出義務)違反容疑で逮捕された事件で、○○容疑者が数多くの出産に立ち会っていたものの、今回死亡した被害者のように、子宮と胎盤が癒着している状態での帝王切開手術の経験はなかったことがわかった。

 県病院局によると、○○容疑者は、医師免許を取得して9年目の中堅医師で、2004年4月に同病院に赴任後、唯一の産婦人科医として年間200回の出産に立ち会っていた。

 しかし、「癒着胎盤」の状態で帝王切開が行われたのは03、04年度、産婦人科がある4つの県立病院で今回のケースが唯一で、○○容疑者も経験がなかったという。

 県は昨年1月、専門医らで作る調査委員会を設置。同3月に、事故の要因を「癒着した胎盤の無理なはく離」「対応する医師の不足」「輸血対応の遅れ」などと結論づけ、遺族に謝罪していた。県は遺族と補償問題について交渉中という。

 会見した秋山時夫・県病院局長は、警察へ届け出なかったことについて、「当時、医療過誤という判断はなかった」と釈明した。

(読売新聞) - 2月19日0時30分更新

************私の感想

 癒着胎盤は非常にまれで、事前の予測は不可能なことがほとんどです。正常の妊娠経過で正常の経膣分娩後であっても、児の娩出後に胎盤が剥がれず大量出血が始まれば、そこで初めて癒着胎盤を疑い、緊急で子宮摘出手術を実施しなければなりません。その際には、大量の輸血も必要ですし、手術中に大量の出血により母体死亡となる可能性も当然あり得ます。

 どの癒着胎盤の症例でも、児が娩出する前には癒着胎盤を疑うことすら不可能の場合が多いです。今回報道されている事例は、帝王切開ですから、当然、手術前には癒着胎盤の診断がついてなかったと思われます。手術中に、児を娩出した後、胎盤がどうしても剥離しないで大量の出血が始まり、初めて癒着胎盤とわかったと考えられます。大量の輸血の準備をして帝王切開に臨むことは通常ありえません。また、帝王切開は腰椎麻酔で実施されることが多いですが、大量の輸血の準備もなく、腰椎麻酔のままでは、帝王切開から子宮摘出手術に移行すること自体が非常に危険です。麻酔科医がその場にいなければ、手術中に腰椎麻酔から全身麻酔に移行することも不可能です。

 ですから、今回の事例では、誰が執刀していても、母体死亡となっていた可能性が非常に高かったと思われます。帝王切開をしてみたら、たまたま癒着胎盤であったケースで、母体を救命できる可能性があるのは、いつでも大量の輸血が可能で、複数の産婦人科専門医が常勤し、麻酔科医も常駐している病院だけだと思います。そういう人員・設備が整った病院であっても、帝王切開中に突然大量の出血が始まれば、全例で母体を救命できるという保障は全くありません。

 今回の事例は、術前診断が非常に困難かつ非常にまれな癒着胎盤という疾患で、誰が執刀しても同じく母体死亡となった可能性が高かったのに、結果として母体死亡となった責任により執刀医が逮捕されたということであれば、今後、同じような条件の病院では、帝王切開を執刀すること自体が一切禁止されたと考えざるを得ません。

 産科診療に従事していれば、母体や胎児の生命に関わる症例に遭遇することは日常茶飯事です。我々は、この生命の危機に直面した母児の命を助けるために帝王切開などの危険な緊急手術を日常的に実施していますが、手術の結果が常に患者側の期待通りにいくとは全く考えていません。産科では、予測不能の母体死亡、胎児死亡、死産は、一定頻度でいつでも誰にでも起こり得るという事実を全く無視して、結果責任だけで担当医師が逮捕される世の中になってしまえば、今後は危なくて誰も産科診療には従事できません。今後の産科診療に非常に大きな影響を与える重大事件だと思います。
(以上、引用終わり)
 
 加藤医師が無罪になったことは当然ですが、懸命に仕事をしたにも関わらず犯罪者扱いとされ、仕事を信用を失い、他にも多くのものを失ったことでしょう・・・。このような「刑事訴追」の横行を許してはならないと、一国民として強く申し上げたいと思います。

