2014年12月16日

「開票事務のミス」を「陰謀論」に繋げるトンデモ論が、有権者の冷ややかな視線を加速。負けを認め、日本の縦糸を護る覚悟のもと、前に進みましょう!

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 次世代の党は総選挙において平沼氏、園田氏の当選のみという厳しい結果でした。選挙結果としては明らかに負けです。政党を立ち上げてから限られた期間で、戦われたそれぞれの地域の候補、スタッフ、応援された皆様方は持ち場で全力で戦ってこられました。私は党に所属こそしておりませんが、日本の縦糸を守る覚悟をもつ方が集まるこの政党を応援し、部分的にですが支援に入らせていただきました。今回の結果は本当に悔しいです。大切な先輩や仲間が多く落選・・・。

 しかし、比例代表での次世代の党の全国11ブロックでの合計得票数は141万票です。多くの政党が有る中で「次世代の党」の名前を書いて下さった方がこれだけおられたことに、すごく感謝と希望を見出しています。特に東京ブロックと南関東ブロックは議席を獲得するのはあと一歩、ギリギリ足りなかったという接戦だったのですから!

 共感の広げ方、根本を伝えながら支持を広げる難しさ、筋を決して曲げずに分かりやすく大切なことを伝えていく方法、幸せと自己肯定感を持つ者が拡散することの大切さ・・・。様々な検討課題は有るかと思います。

 今回、この記事で書かせていただきたいことの一つとして、「次世代の党」の票が不正に少なく扱われているという指摘や動画が、明らかな虚偽や煽りの記事で書かれているものをネット上で大量に拝見するにつけて、その記事のウソを正すということです。

 確かに「南アルプス市の選管が海外在住の有権者に送った一覧表に次世代の党の名前が無かった。(過去の一覧表を誤って印刷・送付していた)」「京都市の伏見区において次世代の党の比例票が共産党の票にカウントされていた」といった許せない事例が発生しています。そこに「悪意」が有ったのか、それとも「書類の作成ミス」「一秒でも早く開票を終了するのが自治体の責務とされる競争を煽る風潮が有る中、秒単位での時間短縮の圧力の元で、チェックの杜撰化、区分のうっかりミスをしてしまった」のかははっきりと分かりません。

 ただ、議員として公務員の気持ちを推し量れる身としては、「悪意で」というのは考えにくいと思います。南アルプス市の例は書類として堂々と残りすぎるものに「次世代の党」はずしを職員が悪意で行っても、南アルプス市から海外在住者に送る書類の数(わずか)や効果(実際、ほとんど、ゼロか1程度が動く程度でしょう)が無いことを行うでしょうか?こうしたミスをすれば誰が責任者か明らかであり、書類の作成者も明らかな中、ほとんど不正に対するメリットが無いことです。議会でも後程、ギリギリと追及されるでしょう。こんなバレバレの実効性の無い、公務員人生に大打撃を与える「悪意ある不正」はしないでしょう・・・。

 京都市の例について次に書きます。あまり報道されていないかもしれませんが、全国の自治体は「選挙の開票」の速さ比べの競争をやたらと煽られている圧力の中に有ります。どこが主導しているのか、よくわかりませんが・・・。

 各地の選挙管理委員会で、前回は第1回の開票中間発表は何時で何パーセントだった、最終票の確定は何時何分、今回は・・・、と細かく比較し、1秒でも早く行わねばという競争を「前回の選挙時」や「他の自治体」に対してやたらと行っています。そんなに煽らなくても・・・と小坂はいつも思ってみています。

 開票事務は多くの目が有る中で、特に各党や各候補から出された開票立会人が見回ったり、票の束の確認をする中で行われています。そうそう簡単に不正ができるシステムでも有りません。また、不正をした職員がいたら、間違いなくクビになります。松山市の選管職員がクビになったように。そのリスクを犯してまで、一党一派の水増しや票減らしをするかと考えると、それは無いでしょう・・・。私の推測では、最後に束を区分する際に何人もの目で確認を通常している場で、「迅速化」に心を奪われる余り、チェックが疎かになり、その中で区分を違えてしまったのでしょう・・・。

 この文脈の延長で明らかに煽りや嘘の情報が拡散されています。

●開票の現場で田母神候補の票が隠されている不正が行われていると各地で説明されている動画=単なる区分前の用紙を纏めているだけです。

 

 この動画自体には「不正」という説明は有りません。しかし、この動画がネット上で大量拡散される中で、説明が「田母神候補の票が、他の候補の票に紛れ込まされている!不正の現場だ!」と書かれています。真っ赤な嘘もいいところです。

