2009年11月27日

地方議員年金廃止に荒川区議会は集約不可!

★こちらに記載の通り、12月1日19:30に
 西日暮里でブログ読者オフ会を開催します。
 どうぞ、御参加下さい!★


 今日は全員協議会に続き、本会議。4人の議員が一般質問を行いました。今回の第四回定例会では小坂は質問はできず、来年の2月に行います。何しろ、荒川区議会は年間に議員一人当たりの本会議での一般質問に使える時間はわずか40分間。しかも答弁を含んだ時間。必然的に年に1回しか本会議の一般質問はできません・・・。

 こうした理不尽にも著しく短時間の質問しか許されない因習を変えるべきと、度々申し上げてきましたが、未だ変わらず。

 こうした状況を親しい他の議会の議員に話すと「何だその少ない時間配分。荒川区議会議員は給料泥棒か?」と馬鹿にされてしまいました。その批判は、ごもっともだと思います。今後も、時間を増やすように問題提起をして参ります。

 さて、ブログ記事の題名に書いたのは、11月25日のブログ記事(まず、こちらをお読み下さい)に書いた「地方議員年金」の在り方について、荒川区議会の幹事長会(3人以上の会派の代表で構成され、小坂のように小会派は傍聴すらできない任意の談合組織)で意見を集約して、二十三区の特別議長会に示すと書いた件。

 議会事務局からの報告では結論としては、各論併記で返答を出すことにしたそうです。以下が返答の中身だそうです。

「地方議会議員年金に関する荒川区議会の意見集約について

 標記の件については、本日開催された幹事長会において協議を致しましたが、次のような意見が出され、集約には至りませんでした。


1 基本的には、「議員年金対策会議」で示された対案で進めるべきである。

2 廃止することとし、その具体的な方策について検討すべきである。

3 どの案にするか選択する前に、市議会議員共済会は各議会に対し、現在の状況に至った経過、原因等の説明をするべきである。その上でどのような対策を講じるかを判断すべきである。」


 小坂は25日のブログ記事に書いた通り「廃止すべき」との立場の2番に書かれた意見を出しました。

 因みに1番の「「議員年金対策会議」で示された対案」とは・・・。

●「合併影響額については、全額公費負担とする。」分かりやすく書くと、「自治体合併の結果生まれ、そして現在も穴埋めがされていない、今後20年間で1883億円に上る赤字分は税金で補填すべき」ということ。

●議員負担と公費負担の割合を6対4から5対5にする。つまり、上記の別枠の税金負担だけでなく、税金の投入割合を恒常的に1割上げるということです。

●給付水準の引き下げは行わない。つまり、現在の受給者は今まで通りの年金を受け続ける。

 こんなところです・・・。ここまでして、「地方議員年金制度」を温存する必要性は無いと小坂は考えます。何故、議員だけで構成される年金組織をいつまでも維持しようとする意見がこの期に及んでも出るのか不思議で仕方有りません。

 こうした「対案」を支持する勢力が荒川区議会にもいること、区民の皆様には良く覚えておいていただきたいと思います。

 3番目の意見などは、もっと理解に苦しみます。何故、地方議員年金が破綻しかかっているかは、「議員だけで構成される年金制度は自治体の合併や定数削減などで議員が減れば、そのままでは成り立ち得ない」ことからも議論の余地無いのですが、「経過、原因の説明を受けてから考える」とは、結論の先送り以外の何物でも有りません。正直、あきれてしまいます。

 今夜の政務会合でもこの話をしたのですが、多くの方が、あきれていました・・・。読者の皆様はどのようにお考えになりますか?

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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする