9月26日に小坂からの決算特別委員会での質疑をご報告しましたが、その内容は以下の通り区施設での「転倒防止対策実施」です。
質問から半月程で、写真の通り、区役所正面玄関の滑り止めが施され、雨天時の安全性が大幅に上がりました。
写真左側が9月23日撮影の区役所正面入り口床面で、右側の二枚が防滑工事をした後に撮影した写真です。
身近なところから安全安心を確保していく視点をこれからも忘れずに取り組んでまいります。
(以下、9月26日の小坂の報告記事、再掲です)
数年前にも区施設の雨天時の滑りやすい部分の危険性について議論をしてきましたが、未だに区役所本庁舎が危険性の高い状況で放置されているので、再度の質問をしました。
これは一箇所だけの問題ではなく、全ての区施設でチェックせねばならない問題と考えています。
公共施設や商業施設において転倒で年間600人の死者が出ています。雨に濡れてツルツルの床を区施設で放置していては、転倒に伴う新たな不幸を生み出します。区施設をそのような現場にしてはなりません。
答弁としては区もチェックと対策を約束しました。今後の対応をしっかりと
見極めて参ります。
持ち時間48分間のうち、残りは23分間となりました。本日は縞大島の着物で都バスにて登庁。明日も気合を入れて参ります。
(以下、小坂からの問題提起をした質疑です)
区役所をはじめとした区施設の安全管理について聞く。日本では1年間に約3400人の方が亡くなられています。1日平均10人近くです。
その内訳は家庭・居住施設で約1200人ですが、公共・商業施設では年間どれ位の死者を転倒で出しているか、数字を把握されているでしょうか?
公共施設と商業施設では約600人の方が転倒で亡くなっています。怪我をされている方の数を含めると膨大なものになるかと思います。こうした重大な数字を把握し、公共施設で転倒を起こさないようにすることが大切です。高齢者が寝たきりになる原因の3位は転倒事故とも聞いています。
数年前にもこの問題は質問をしましたが、そうした状況を踏まえて、荒川区では公共施設内での転倒防止、特に雨天時の床で滑って転ぶことが無いようにする為の対策について、個別施設での対応ではなく、全庁的に状況を把握し、対策が必要であれば、転倒防止策を全庁的な意思として進める必要が有ると考えますが、区の認識と現状の対策をお聞きします。
対策をきちんとやっているとは思えないのが現状です。雨の日に滑りそうになって、今までも何度か怖い思いをした場所が有ります。先週の金曜日にも滑りそうで怖い思いをしました。本庁舎ですが、どこか想像が付きますか?
本庁舎正面入口を出てすぐのポストの有る周辺、車寄せの手前のツルツルの路面です。障害者、高齢者、妊産婦や幼児など転倒を防ぐべき対象の方が多数来場される区役所本庁舎の正面がこのような状況では、他の出先の施設においてもきちんとした対策がなされているとは思えません。本庁舎はもとより、様々な施設を含め、総合的に状況を把握し、滑り止め塗装などきちんとすべきではないでしょうか?
雨の日に「この床は滑りやすくなっています」という張り紙を街中で見かけることがありますが、荒川区の施設でもこうした張り紙をしているところは有りますか?
こうした張り紙は、「不作為の公言」となり、やるべきことをやっていない旨を明言することそのものであり、止めるべきです。裁判においても、こうした掲示をしている現場で転倒事故などが起きたら「滑りやすいのがわかっているのに張り紙をしただけで危険は放置したままで、滑り止め対策もせず放置した責任」を問われます。どう考えてますか?
こうした状況を放置し、転倒事故が起きれば、確実に区の不作為が賠償を課される形で裁かれることになりますし、何よりも転倒をきっかけに新たな不幸を生み出すことに繋がります。その点を危機感をもって対策を求めます。