昨晩からの林英臣政経塾の東北講座(仙台市)は講義、徹底討論、その後の意見交換と続き、就寝は未明の3時半に・・。
今朝は7時過ぎの新幹線で荒川区議会へ直行。予算特別委員会の最終日です。項目別質疑については50分間の持ち時間を全て使い果たしておりますので、そこでは今日は発言できず。
各会派の項目別質疑も終わり、次は各会派代表からの締め括り総括質疑。所属議員数×4分間(答弁を含む)なので、小坂の持ち時間は4分間。
この4分間を利用して、以前からの持論である「家庭ごみの有料化」について具体的に実施時期の目途を決めて進んでいくべき、という問題提起をさせていただきました。文中リンクも含めてお読みいだただければ幸いです。
★平成20年11月26日のブログ記事「荒川区でも家庭ゴミ有料化を!」はこの問題について、具体的なデータを踏まえて書いてますのでお読みいただければ幸いです。
★平成22年2月27日のブログ記事「食糧廃棄大国の汚名返上を地元から!」に書いた通り本会議質問でも有料化を求めてます。
★平成21年3月2日のブログ記事「環境問題の本会議質問」もこの点について本会議質問のご報告です。
(小坂からの質疑・答弁)
小坂:以前から家庭ごみの有料化を本会議等で繰り返し求めて来たが、ごみ減量の努力をしながらも、具体的に平成何年度から実施をするのかを目途を、そろそろ決めてる進めるべきではないか?
荒川区一般廃棄物処理基本計画素案を見ると81ページに、有料化に伴うな課題の列挙と共に「更なる検討が必要」との記載が有るが、全国の自治体のうち6割が既に有料化を実現しており、具体的な問題点とそれに対しての対応の在り方など、「結果の出た実例」「具体的なデータ」が多数有る。
実際の削減効果が多くの自治体で出ていること、区民のごみの削減努力が報われる制度として、有料化実現へ向けて、一般廃棄物処理基本計画の中に有料化について具体的年限を定めることを求める。
清掃環境部長:ゴミの有料化についてはごみ排出抑制、費用負担の公平化、ごみ減量意識の向上などに対して、有効な施策だと考える。現在、荒川区一般廃棄物処理基本計画の策定を進めているが、答申においては一定費用負担をすることの有効性都ともに、23区の清掃一部事務組合での役割分担も有り、23区全体の調整が必要。今後もゴミを減らしていく努力をしつつ検討をしていくが、いつからといった期限を定めてというのは難しい。
小坂:この問題に関する議会質問に対して、以前から「検討をする」という答弁が繰り返され、また処理基本計画でも今後10年間の計画の中で「検討」としか書いていないのは、とても残念である。
新たな取り組みをする際には、いくつかの阻害要因が出てくるかもしれません。それが有っても、「筋として」また、「目指すべき方向性として」正しければ進んでいくべき。特に23区では横並び意識が強く、それぞれの自治体がごみ有料化では自分の自治体は最初に踏み出すのは摩擦が大きく、しり込みをすることになっているのではないか?
ごみの有料化を進めれば、区民が買い物をするときにも、「欧米では有り得ない過剰包装」を断るなど、具体的な行動へ踏み出すことにもなり、導入をしない場合よりもさらにごみ減量の動きが加速すると考える。是非、23区全体でのごみ有料化への協議を荒川区が先導していくことを考えるべきではないか?
小坂:(1)区民に対する啓発活動や合意形成等(社会的手法)、(2)家庭ごみ処理の有料化(経済的手法)、(3)行政による補完的施策の実施という3つの手法はどれが先という話ではなく、同時並行に進めていくべきものと考える。いたずらにごみ有料化を先延ばしするべきでは無い。
家庭ごみの有料化について前に踏み出すべきである、という方はこちらの2つのボタンを押してください。