 例えて言えば、人質を取られて立てこもっていた犯人のいる建物に警察が最終的に突入して、人質が殺されてしまった。その警官に対して、「おまえのせいで人質が死んだ」と検察が警察官を刑事訴追するようなもの。
 人質が死んだ原因となった「不手際」は、事後的になんとでも言えますよ・・・。現場検証を詳細にした結果、「犯人の右側から近づけば、犯人に気付かれなかったかもしれないのに、左側から行った。だから人質は死んだんだ!」と。事後的にそう言えても、その場でそうしなかったから刑事訴追しますか?こういうケースで。

 そもそも、出産も医療行為も「リスクが有る」という前提を社会が忘れているか、敢えて見ないようにしているように思えて仕方が有りません。


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2008年08月19日

米食や食育について考える場所

 今日の夕方、用事のついでに有楽町の東京国際フォーラム内にある「ごはんミュージアム」を見学してきました。平成20年2月に行った代表質問においても、完全米飯給食の実現を求めた小坂としては、米飯推進の為の施設と聞き、以前から寄ってみたいと思っていた場所でした。
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 様々なイベントの告知が入口に。年中無休で入場無料。午前11時〜午後8時まで開館。ブログも有ります。簡単な紹介

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 館内はこうした説明の展示も有りますが、直接視覚に訴えるものも多かったです。「ごはんミュージアム」はお米の消費量拡大を目指してJA(全国農業協同組合中央会)が平成18年10月に設けたものです。大阪と福岡にも有ります。

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 館内には稲も育ってます。館内の詳細は「ごはんミュージアム」HP内の「コーナー紹介」をご覧下さい。

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 箸の正しい使い方や食事の作法の体験ができるコーナー。様々なものをお箸で摘まんで隣に移すゲームもできます。
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日本全国のご当地おにぎりの紹介。

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 予約制ですが、60分1000円でお米を原料にした化粧品やエステ品が使えるコーナー。こうした用途でもお米を大いに使って欲しいですね。
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 食育や米食、日本の食文化についての書籍が集められた図書室も。テーマに沿った幼児向けの絵本も有りますので、小さなお子さんと来ても楽しめます。
 ここで少し読んだ本に「戦後の食生活の洋風化は自然にそうなったのではなく、米国政府の莫大な費用をかけたテコ入れによって誘導されたもの。それに協力した御用学者(米飯食だと頭が悪くなるとか主張していたそうな・・・)の責任を問うべき。」と。この件について小坂も研究してみたいと思っています。

・戦後の「栄養改善改善運動」の資金提供元は米国。(参考記事!)

食生活の西洋化は米国の余剰小麦在庫を処理すると同時に小麦輸出国にする為の活動の結果・・・。
 

 さらにお勧めなのが館内に併設された「レストラン ごはんcafe」。各地のおいしいお米が召し上がれます、とのこと。デザートも米から

 また、売店では、お米から作られた様々な製品が(参考記事)。米食推進!という方はもちろん、食の在り方や食育について考えてみたい、という方、一度訪れてみてはいかがでしょうか?有楽町駅前ですので、待ち合わせスポットとしても活用できます。

 食糧自給率を上げるには、米飯の推進が不可欠ですし、日本人に適した食生活を取り戻すことにもなります。

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2008年08月18日

月曜開館、ご利用下さい!

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 今週末は日暮里の諏方神社のお祭りです。各地での盆踊りも多数
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 今日は月曜日で荒川区立図書館の休館日ですが、夏休み特別開館といことで開いてます。月曜開館の状況はどうかな?と思って覗いてみましたが、やはり来場者は少なかったです。折角開けるのであれば事前の広報を徹底しなければなりませんね・・・。
 基本的に過去の委員会で、図書館の開館時間の延長や休館日の削減を主張した者として、こうした取り組みは大歓迎です。来週の月曜日(25日)も開いてますので、どうぞご利用下さい。

