2010年12月04日

人権週間事業

 昨日の午後、サンパール荒川大ホールで行われた「平成22年度荒川区人権週間事業 講演会」に参加しました。主催は荒川区・荒川区教育委員会・荒川地区人権擁護委員。

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 「100人の村、あなたもここに生きています」をテーマに池田香代子氏の講演を聞きました。左翼活動に熱心な池田氏が、何故、講師に選ばれたのか疑問を持たざるを得ませんが、興味深い話も有り、何点かを以下、書いておきます。

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 写真は今日、自宅の有るマンションで行った防災訓練の様子です。

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 その後、マンションロビーのクリスマスツリーの飾り付け会。子供達は大喜び。居住者同士の懇親会も話が弾みました。

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 あっという間に飾り付けられたクリスマスツリー。

(3日の講演より)

 アフガニスタンで井戸を様々な村に1600ケ所を掘ったり、気候変動によって生まれた砂漠を緑に変えるペシャワール会を支えたくなり、印税収入を寄付しようとアイデアを思いついたのが「世界が100人の村だったら」の絵本を書いたきっかけ。

 最初は印税100万円を目標としていたが、多くの方に買っていただき、多額の収入を得られたが、ペシャワール会には100万円を渡して、残りは別の用途に使った。

 日本では千数百人が昨年、難民申請したが、認められたのは30人程度。欧米に比べると桁が2,3個違う単位。

 難民申請者のうち強制送還させる予定のものを強制収容所に入れている。東京の近くでは牛久市に施設が有るが22件の自殺未遂が有った。6年間閉じ込められ心が病んでしまった例も有る。そうした方々を支える費用に使っている。

 明治時代には中村屋(和菓子屋からカレー、中華まんじゅうの老舗)の創業者が中国やインドの亡命者をかくまって支援をしていた。こうした政治亡命者を受け入れる雰囲気は明治以来、有ったが、今は廃れてしまった。

 飛行機でやってくる難民は、母国で「名指しで狙われている」人達であり、政治難民。遠くから何故、日本を目指して来るのか聞くと、以下の3点を挙げる例が多かった。

1.トヨタの車の素晴らしさから日本にあこがれて来た。

2.日本のNGO,NPOは対象によって差別をしないのを現地で見て来たから。

3.日本のNGO,NPOは危険が有っても最後まで残ってくれて支援を続けてくれる。

 今の日本の若者は「悪い」と言われるが、データを見てもそのような事実は無い。歴史的にも地域的にも日本の若者は奇跡のように素晴らしい。マスコミが「若者は凶悪化している」など繰り返し流すので、誤ったイメージで洗脳をされている。

 日本の若者は「奇跡のように素晴らしい」のに、世界の中の子供達の中で「自分は良い子である」という意識が極めて少ない。

 「途上国では子供達は目を輝かせて学校に行くが、日本の子供達が学校に行く時の目は死んでいる」というのはおかしい。途上国では家にいると重労働が課されるが学校に行けばそれが無い、しかし、日本ではそうした面が無いので、一概に一面的な評価はすべきでない。

 2年前にアイスランドの通貨暴落が有ったが、エネルギーを地熱でかなりまかなっており、石油の輸入をもともとしていなかったことが幸いした。食料自給の取り組みをしっかりと進めるべき。

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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする