★芸術文化政策で公の補助は「商業ベースでは厳しく、★
★かつ、引き継いでいく価値のあるもの」に限定すべき!★
本日は決算特別委員会の最終日です。各会派の人数×6分間(答弁を含む)の持ち時間の範囲内で自由に質疑できる位置づけで、本日は区の外郭団体の決算審査に関連して質疑を行なっています。本日は結城紬の秋色の単衣を来て出席し、質疑。
午前中の審議において小坂から6分間を使って表題に書いた点について、税の使い方としておかしい!と姿勢の是正を求めました。
区の外郭団体の公益財団法人 荒川区芸術文化振興財団(以下、略称のACCと記載)は区の出捐金(現在、3億円)や補助金(平成28年度予算案で1億762万8千円)を使いながら運営をしています。そのACCが区の補助金を使ってこうした商業ベースのイベントに補助金を出しているのです。
区の補助金は言うまでも無く、皆様からいただいた税金が原資です。その税金でコメディアンのコロッケ氏のコンサートをする為に263万7千円の補助金を使うのは、私の「公が果たすべき役割」についての仕切りに照らすと有りえないことです。
「商業ベースで大活躍中のコロッケ氏のイベントに税金を投入することは、公の限られた資金の使い方として認められない。こうした形での補助金の使い方は止めるべき」
「芸術文化振興政策として公金を投入するのは、商業ベースでは難しいもので、かつ、引き継いでいく価値が認められるものへの支援に限られるべき。」
「交通至便な荒川区において歩いて行ける場所でなくても、近隣で様々な人気者のコンサート等が実施されている。荒川区の施設に囲い込む必要は無く、商業ベースのものはそうした場で堪能してもらえば良い。勿論、荒川区で独立採算でできるようなものであれば、やれば良い。」
ということを小坂から指摘を致しました。
ACCの事務局長や区の部長も答弁としては
「コロッケのコンサートは多様な事業のうちの一つ。区の調査では「コンサートや舞台に行ったことがない」という方も少なからずいるので、歩いて行ける近所で、テレビで活躍している人気者を呼び、そうした機会に手始めにコンサートや舞台を楽しんでいただく為に補助金を使っても実施すべきと考えて実施している。」
「毎回、こうした人気者のコンサート事業は人気を博しており、区民からも評価されている。」
といった内容。勿論、納得はできず、制限時間が来たので「こうした公の役割を逸脱した補助金の使い方は理解できない。納税者の理解も得られない。止めるべき。」と申し上げ時間切れ。
午後も他の会派の質疑が続きます。外郭団体の「土地開発公社」や「自治総合研究所」の決算に関連した質疑がなされます。
細かい話のように思われるかも知れませんが、税金の使い方についての方針の問題ですので、看過してはならないと思っています。皆様はどのようにお考えでしょうか?