 今日の健康診断でも両目の視力が1.5!昨年末までは0.2だったのですが、12月に品川近視クリニックで近視矯正手術(もちろん日帰りですし痛くない)を思い切って受けて世界がはっきり見えるようになりました。本当にお勧めです。ホームページ割引よりもさらに割り引かれる割引券なども手元に有りますので、上記リンク先を熟読していただいた上で興味を持たれた方はご連絡下さい。

 今週の金曜日に西川区長に対して尚志会(小坂の一人会派)予算要望書を渡す約束をしておりますので、その最終的な取り纏めの最中です。

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2008年08月17日

防災について考える機会が多数

 7月31日のブログ記事に書いた荒川区地域振興公社の不祥事、記事中にあるように、「この不祥事を公社のHP等で謝罪すべき」と小坂が主張しても「本人が反省して退職したことなので、公表する気は無い」と答弁していましたが、いつの間にかこちらの通り、謝罪文がトップページに掲載されています。きっかけは、産経新聞の8月7日の報道記事でしょうが、最初から公表しておけば良いものを・・・。
 
 さて、5月15日のブログ記事に書いた通り、区の総合震災訓練が9月7日(日)に以下の場所で行われます。
 ・荒川遊園運動場
 ・東尾久運動場(尾久の原公園の西側)
 ・サンパール通り
 ・第一中学校校庭
 ・日暮里南公園
 ・都立汐入公園

 また、東京都においては、初めての試みとして、「耐震キャンペーン」として、8月30日〜9月15日まで、こちらに記載の通り様々な催しを企画していますので、お時間が許せば、是非、ご参加を!

 また、余談ですが、8月25日の午前10時に都電荒川車庫にて、消防団員募集のラッピング電車の出発式も予定されており、小坂も消防団員として出席する予定です。こちらのブログによれば、都バスにおいても同趣旨のラッピング車が走るようです。

 北京オリンピックの開会式での様々な偽装(詳しくはこちらとリンク先をどうぞ)が明確に示すことは、中国共産党がやることは全て信用がならないということです。世界に放送される開会式ですら、うわっつらだけ取り繕う程度の偽装するのですから、あらゆる分野、例えば公式統計(発表された軍事費の数字など、誰も信用していませんが、他の分野のあらゆる数字も信用ならない)や歴史資料(政治プロパガンダの為の捏造ではないかとまず、疑ってかかるべき)、報道発表などなど。
 間違っても彼らの発表を鵜呑みにした上で、現状を把握したつもりになるなどといったことは、責任ある立場の人間のすることではありません。中国共産党支配地域のこうした特性を忘れずにつきあっていかねばなりません。

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2008年08月16日

同世代の市長の活躍に期待!

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 写真は写真だけ早めに撮影した娘の七五三写真。つい掲載してしまいました。言われる前に謝っておきます。「親馬鹿でごめんなさい・・・」。

 さて、昨日、靖国神社に地方議員連盟として共に参拝した港区議会議員山本へるみ氏のメルマガで知ったのですが、7月27日の益田市長選挙において35歳(小坂よりも年下・・・)の全国最年少の市長が誕生したそうです。三選を目指す現職を破って。その名も福原慎太郎氏。保守の心を持った市長だそうです(政策)。

 こちらに掲げている主要施策も現場でどのように具現化していくか、興味深々。「女性を副市長に登用」という施策が有りますが、先に女性ありきは、ちょっと違うのでは?副市長として適任な人物を選び、その人物の性別が男性であろうが女性であろうがそれは単なる結果、という姿勢が必要だと思いますが・・・。

 島根県益田市の今後の改革の行方をネット上(福原慎太郎 新市長ブログ)からも見守っていきたいと思います。

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2008年08月15日

靖国神社を同志と参拝

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 今朝は「靖国神社に参拝する地方議員の会」の一員として数十名の地方議員と共に靖国神社へ参拝。

 その後、7月16日のブログ記事で呼びかけた靖国神社の昇殿参拝、17名の方と共にできたこと嬉しく思っています。皆様と共に昇殿し代表で玉串を捧げて参りました。

 大東亜戦争をはじめとする多くの戦いで、日本の行く末を憂いながら亡くなった方への感謝の気持ちを示し、区議会議員として英霊から見られても恥しくない活動をしていくことを誓いました。まずは、現在、教育の現場のみならず、社会全般にも蔓延している偽装された歴史が日本社会を根底から破壊していることを広く問題提起し、多くの仲間と共にその現状を打破していこうと誓いました。

