2011年02月25日

中学生が主体的に取り組む介護教育(ヘルパー3級取得)

 今日も予算特別委員会。各議員が一人あたり52分(答弁時間を含む)の持ち時間で、自分の問題意識のある事項を自由な時間配分で使えるようになっています。

 今日はずっと総務費。大会派の質疑がひと段落してから小会派が質疑をするような流れなので、小坂の質問は来週月曜日になりそう。例年、様々な分野で7,8項目位質問してます。

 委員会終了後、事務や準備調査をした後、娘を合気道の道場に送り、「荒川区介護事業者連絡協議会」との意見交換の場へ。   

 介護や訪問看護の現場の厳しい状況を詳しくお聞きしたり、学校現場での介護教育の推進について意見交換をしたりと、非常に有意義な時間でした。

 その席でも話題に挙がり、荒川区も大いに「要素を取り入れ、意欲の有る学校長の協力得て進めるべきであり、それは可能なので議員としても進めていきたい。」と申し上げた件を御紹介します。

 平成16、17年に行われた取り組み「中学生にヘルパー講座受講を薦め、多くの中学生が3級の取得をした」というものです。
 
 茨城県の美野里町立美野里中学校での話です。(現在は小美玉市立美野里中学校

 介護ヘルパー三級の資格取得は年齢制限が無いことが茨城県議会で話題になり、それなら中学生が取得することが可能だろうと言う話も出たことがきっかけです。

 学校の授業で行うことは時間の確保が難しいので、「土日や平日の夜間に介護を学びませんか?」と呼び掛け、最初の募集では定員四十人の枠に後五十数名の中学生が申し込んだそうです。全国初の取り組み。

 国の定めたカリキュラム50時間にプラス10時間の合計60時間、しっかり学び資格を取得した中学生は、卒業後も地域ケアシステムの中の在宅ケアチームの一員として、地域の見守り活動等に積極的に取り組んでいるそうです。

 授業の時間外で社会福祉協議会の協力を得ながら、中学生が介護について正面から学ぶことで、世代間の理解や絆、想いやりは深まって行きます。素晴らしい取り組みです。

 現在、ヘルパー3級という制度は有りませんが、こうした学びの場を荒川区でも設けられないか、問題提起をしていこうと考えています。

★上記についてのテレビ報道がこちらのページで写真と文章にて見られます。是非、御覧下さい。

詳細なレポート、こちらから読めます。

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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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