2008年10月12日

週刊新潮の取材(猫・カラス屋敷)

 10月16日(木)に発売される週刊新潮の巻頭白黒グラビアに、7月9日のブログ記事に書いた東日暮里のカラス・猫屋敷の現状を説明する小坂のコメントや現地報告が2ページに渡って掲載されますので、御覧頂けると幸いです。

 取材はこんな感じで進みました。
 9月23日 取材依頼を受ける。
 9月26日 記者と面談し、迷惑行為の現状と条例制定の背景を説明後、東日暮里のカラス・猫屋敷と町屋のゴミ・猫屋敷を現地説明・取材。 
10月10日 午後4時 別の記者と取材の打ち合わせ・現状説明。
10月11日 午前3時半〜6時半 カラス・猫屋敷の現地取材を共同で行う。
10月12日 午前3時 〜5時  現地取材を前日に引き続き行う。迷惑行為人との対話は以下の記事で。

 迷惑行為を規制する条例の原案については、こちらの参考記事をご覧いただければ幸いです。(9月19日のブログ記事9月21日のブログ記事

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 11日午前3時半、屋敷前に着く前に各地に餌がばら撒かれているのを確認、数十か所に上ります。 

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 水道制水弁の蓋の上にも。12日も全く同じ場所で生肉を確認しましたので、毎日決まった場所に撒いているようです。

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 カラス・猫屋敷の庭。

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 撒いているのは鳥のササミ肉など。こうした餌の前でずっと張っていると、食べに来る順番が決まっているようです。

 まず、真っ暗な時間には「猫」。「猫」が去り空が白み始めると「烏」が食べに来ます。空が明るくなり「烏」が去ると今度は「鳩」が数十羽集まり、やがて雀も・・・。

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 自宅前には「カリカリ」のキャットフード。

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 深夜にこうした生肉をあちこちに撒く行為は現状では規制の手段が有りません。区の担当者も度々、話し合いに行っていますが、こうした餌やりを止めることも、改善することも有りません。

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 午前3時前からカートを押して、各地で猫(結果として烏にも)に餌を撒き、6時頃帰ってきます。本人に聞いた話では、撒いている餌は毎日1万円程度(ササミやマグロ、キャットフードなど)で「月間30万円もかかるが、猫が好きなので撒いている」とのこと・・・。

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 12日の小坂と迷惑行為者(以下、「迷」と表記)のやりとりは以下の通りです。このやり取りを見て分かるように、罰則無しにこうした確信犯の行動を変えることなどできる筈も有りません。

小坂:深夜に餌を撒いて、カラスや猫が多数集まってきている。近隣の迷惑を考えて止めてもらえないか?
 また、地域猫という形で餌の管理をしながら避妊・去勢手術をしたりトイレのしつけ・管理をしている団体も有るが、そうした団体の方と活動をしてはどうか?
迷:俺は猫に餌をやっているんだ!烏は勝手に食べに来ているだけ。石原(都知事)が悪い!カラスを撲滅すると公約しながら、公約を守ってないだろ?地域猫?知るか?

小坂:近隣の方の迷惑をどう考えるのか?こうした行為を続けていると、荒川区で原案を作った条例で来年4月からは罰則を課す対象になるが、考え直して欲しい。
迷:近隣の苦情など聞いていない。そんなの無いよ!まあ、マニアみたいなのいるからな・・・。すぐに警察とか区に苦情を言う「通報マニア」みたいなの。そんなの知るか!

小坂:それはマニアではなく、当り前の苦情です。無責任な餌やりで住環境を破壊するのは許しませんよ、区も議会も!
迷:うるさい!猫に餌をやって何が悪い!俺が来るのを待ってるんだよ!こんな条例、憲法違反、人権侵害で裁判に訴えてやる!区もお前もだ!俺は◎◎大学の◎◎学部を出て賢いんだ。条例で罰金?結構だ、戦ってやるよ!

小坂:近隣の方の声をもっと聞いてもらえませんか?
迷:うるさい、ついてくるな!裁判でも何でもやってやるから、覚悟しろ!

 と振り払って逃げて、再び猫に餌撒きすべく、カートを押して進んでいきました。

 ここまで大規模な餌撒きでなくとも、数ヶ所に撒き、行政や近隣への対応が上記と同様の事例は相当数存在します。そうした、確信犯には、地域猫の案内をしながらも、罰則により再考を促し抑止効果を挙げる必要が有ると改めて確信致しました。

small_ribon.gif迷惑行為を規制する条例には罰則は不可欠!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(141) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする