先週の金曜日の決算特別委員会での質疑のご報告です。
現在、決算特別委員会では各項目別に質疑を自由に各議員が行える時間が続いています。
各議員には48分間(答弁込)の持ち時間が有り、自分の裁量で時間の割り振りをして質疑を行います。
小坂の持ち時間を使った最初の質疑は表題に書いた通りのテーマについてです。詳細は下記の通りですが、区は「今まで慣例で国旗と区旗を同じ大きさで同じ高さで扱ってきた。そうした慣例も大切と考えており、同時に指摘の国際ルールも踏まえて対応を考える」といった趣旨の答弁でした。
「国旗や区旗の掲揚」について区で統一した指針の有無についても、現在、無いとのことですので、明確な指針の策定を求めました。
※国旗と団体旗(区旗はこちらに分類されます)の並掲の在り方についての国際ルールについては外務省が作成した
こちらのページに明記されています。
質問文に書いた通り、足立区では昨年の予算特別委員会での指摘を受けて、近藤区長が率先して国際ルールに従う形にその月の卒業式から正常化をしています。
※こ
ちらにその旨を足立区長が書いています。
この2つの資料については、委員会で資料として全議員と出席していた役職者に配布をしております。
荒川区においてもしっかりと正常化がなされるように、引き続き求めて参ります。
(以下、小坂からの質疑の内容です) 荒川区の各施設や小中学校の様々な場での国旗掲揚についてお聞き致します。国旗の掲揚が各現場で徹底されつつある事、喜ばしく思っているが、具体的な掲揚方法について改善点が有ると考えて、お聞きします。
現在、国旗と区旗を並べて掲揚している事例を良く見かけます。その際に具体的にどのような形で掲揚していますか?
荒川区旗は分類上は団体旗とされています。では、国旗と団体旗を併用する際はどのように掲揚すべきかの資料を配布致しますので、ご覧いただければと思います。
資料の左側には外務省が作成した文書に具体的に書かれたものを載せました。これが基本的な決まりごとです。国旗と団体旗を併掲する際は、国旗を大きくするのが基本であり、壁に貼るような際は国旗を高い位置に掲揚するとされています。
現在、荒川区ではこの外務省が公にしている、世間でも決まりごととされているルール、プロトコルに従って掲揚していない理由は何かあるのでしょうか?
配布した資料の右の部分は足立区のホームページに掲載された近藤やよい区長が昨年3月に発表した方針です。
議会での指摘を受けて、国旗と足立区旗の掲揚の仕方を国際ルールに従って行うことを表明しています。荒川区においても同様の対応が必要と考えますが、いかがでしょうか?
国旗と荒川区旗の掲揚の方法について荒川区及び教育委員会での各施設や各行事での掲揚の共通ルールは有りますか?無ければ他の自治体でも事例が有るので、調査の上、制定をすべきと考えるが如何でしょうか?
共通のルール策定と各部署への徹底をお願い致します。また、来月にはリサイクルセンターの新規オープン、来年3月には「ゆいの森あらかわ」のオープンが控えており、最低限、こうした新たな施設にこれから掲揚されるであろう国旗、区旗については、この国際ルールに従って掲揚することを求めますが、その点は間違いないでしょうか?
また、既存の施設についても荒川区本庁舎をはじめとする主要施設を手始めに正常化をお願いしたいと思います。
また、小中学校において卒業式、入学式、周年行事など、国旗と区旗を併用していますが、壁に貼りつけて使っている国旗と区旗のパネルの高さを同じにしているのを、国旗を高い位置に掲揚するという本来の形にすべきと考えます。
高さを変えるだけなので、直ぐに決められることと思いますので、国際プロトコルを各学校に周知しつつ再来月から各学校で行われる周年行事から正常化をすべきと考えますますが、教育長の認識を伺います。
先日、リニューアルオープンしたサンパール荒川に設けられた立派な掲揚塔に何も掲揚されていない実態を把握し、改善を求めたところ、基本的に毎日掲揚されるようになった。そもそも何故、掲揚されていなかったのでしょうか?
そうした事例からも、共通のルールを荒川区において決めておくことの必要性が感じられます。また、サンパールで国旗が掲揚されるようになりましたが、区旗は有りません。一方、荒川区本庁舎を始め、様々な施設で両方掲揚されている施設も有ります。その不統一はどこから生じているのか?