 自分自身の価値観が存在しない福田総理には何も期待しません。一秒でも早く退任していただくとともに、新たな総理には、歴史と国益を真正面から見つめ、日本としての価値観を国民にも世界にも明確に示す方に就任していただかなければならないと考えます。

 昇殿参拝をした方々で都合のつく方と昼食とりながら、意見交換をし、健康な体であることに感謝しながら129回目の献血をして荒川区に帰って参りました。

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2008年08月14日

南千住7丁目の商業施設概要

 遅ればせながら、田端駅前の駅ビル「アトレヴィ田端」を見てきました。田端駅周辺では従来満たしにくかった需要をよく把握して完成させたという印象を持ちました。

 さて、1月19日のブログ記事に書いた南千住7丁目のポンプ場跡地に出店予定の商業施設ですが別の事業者が出店予定です。

 区に対して、荒川区大規模商業施設出店に伴う地域環境保全のための要綱に基づいて、設置者である大和リース鰍謔闃ツ境影響説明書が提出されましたので、出店概要をご報告します。

★店舗の名称 (仮称)くすりの福太郎 荒川南千住店

★敷地面積 約1572平米(南千住7−23−9

★建物構造 鉄骨造、地上1階
建築面積 約800平米
店舗面積 約652平米

★営業開始 平成21年7月25日

★取扱品目 薬、化粧品、日用品、食品

★営業時間 午前9時〜午後10時45分

★来店見込客 平日500名、休日600名

★駐車場=18台 駐輪場=44台(いずれも平置き)

 こうした大型店の出店に、小坂は反対の立場は取りません。大型店を使いたい買い物客もいれば、商店街で買いたい買い物客もいます。それぞれが、競い合ってサービスを向上していくべきと思います。

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2008年08月13日

東京オリンピック招致に反対!

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 写真は何かのイベントの際に渡された封筒に入っていた「オリンピックの東京招致ピンバッジ」。同じ趣旨のシールも数枚入っていましたっけ・・・。一度も身につけたことは有りません・・・。

 無節操に北京オリンピック開会式にのこのこ出席した石原都知事が、躍起になって進めているオリンピックの東京招致に、小坂は明確に反対致します。

 4年に一度、開催するオリンピック、各選手の情熱や努力には敬意を表したいと思いますが、本当に必要なのでしょうか?各スポーツ競技毎に「世界大会」がそれぞれ開かれています。各競技内での競い合いはそこですれば良い訳です。全ての競技種目の選手が一同に会して競い合う為に、莫大な利権と環境破壊、人権侵害が生じているのは、北京オリンピックに限ったことでは有りません。

 オリンピックが「平和の祭典」ということが幻想であるのは北京オリンピックを見ても明白です。東京に招致するかどうか以前に、オリンピックというもの自体、必要なものか原点から問い直す必要が有ると思います。オリンピックの東京招致に関する議論を見ていると、「オリンピックは4年に一度開催するのは当然」といった前提で議論が行われていますが、根本を問い直す必要があると思います。

 この根本からして、小坂の意見は「オリンピックの開催自体不要」です。

 また、オリンピックを4年に1度開催する前提にしても、東京に招致する意味が無いどころか有害なだけで、招致にも当然反対です。理由をいくつか。

・国威発揚にオリンピックを東京(日本)で、という発想自体、貧困。日本人が日本に誇りを持つ為には、捻じ曲げられた歴史ではなく、史実に基づいた正しい歴史を学ぶことや、公の為に働く人(歴史上でも現存の方でも)の努力を正当に評価し国民も知ること、等やることがあるのではないか?

