その資料の中で、荒川区における「一人に対して年間かけている医療費」の上位二十人について具体例が示されていました。
「事実」を知っていただく為に、概略を以下お伝え致します。一万円未満は四捨五入します。
第一位 2466万円 40代男性(主な疾病は2つ以上)
第二位 2316万円 60代男性(主な疾病は6つ以上)
第三位 1804万円 70代男性(主な疾病は9つ以上)
第四位 1785万円 60代男性(主な疾病は5つ以上)
第五位 1657万円 70代男性(主な疾病は5つ以上)
と続き、20位の1150万円まで資料では続きます。
この医療費の大部分は「健康保険」によって支払われます。この20位までのうち17人が「生活習慣病」に起因するものであり、煙草や不健康な習慣を早い段階で改善していれば、ここまで重症化していないか、発症すらしていないかもしれません。
国民健康保険料の負担を誰がどのようにするか、という議論と共に、「不健康な習慣や嗜好」が結果としてこれだけ、「保険制度という公のシステム」に対して多大な負担をかけている具体的な情報を広く知っていただくように委員会では求めました。
参考までに、上記の高額医療費の対象となっている20人のうち相当数は「腎臓透析」を受けていることが統計上推察されますが、その際は「障害者」となり障害者向けの様々な手当が支給されます。国民全体にとって医療費のみならず、こうした支出が増える訳です。
★健康の問題については、併せて、平成21年10月10日のブログ記事も是非ご覧ください。★



