満開の桜の季節が過ぎた頃に偶然出会うのを楽しみにしているもの。それは、池やお堀などに桜の花びらが舞い落ち集まり、桜の絨毯のような水面になっているところです。花筏(はないかだ)と言うそうです。
昨日、偶然の出会いは飯田橋駅前の桜の花の絨毯を今年も見られてとても嬉しい気持ちになりました。
さて、4月5日の公共施設老朽化対策調査特別委員会での小坂からの問題提起は、保育園等の建設に関するものと同時に、「荒川区の人口」に関することです。
表題の通り、人口が増加傾向にある荒川区は「区内人口の増減を自然に任せるのではなく、政策誘導や適正人口の認識を持ち、それに基づいた対策を取るべき」と問題提起をしました。
区の答としては、「人口の目標や適正人口の数も定めない。人口の増減を誘導するのではなく、住んでいる人がそれぞれ幸せになる政策を進めていきたい。」というものでした。
それで良いのでしょうか?小坂からは「過疎地や地方の人口が少ない自治体では、人口増の目標や数値目標など掲げているところもある。そうした手法は極めて当たり前で、荒川区は逆に人口密度が全国第三位という過密都市であり、その過密に伴う弊害も鑑みながら、適正人口や人口目標を定めるべき」と申し上げました。
つまり、人口を現在の21万人超(10.2キロ平米の荒川区内)から減らす方向で、過密化を緩和した形での街づくりを進める意思を持つべきという主張です。
自治体は人口が増えれば増えるほど良いような風潮がありますが、過密化が進むと、様々な公共施設の不足、震災に強い街づくりをするための土地の欠如、交通安全面での危険性(歩行者、自転車、自動車)除去の難しさ(道路を適正化しようとしても余地が少ない)など弊害が多くなります。
そうした指摘を正面からする議員は極めて少ないのが現状です。「荒川区の人口が増えて良かったね!めでたい、めでたい!」という風潮にはとても違和感を感じます。
また、様々な公的サービスの現状を分析するにあたって、「日本人」と「外国人」についてのデータを常に別に整理し、その上で分析して適正な政策をとるべきという問題提起も併せてさせていただきました。
例えば、国民健康保険に入っている日本人と外国人の問題について、何度か問題提起をしてきましたが、それぞれが使っている医療費の金額など区にデータを要求しても、出てきません。医療費のデータは日本人と外国人を分けないで入力しており、そのデータを把握するには手作業で区分けをして計算せねばならない=実質、不可能という状態なのです。
その程度の分析ができない形での日常業務はおかしいですよね。この国保の問題に限らず、「区分してのデータ集計」をしていない事例があるので、そういう形は避けるべきと強く求め、区も改善の方向の答弁をしました。
こうした問題提起は、様々な場で続けていきたいと考えております。写真は一昨日、街中で見かけた満開の桜草です。春の街は花が溢れており歩くととても気持ちが良いですね。
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