9日(木)から東京ビッグサイトで三日間にわたって開催されている日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2010」を見学してきました。実に多くの先進技術や事例の展示・説明が有り大いに学ばせていただきました。
写真は茨城県のつくば市で進められている「緑住農一体型住宅地」(説明はこちらをご覧下さい)の模型です。個々の住宅地は109坪だとか。広い!
緑豊かな景観が整備された「景観緑地」のある街。土地所有者が区画道路に面して連続的に緑地整備を行い、つくば市がそれを公共の緑地として借地するものです。
土地所有者が維持管理を行う景観緑地を満喫し、緑豊かな街の暮らしを堪能できるとのこと。
「環境問題を学ぶカルタ」も展示されてました。
以前から、小坂が注目をしていた(今年の6月25日のブログ記事をご覧下さい。)富山市のコミュニティーサイクル(説明はこちら)の取り組み。担当者の方から詳細をお聞きしました。
事業の主体は民間企業ですが、事業立ち上げの設備投資に市から補助を出したとのこと。後の運営は民間事業者の自主運営。荒川区のコミバスさくらも同じような枠組みでの実施です。
登録制のコミュニティサイクルの登録者は約800名。地域の要望としては、中心市街地だけでなく、郊外への拡大、観光客も気軽に使える一日パスの創設なども求められているとのことです。
エコプロダクツには昨年(報告ブログ記事)と一昨年(報告ブログ記事)にも来ていますが、家族連れでの来場者もとても多いです。環境問題の紙芝居にも子供が真剣に見入っていました。
バングラディッシュやインドで多く生産されている「ジュート」。とても環境に優しい上にとても強い素材で、多くの分野で活用されています。写真の手前の日本国旗は「日本の援助米を入れる袋」。軽くて丈夫で通気性が良いので使われているそうです。
3〜5月に種をまくと7〜9月に2〜3mにすぐ成長したものを刈り取り、1,2週間水につけて発酵させて繊維を取り出すとのことです。
こちらはコミュニティーサイクルやレンタルサイクルに電動自転車を使う際に、太陽光発電で充電するシステムの展示。
空間を立体的に使った栽培の提案。イチゴが大きく育ってます。
太陽電池を使った発明のアイデアの展示と実際にモデルをつくられたもの。車のサンシェードとして使うと蓄電され、それを電源に使え、しかもサンシェードをたたむとバッグにも早変わりするという優れモノ。
一部をご紹介しました。
七百数十もの展示ブースをじっくり見る時間が無く残念でしたが、ここにはとても書ききれない素晴らしい取り組みや技術の説明も有りました。来年はこちらに記載の通り12月15日(木)〜17日(土)頃に開催予定で、誰でも無料で参加できますので、是非、足を運んで見て下さい。家族連れでの参加もお薦めです。
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