・招致と開催の為に費やす費用と共に社会的労力を、国民生活に密着したことに使うべき。特に招致にかける費用と労力は無駄に終わると予想される。

・「オリンピック開催で都市整備を進める」と言うが、国民がそのようなことを望んでいるとは思わない。晴海に7万人収容のスタジアムを作る?そんなことより、少年や大人が身近にスポーツを練習できる場所を作るべきと思う。例えば、硬式野球の練習場。軟式野球と異なり高いフェンスや広めのグランドが必要な為、練習できる場が都内では限られており、多くの団体が練習場所を求めている。あまりに足りないので、時々、車で茨城県のグランドまで練習にいっている団体を知っています。そのグランドでさえ、今は予約しにくくなったとか。巨大なスタジアムを作ってもその後、十分活用されるとは思えません。それより、硬式野球のグランド(小坂がたまたま知っている一例ですので、他のスポーツ施設で足りないものも含め)をきちんと整備するといった地道なスポーツ振興をすべき。

 都の施設に行けば、あちこちにオリンピック招致のポスターやノボリ、横断幕が掲げられ、商店街を歩けばそうした旗がひらめいている(都から支給)。都民の意向も無視しての公金の流用はこれ以上止めていただきたいものです。

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2008年08月12日

肺炎球菌ワクチン接種に公費補助を!

 墨田区のホームページ昨日掲載されたこちらのページにあるように、肺炎球菌ワクチン接種への公費補助を墨田区も開始しました。

 「肺炎球菌」は聞きなれない言葉かもしれませんが、肺炎の大きな原因の一つであり、ワクチンを接種すると肺炎の予防に大きな効果が有ります。

 日本では、生涯に一度だけ接種(二十三価不活性ワクチン)できるとされており(この「一度だけ」というのもおかしいという指摘が!)、主に高齢者向けに接種をする例が多いようです。

 「高齢者の慢性肺疾患患者にインフルエンザワクチンを接種したところ、接種しない場合に比べて入院リスクは52%、死亡リスクは70%低下。さらに肺炎球菌ワクチンも併用すると、入院は63%、死亡は81%軽減できることが報告されている。」

 「米国では、インフルエンザワクチン同様、65歳以上の人に接種を強くすすめている。その結果、現在65歳以上の50%がワクチンを接種し、2010年には90%をめざしている。一方、わが国の接種率は2%未満にとどまっている」

 「自治体によっては費用の一部を公費で助成し、高齢者の肺炎を予防しようというところもでてきた(表)。全国で初めて補助に乗りだした北海道瀬棚町では、結果として町の医療費削減を実現した。今後さらに同様の自治体が増えれば、感染リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人には朗報である。」

 上記のような情報を始め、詳しくはこちらのページに書いて有りますので、是非、お読みいただければ幸いです。


 肺炎球菌ワクチンへの公費補助を行っている自治体は増えており、23区内で検索してみても、すぐに以下の自治体の公費負担紹介ページが出てきましたのでご紹介しておきます。

 ・墨田区
 ・目黒区
 ・千代田区

 また、肺炎球菌ワクチンも様々な種類が有り、低年齢児には効かない現在の二十三価ワクチンではなく、低年齢児にも有効で重篤化を防げる七価ワクチンが昨年、承認申請されていますので、承認後、広く接種が可能になった際には七価ワクチンへの対応も併せて行う必要があると思います。

 過去に何度か書いた細菌性髄膜炎の原因の二番目は肺炎球菌なのですから・・・。
  
 
 細菌性髄膜炎の定期接種が行われていない唯一の先進国、日本。「予防接種」=悪いもの、怖いものという意識が植え付けられている日本。その一方で、接種さえしておけば病魔に苦しまずに済んだ多くの患者が存在し、接種さえしておけば亡くならないで済んだと思われる方々も多数。接種さえしておけば、かける必要の無かった医療費も膨大なものでしょう。

 上記のような点に加え、新型インフルエンザ流行時の、合併症を少しでも抑える意味からも肺炎球菌ワクチンの普及は有意義と考えます。半額程度の公費補助を行う仕組みを作り、その広報を通して、ワクチン接種の意義も広めることができます。荒川区においても、肺炎球菌ワクチン接種への補助を始めるべき、と予算要望や議会での質問を通じて求めていきたいと思います。

small_ribon.gif肺炎球菌枠エチン接種推進の為、公費補助や広報を推進すべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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