2009年11月13日

絶句!税金で役所が毒物をばら撒くとは・・

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 今日は午前中は役所で打合せと調査。午後は小雨が降りましたが自転車に合羽を着て(傘さし運転は違法ですよ!)地域を回らせていただきました。

 写真は区役所前で並木にイルミネーションを設置しているところです。冬の到来を感じさせます。

 今日のブログ記事のタイトルを御説明しましょう。路上生活をしている人が一時的に入居をして、自立への道筋をつける為の施設に「路上生活者緊急一時保護センター」(以下、センターと略します)というものが有ります。東京二十三区が共同で運営しています。運営主体は特別区人事・厚生事務組合となります。当然のことながら荒川区もその一翼を担っている訳です。

 センターでは、現金の給付などは一切無く、食事や日用品も現物支給です。その現物支給の内訳で驚いたものが有りました。

 煙草。こちらのページに詳しく記載されている通り、完全に中毒性の毒物です。

 センターでは毎日、昼食の際に「嗜好品」を現物支給するそうです。その際に選択で「ジュース類・お菓子」か「煙草」が選べ、煙草を選ぶと毎日、支給されるそうです。

 23区が運営している5つのセンターの定員は454名で「煙草を選ぶのは5割以上」で年間365日で計算すると・・・。計算すると定員一杯で無くてもすさまじい量の煙草(毒物)がばら撒かれている訳です。それも税金で・・・。

 「公」の存在である役所が、規制をすべき「毒物」をばら撒いている現状は早急に是正せねば、どこかの区の「生涯健康都市」といったスローガンなど絵に描いた餅です。

 小坂としては、喫煙は中毒であり、禁煙パッチや禁煙ガムを処方する選択肢こそ用意して、中毒から抜け出す生活改善を指導すべきと考えます。

 そうした姿勢で事務組合に強く抗議したのですが、「意見を受け止めて伝えていく」という姿勢しか見られませんでした。

 荒川区からも事務組合に改善を求めるように、保健所や福祉部に働きかけをしているところです。今後も禁煙地方議員連盟等を通じて、是正の動きを広げて参ります。

small_ribon.gif役所が煙草を配るなど論外、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする