昨日の記事の続きです。健康・危機管理調査特別委員会の福島県内の視察(13日の記事と14日の記事をご覧下さい。)は小野町内で昼食を取り、現地解散。小坂以外の視察団は郡山駅にマイクロバスで向かわれましたが、小坂は小野町内を50分程歩いて瓦礫置き場などを視察した後、小野新町駅から磐越東線でいわき駅に向かいました。
いわき駅から路線バスに乗り、津波の被害を受けた海岸部の様子を見にいきました。瓦礫は撤去されたものの再建がされていない住宅が所々に。
貨物線の駅の近くの様子。
こうした津波が発生した直後の様子を残した場所はむしろ少なく、写真に写しているところは、街中で被災の爪痕として探せば見つかる、という状態です。
道路の拡幅工事がとても長い距離で行われていました。
観光地となっている小名浜の漁港周辺へ向かう歩道の一部は被災時のままですが、他に通路は確保されています。
いわき市では「いわき市復興ビジョン」をもとに、着実に前に進んでいます。
震災後、11月25日にリニューアル・オープンした「いわき・ら・ら・ミュウ」(HP参照)。海産物の直売店が並び、海産物バーベキューの店、土産物店、東北最大級の室内の子供遊び場などが集まる場所。
入ってみると、子供の遊び場は賑わっていましたが、海産物の直売所はとても人が少ない・・・。各店の売り子さんが合計30人位に対して客は3,4人・・・。訪れた時間が16時半過ぎと遅いこともあったのですが、それにしても寂しい・・・。風評被害でなかなか人が戻ってこないのか・・・。
東北最大の室内遊び場「みゅうみゅう」は多くの親子で盛り上がっていました。地元の方のようです。
いわき市沿岸のクルーズは来年4月から再開予定!
有名漫画家からのイラストとメッセージで福島へのエールが展示されていました。
小名浜港にはこうした津波の被害を示す建物がまだあります。
東北で最大規模のアクアマリン福島。中に入ったわけでは有りませんが、人の出入りがほとんどない・・・。平日の夕方・・・。
駐車場の端には剥がされたアスファルトが山積されていました。一部はその上に板を敷いてステージにも使えるようになっていました。
小名浜港の被災状況や復興状況を示すパネルも展示。
震災後、小名浜港はおおすみ(海上自衛隊)からホバークラフトで荷揚げしたり、長崎丸(長崎県)からの緊急物資受け入れに使われました。
震災後の復旧の経過を転記します。
6月 7日 初めての外航船(石炭運搬)入港
6月17日 県営荷役機械「ホッパ分岐施設」初めて供用
7月 1日 いわき海星高校「福島丸」による初の水揚げ
7月12日 初めてコンテナ輸出再開
その後、市内をいわき駅に向かいひたすら歩きながら見て回り、途中からバスでいわき駅に戻り、終電で荒川区へ戻って参りました。
必死の思いで観光施設も復旧したのに、観光客が集まらないのでは、真の復旧に繋がりません。来年2月8日にはいわき市内のスパリゾートハワイアンズも完全復旧するそうですので、是非、多くの方が訪れて下さることを願っています。私も行きますよ、いわき市をはじめとする福島に!
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