25日、26日の萩市(山口県)への行政視察でいただいた御縁について書かせていただきます。
議会で各地へ行政視察に行くと、視察項目の説明資料に加え、ご当地を知ってもらうために作った様々な資料やその地域の「市議会だより」なども配られます。
萩市でも配られた「市議会だより」を拝見すると、本会議質問の内容と共に掲載されていた写真が素敵な和服の市議会議員がおられました。
その後の現地への移動の際に隣り合った萩市議会事務局の方に、「この写真の議員はいつも議会で着物を着ておられるのですか?」とお聞きすると、「本会議でも委員会でもいつも着物で出席されていますよ」とのお答え。
とても嬉しくなり、是非、お会いしてお話をしたいと思っておりましたが、東京に帰る前の時間に萩市の旧市街を拝見していると、「市議会だより」で拝見した写真が街中に!こちらの写真の通り、ちょんまげ姿でワンコインで旧市街を案内することを初め、「涼山泊」というお店を経営されているとのことでした。
旧市街の「涼山泊」の前を通ると幸運なことにお会いすることができました。突然の訪問に驚かれていましたが、歓迎して下さり、店の奥の部屋に案内して下さって、お祖父様から受け継ぎ、日頃から着ておられる沢山の着物を見せて下さったり、和装や小物関係からの地域興し、維新の志士の志を広く伝え引き継ぐための萩市内外での活動について話を聞かせて下さいました。
涼山泊についてはこちら
着物生地を使った素敵な日傘を沢山扱っておられて、店をとても美しく彩っていました。
飛行場への乗合タクシーの時間もあり、お話できた時間は長くありませんでしたが、これからもお会いしましょう!と言葉を交わし、店を後にしました。
小池議員は、市議当選前には地毛でちょんまげを結って、萩の魅力や先人の志を語り継ぐための活動をしておられたそうです。市議当選後は洋髪に戻され、ちょんまげはカツラに変えられたとのこと。
いただいた名刺の一枚は「周布政之助」という号で名乗られており、幕末の長州藩で志士を支えた縁の下の力持ち役を果たされた方の生涯をマンガでまとめた6ページ(名刺サイズで)になっていました。
周布政之助についてはこちらをどうぞ!
自らがそうした一翼を担いたいとの想いが込められていると感じる名刺でした。本名の市議の名刺は松下村塾の写真がメイン。
萩市での着物がきっかけでいただいた地方議員との御縁は更にもう御一方いらっしゃるのです。関伸久市議です。
東京へ帰る飛行機に乗る山口宇部空港までの乗合タクシーに乗る場所は自由に選べるのですが、「着物スタイルカフェ」を短時間でも見て、お店の方に話を伺ってから帰京したいと思っていて、乗る場所をタクシー会社に対してここに指定していました。
それを知った議会事務局の方から、「着物スタイルカフェ」は現職の市議会議員が経営していると教えていただき、近くを通った際に紹介までしていただきました。
着物スタイルカフェはこちらをご覧ください!
日本の民族衣装の着物に親しんでいただく機会を増やすために、全国への着物のレンタルを往復送料込で安価に中期間提供したり、様々な着物イベントで地域を盛り上げたり。
お話を伺うと、先日も海外で日本の文化を紹介するためにとある企業の社員数十人の方に着物をレンタルで個々に発送し、その国で着物文化を広く知っていただくことに繋がったそうです。
写真は当日いただいた議員としての資料や店内に貼られていた写真(柳沢しんごさんが来店されたようです)やイベント告知のチラシです。
素敵な雰囲気を持つカフェを拠点に進めておられる着物文化の発信、継承の具体策をこれからも学ばせていただきながら、荒川区においても着物文化継承のための取り組みを進めて行きたいと考えております。
もっとゆっくり話を伺いたかったのですが、滞在時間は15分間位で乗合タクシーが到着。後ろ髪を引かれる思いで乗り込みました。
こうしていただいた御縁に感謝です。これからも宜しくお願い致します。
さて、夕方は尾久消防団第五分団の団員として消防操法大会の練習に。
小坂は選手の補欠なので、練習に欠席した選手の代わりに入ったり、ホースを巻いたり。
5月15日の大会に向けて分団の仲間と一緒に頑張って参ります!
着物を通じた御縁を更に広げ深め、日本の文化を守り引き継ぐことに繋げて欲しい、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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