 この動画は明らかに、「投票箱から取り出した票を机の上に広げ、全てを区分せずに天地や表裏をそろえて纏めているだけ。この束をこれから開票の機械に入れて自動読み取り機で各候補の得票に区分けをしていく前の作業の動画」に過ぎません。小坂は開票立会人を何度か務めました。4年前の参院選の際にも日本創新党の、十数年前の秘書勤務時代の地元の代議士の陣営代表としても。また、議員として開票現場の流れも把握しています。

 上記動画を不正開票の動画だといって拡散をしている方は、是非、訂正をお願い致します。嘘の拡散に加担しているのですから。因みに、機械で自動読み取りをした票は束にされ、各党、各候補の開票立会人のところに全て回覧でまわってきます。束になっていますが、ぺらぺらとめくることはでき「パラパラ漫画を見るように」一枚一枚確認をすることも可能です。まあ、全てやっていたらきりが無いので、実際は全てしませんが・・・。でも抜き打ちでそうしたパラパラはやっていましたよ。また、文字が判別しづらい票は機械にはじかれるので、手作業で区分されますが、その分もどのような扱いになったかは全て各党、各会派の開票立会人のところにまわってきます。

●東京12区において小選挙区では田母神俊雄候補に39,233票も入っていたのに、同地区での次世代の党の得票は12,169票しかないのでおかしい!=単純な話。小選挙区では選択肢は4(自民党という選択肢も無し)、比例代表は選択肢が10有るという違い。これ以上の説明が必要でしょうか?
 
 自民党支持層の比較的保守層が田母神候補に相当投票したでしょうし、維新の党の支援者の一部も国防強化の必要性を感じている方もいますから、そうした方の票が4人のうちの1人の候補の田母神候補に入ったのです。比例代表はもともとの支持政党に入れただけ。ごく簡単な話です・・・。

 次世代の党の支援者の方がこうした「根拠不明」「ちょっと考えればわかる事実」を陰謀論よろしく、「開票の不正だ!」と騒いでいるのネット上で見ると悲しくなります。

 先人から引き継いできた日本を信じ守る立場ではないのでしょうか?先人を信じるのと同じように。確かに今の日本はGHQによる敗戦利得構造の再生産の中で、自虐史観に囚われ、左翼的風潮が蔓延しています。しかし、それでも公務員の勤勉さ、業務の正確性、公平性は少なくとも形の上では極めて整っています。公務員の方々はそれを誇りにすらしています。全国で1800有る自治体で南アルプス市や京都市での「誤り」があるだけで、全てを開票者の陰謀論、不正に繋げて考える発想は私は違うと思います。日本人を、日本の開票の正確さを信じましょうよ。

 「ごく一部の日本軍人が軍規に反して略奪や暴行をした」ことを取り上げて、「日本軍全体が悪の集団であり、先人は悪意を持ってアジアを侵略した」と拡大する風潮と断固戦う方々が次世代の党を支えて下さっているのだと思います。「開票事務を陰謀論で見る」のは「そうした風潮」と重なって見えます。どちらも日本人への信頼の欠如、自己肯定感の欠如が根底に有る形です。
 
 私は全国の自治体で開票事務は適正に行われていると信じています。その信頼の元に自らの区議会議員選挙にも臨んでいます。次世代の党が選挙で負けたのは悔しいです。しかし、その悔しさは、運動論の発展、共感を広げて支持を広げることの大切さへの気付き、自己成長へと振り向けて前に進みたいものです。

 選挙に負けた悔しさを支援者が「開票の陰謀論」に逃げ込むようでは、「次世代の党(やその支援者)は陰謀論にはまった怪しい党」といういかがわしい目、冷ややかな目で見られる存在になってしまいます。一層、世間から胡散臭い目で見られてしまうでしょう。左翼過激派が「政府の陰謀だ!」とやたら騒いでマッチポンプしているのと同様に。
 「選挙戦に負けても、次世代の党の支援者は潔い!」と思われる存在で有りたいですね。
 選挙に負けた事実を真正面から受け止め、事実をありのままに捉えて、その上で前に進む「素直さ」を忘れないようにしたいと私も自戒しています。

 少し厳しいことも書かせていただきましたが、黙っている訳には行かないので、長文ですが書かせていただきました。最後までお読み下さりありがとうございます!

small_ribon.gif現実を直視し、陰謀論に逃げ込まず日本の縦糸を護り引き継ぐ方法論を熟考すべき時である!という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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