2012年04月27日

区人口の3分の1に防災・防犯の「生命を守るホイッスル」配布を7月から配布!

 今日も雨降りなので、早足で歩いて約20分で区議会へ。健康危機管理対策調査特別委員会でいくつかの議題のうち、全国でも恐らく初めての取り組みとなる「生活を守るホイッスル配布事業」についてと、それに関連した小坂の質疑を御報告致します。
 
★生活を守るホイッスル配布事業について

★骨子:災害時や犯罪遭遇時などの万一の際、周囲に危険を知らせる防災・防犯用ホイッスルを7月から配布します。

★概要は以下の通りです。
DSC_0012.JPG
 ・大きさ:長さ77mm×直径11mm程度

 ・材質等 本体:アルミ製(本体内部に個人情報、アレルギー情報を書き入れる紙を記入して入れておきます)
         「あら坊」の蓄光シールを貼付
 DSC_0013.JPG        
      ストラップ:ナイロン製
       (反射材、安全装置(首が締まらないように、強い力が加わったら外れるもの)付きのもの)

 ・配布数(合計7万個)と方法
  (1)小中学校児童・生徒(約14,000個)=学校を通じて配布

  (2)高齢者(49,000個)
     =各町会に配布協力依頼
      区民事務所等の窓口配布
      高齢者等の参加行事で配布

  (3)障害者(約7,000個)
     =アクロス荒川等の障害者施設で配布
      障害者の参加行事で配布

  (4)その他=防災訓練、ラジオ体操会場等で配布
         防犯イベント等での配布

 ・単価100円×7万個=700万円
  (警視庁の売店では500円で売っているものと同一のものを安く仕入れてストラップとセットで!とのことです)

(小坂からの質疑と答弁)

小坂:配布対象外となっている方で希望者にも安く販売することも可能ではないか?7月の配布開始と併せて一括仕入れでそうした販売も行ってはどうか?
 また、こうした笛を配布する意義、使い方、日頃の使い方など、それぞれの議員が持ち場としている会合等で周知に協力していく際に実物を持っていた方が良い。有料でも良いので各議員に渡して、各地域での議員の会合などでPRに寄与する形にしてはどうか?

区民生活部長:区長からも議員に協力をして使い方の周知もお願いしたらどうかと言われている。議員、また区の管理職にも地域への周知、協力のために渡して行きたい。

小坂:笛の中にアレルギー情報や連絡先の情報が入っているということを、非常時に見た人がその情報の存在を知るための周知、あるいは笛本体に表示が必要ではないか?

区民生活部長:警察、消防からこうした笛の普及についても求められたことが有った。こうした笛の内部に個人情報を入れておくことを予めこうした機関に周知しておく。


小坂:20万6千人の荒川区で7万個配布するという、おおむね人口の3分の1の規模で笛を配布する形であるが、こうした規模での他の自治体での事例はあるのか?

生活安全課長:平成13年度には北区の学童クラブで児童に配布した例、北区、練馬で防犯パトロール隊のベストなどと共に防犯用具として配布した事例は有る。しかし、人口の3分の1レベルで笛を配布した事例は無い。

小坂:恐らく「日本で初」のこうした取り組みが成功し、有効に機能するように議員としても地元で周知・活用をよびかけていく。

small_ribon.gif生命を守るホイッスルが有効に利用されるように啓発に力を入れるべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感