東京ビッグサイトで8日から開催されている「危機管理産業展2008」に参加し、荒川区の震災対策や新型インフルエンザ対策に役立ちそうな取組みや製品を調べて参りました。314社が出展。
平成17年度に参加した際のご報告(平成20年10月22日のブログ記事)はこちらです。
入口付近ではまず、官公庁の展示。東京都、自衛隊、消防庁、海上保安庁などなど。
自衛隊の展示ではイラク派遣団が危険任務に就く際の防弾ベスト等を試着させていただきました。このベストだけで14kg。他の装備も併せると20kgにも上るそうで、そうした装備を着用して炎天下での任務、本当に頭が下がります。
それぞれの写真の説明はリンク先も是非、見ていただければと思います。
高齢者や障害者を階段から避難させる際に使う器具。こうした器具を自治体で購入し、集合住宅に貸し出しているところも有ります。
浸水対策によく使われるのが土嚢です。大雨の予想が出ている時に区内の方から要請が有れば荒川区の土木部から土嚢をお届けします。大雨が過ぎたら回収に伺うのですが、土嚢は重くて嵩張り、その都度、砂を出さなければならない課題が。
この製品は、畳めば写真内の左奥の白い物体の大きさ、広げれば土嚢無しで浸水を防ぐシートになります。
おんぶ作戦で避難する際に使うおんぶ紐。
緊急地震速報展の報告記事に書いた災害対応自販機設置とエレベーター内備蓄をセットにしたもの。
エレベーター内に閉じ込められた時に使うトイレ。普段は椅子や非常用品の備蓄場所に。
泥水からも飲料水を作れる浄水機。手動でレバーを1秒に1回倒すことを繰り返し、一つのカートリッジを交換するまでに4000リットルの飲料水を作り出せます。電気等の動力が一切不要なのが震災時にも力を発揮するポイントかと。
新型インフルエンザウィルス等を外に出さずにこの中で診察をする陰圧テント。
様々な消防特殊車両。
平面に折りたためるヘルメット「タタメット」。保管場所に困りません。強度は通常のヘルメットと同じ。
震災後の移動手段には河川を活用した小型船舶も有効。
保管がしやすい折り畳み式マットレス。浮きマットや腰掛けにも活用可。
ここで、デジカメのバッテリー切れ。写真での報告に変えて、以下のリンク先の製品は荒川区でも多いに参考になると思ったものの一部です。詳しくはリンク先説明をご覧ください。
・段ボールを使った避難所でのプライバシー確保等
・階段避難用のイーバックチェア
・新型インフルエンザで出た死者を保管する袋「セレモバッグ」。自治体で備蓄をするところも出てきています。
(参考記事:小坂の本会議質問)
・新型インフルエンザ感染者を看病する際の感染を防ぐアイソレーター
様々なブースで伺った話や事例を、今後の議会審議や危機管理担当者との話の中で役立てていきたいと思います。
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