2016年07月25日

女性を賃金労働の場に引きづり出すことへの強い違和感。北九州市(福岡県)視察にて。

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 総務企画委員会の視察で北九州市小倉区に来ています。委員長、副委員長が決めた本日の視察項目は「国と県と市が一体となって女性の就業支援をしているマザーズハローワークの現場視察、説明、質疑応答」です。

 今、説明を受けていますが、説明資料の一部(写真)にあるような「25〜44歳の女性就業率の向上目標(国は77%、北九州市は70%)」を設けて「女性を賃金労働の場に引きづり出す」ことは明確な誤りだと確信しています。「M字カーブの解消」などとも書いてますし・・・。何が何でもこの年齢の女性を働かせなければならないのでしょうか?

 国がこうした誤った数値目標を設けると全国の自治体はその方向に進みがちである現実、国の誤りを糾さねばと改めて思います。

 25〜44歳は女性にとって子供を産み育てられるかけがえの無い時期です。子供を生み育てようと思うには、女性の気持ちに余裕が必要と思いますが、賃金労働の場に引きづり出されてしまうとそうした気持ちや雰囲気が減衰してしまいます。

 数値目標を設けて女性を賃金労働の場に引きづり出すことは少子化を加速し、気持ちに余裕が無くなり家庭をギスギスした場にしてしまうのではないでしょうか。「女性活躍」を推進するかの理由に、市の職員は「逼迫した人材の確保」を理由の一つに挙げていました。

 子供を産み育てることは女性の人生で限られた時期にしかできないことであり、そのかけがえのない時期を心安らかに子供を生み育てられることを最優先した政策決定を荒川区で求めていきます。

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 余談です。毎日、ベランダのゴーヤが沢山の花を咲かせます。一昨日は初の雌花も咲き、実りが楽しみです。

 昨日は消防団員として、西尾久4丁目公園に定期防災訓練のお手伝いに。

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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感