2012年02月24日

荒川区から被災地支援・理解への取り組み更に強化を

今日の夜も政務会合でじっくりと話をさせていただき、熱い議論が繰り広げられました。こうした場が連日有ることに感謝です。

240220kosaka.JPG 

 さて、20日の本会議質問(2月20日のブログ記事の報告「怒涛の本会議質問!やまと新聞で動画と記事にて報道!」をご覧ください)で「被災地支援・理解への取り組み更に強化を」の部分について抜き出して、小坂から問題提起をした点と区の答弁をご報告します。

 ※質問の全体(大項目3個の中に小項目24個)はこちらです。

(小坂からの本会議質問と答弁)

★被災地への修学旅行実施で真の学びを

被災地支援・理解への取り組みを更に強化することについてお聞きします。東日本大震災を我が事として捉え、国民一人一人が何をすべきか、正面から考えていく必要が有ります。
 現在、荒川区での就学旅行は京都や奈良を訪れるコースとなっていますが、あらゆる意味で深い学び、そして被災地との絆を強めることに繋がる「被災地への就学旅行実施」を早い段階で行うべきと考えます。
 既に福岡県立修猷館(しゅうゆうかん)高校が修学旅行で被災地を訪れ、その厳しい現実と、その中でも生きる底力を発揮されている被災地の方々の様子を見、交流することでお互いに多くのものを得ています。

教育部長:集団生活のきまりや社会生活のルール、公衆道徳などについて望ましい体験を得ることにより、生徒が心身の発達段階、安全、環境、交通事情、経費、時期等について十分配慮しながら、決定して参ります。
 修学旅行で被災地との交流を通して生徒が学ぶことは、今後研究していく新たな視点であると認識しています。

★被災地の商品販売を商店街空き店舗活用、区内商店への取り扱い斡旋・支援店制度創設へ

また、被災地の商品販売を商店街空き店舗活用、区内商店への取り扱い斡旋・支援店制度創設すべきと考えます。
 商店街の空き店舗を、被災地商品の販売の場として開放する。
 また、商店街連合会などを通じて被災地の商品を商店街各店に置きやすくなるように斡旋をする。
 また、個別の店舗で特に被災地支援に熱心な店を区が被災地支援推進店舗として認定し、HPや区報で宣伝をしていくということに力を入れてはどうでしょうか?

産業政策担当部長答弁:東日本大震災により被災した地域の商品を区民に提供することは、被災地や被災された方々の支援につながることは、もとより、被災地についての区民の理解を深めることに資するものと認識しております。
 また、被災地支援等と併せて、区内商店街の活性化のためにも被災地商品の販売拡大につながるような情報提供等に努めて参ります。
 

★区役所地下食堂・売店での福島県産食材活用、産品販売を

また、区役所地下食堂・売店での福島県産食材活用、産品販売という形で支援を進めてはどうでしょうか?先日も会津名物のこづゆ定食を地下食堂で満点メニューとして出されていましたが、被災地、特に風評被害が深刻な福島県の食材・産品を活用し、それを大いにPRすべきと考えます。

管理部長答弁:被災地への支援の思いを込めて、昨年の九月の営業再開以来、きゅうりやトマト、しいたけなど、被災地の食材を活用しています。また、現在、復興再開を果たした釜石市の水産加工品の活用を予定するなど、更なる被災地支援の拡大を図ることとしております。
 
★ふるさと納税(寄付金)を通じた被災地支援の周知・推進

 また、ふるさと納税(寄付金)を通じた被災地自治体支援が可能であるということを荒川区として周知・推進する形の支援も基幹自治体として進めるべきではないかと考えております。
 ふるさと納税を被災地自治体に対して、荒川区民が行うと、荒川区の税収は減ってしまいます。そうであっても、苦しいときはお互い様で、荒川区として被災自治体を支援していくべきであり、区HPや区報などを通じて被災地支援に繋がるふるさと納税の仕組みや被災自治体の情報などを周知していくべきではないでしょうか?

区民生活部長答弁:区民の皆様からお寄せいただいた東日本大震災に対する義援金はその額等をホームページでお知らせするとともに、日本赤十字社を通じて被災者支援に活用させていただいております。
 また、税制に対する寄付金控除の制度につきましても、ホームページで仕組みをご紹介しており、今後もお問い合わせに対する親切・丁寧なご説明を通して、寄付金制度に関する理解を促進し、被災地への支援に繋げて参りたいと考えております。

★被災地への区主催バスツアー開催で支援・交流を

 この項目の最後として、被災地への区主催バスツアー開催で支援・交流をしてはどうかと考えております。既にグリーンパール那須の宿泊者にいわき市のスパリゾートハワイアンズへ日帰りで行く企画などが発表されていますが、それに加え、荒川区から発着する形でバスツアーを開催し、被災地との絆を深める交流や歴史を知り、地場産品を堪能するという訪問を通じた支援をしてはどうでしょうか?
 
区民生活部長答弁:荒川区ではこれまで、東日本大震災の被災地に対し、救援物資の搬送や職員の派遣といった、人的・物的な支援をして参りました。また、区内においても、区民の皆様との連携により、風評被害を払拭し産品の売り上げを応援するための即売会を十回以上開催してきたところです。
 今後はこのような形の支援に止まらず、被災地への積極的な支援を行っていきます。
 

small_ribon.gif被災地支援・理解への取り組み更に強化を、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(議員)へninkiblogbanner.gif
blogram投票ボタン
スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感