1週間ほど前から東尾久の電化通りに面した首都大学荒川キャンパスの生垣・植木にこのような表示が数十枚掲示されています。
「害虫」についての掲示はこれ1種類だけ。小坂の一番嫌いな「注意喚起はしたよ!」という形だけとったアリバイ造りの掲示。「どのような害虫がいて、どのような害を及ぼすものか、また、首都大学東京としてこの害虫にどのような対応をして、今後どのような対応をしていくのか」そうしたことを、掲示で通る方にきちんと知らせることが、「当たり前」だと思います。
また、当日、近隣の方から、「この歩道を通ると必ずひどくかぶれてしまう。」とかぶれた肌を見せていただきました。
まず、現地をじっくり見てみると・・・。毛虫がいる・・・。最初はちょっといるかな?位しか見えませんでしたが、良く見ると、おびただしい数の毛虫が!特に生垣の外側でなく、敷地内には密集した毛虫の大群が!写真は食い荒らされた生垣。
こんな感じの「毛虫の密集」は数えきれない程。視覚にも気持ち悪いですし、聴覚でも気持ち悪かった・・・。無数の毛虫が葉を食べている「音」がそこらじゅうで響いているんですよ!「ガシャガシャガシャ・・・・」と。
首都大学東京の管理部管理課に課長を訪ねると、係長が対応にでてきました。以下、やり取りを纏めてみると。
小坂:「害虫注意」とだけ書いた掲示は極めて無責任かつ不親切。地域の方にきちんと注意喚起する気が有るのであれば。「どのような害虫がいて、どのような害を及ぼすものか、また、首都大学東京としてこの害虫にどのような対応をして、今後どのような対応をしていくのか」そうしたことを、掲示で通る方にきちんと知らせることが、「当たり前」ではないか。きちんとした情報を伝える掲示に替えるように求める。
そもそもこの無数の毛虫がどのような種類でどのような被害を出すものなのか調べたのか?地域の方が被害を受けているが、学生からも被害は出ていないのか?また、早期駆除が不可欠だが、今までの対応とこれからどのように対応していくのか?
係長:掲示については検討する。害虫の種類は分からない。秋前までには、毛虫のいる場所を切り取るという形で対応する。学生からの苦情は無いし、地域からの被害も聞いていなかった。通常の剪定をする際に害虫も排除する予定。
小坂:「秋前には」では遅すぎる!毛虫が成虫になり、他の場所でどんどん繁殖する前に対応するのが、大学としての責任であり、その為の臨時の費用は確保するように求める。通常の業者による剪定が来る際にやってもらうなどという悠長な認識は理解に苦しむ。
また、今やりとりをしたような内容のことを近隣の町会に説明でもしたのか?繋がりが無いとか、説明もしていないなど地域の中の大学という意識が無いのか?そうした説明をきちんとすることを求める。責任ある答えを課長からいただきたいので、後で連絡をしてほしい(怒)。
係長:地域の中の大学という気持ちは有る。町会とは繋がりもなく説明もしていなかった。通常そうした連絡はしていない。町会への説明についても検討する。
そして、後ほど課長から電話が有り
・7月上旬までには駆除(毛虫のいる場所を専門業者が切り取る。薬剤は使わない)対処を終えるようにする。
(契約手続きで1ケ月かかると・・・)。
・近隣町会へもきちんと説明を行う。
・掲示も具体的な内容に作り直す。
との返答。まあ、1ケ月もかかるのは長い気もしますが、まずは前進ということで、電話を切りました。
何故、この「毛虫」にこれほどこだわるかというと「危険」な毛虫だからです。区の公園緑地課からも話を聞くと、今年は「チャドクガ」の発生が例年より増えているとのこと、ネットで調べてみても、その姿や密集具合、ツバキ科の木に発生することなど、「チャドクガ」に間違い無し!
チャドクガ(写真沢山のページ)の恐ろしさは、こちらに書いて有りますが、少し抜粋してみます。毒毛は1匹あたり50万本!赤いぶつぶつと激しいかゆみがでて、ひどいと熱も出るとか・・・(被害事例)。
(以下、抜粋)
・チャドクガは危険を感じると毒針毛を発射して風で飛ばす。よく傍を通っただけで、かぶれたと聞く事があるがこの為である。
・チャドクガの毒針毛は毛虫(写真中)ばかりでなく脱皮殻やサナギ、成虫、さらに卵塊にまであり、一生を通じて『危険な虫』である。
・チャドクガの生育サイクル
5月にふ化した毛虫は夏場に成虫になり産卵⇒この卵からすぐに次の毛虫が生まれる⇒爆発的に数を増やす⇒秋に羽化した成虫が越冬する卵塊(黄色の毛玉状)を葉裏に産み付ける。
・チャドクガの駆除は冬のうちに毒針毛に注意しながら葉ごと切り取り、焼却するか、土中に埋めるのが効果的。
・チャドクガには風下から近づかない。
・チャドクガに刺されたことに気ずいたら、決してこすらず水で洗い流した後に、セロハンテープなどで毒針毛を取り除く。患部には抗ヒスタミン軟こうを塗っておく。
・症状が重い場合は、すぐに皮膚科の医者に行き手当てを受ける。
(以上、抜粋)
近くを通るだけでも、被害を受けるので、「電化通りの首都大学沿い」の歩道は7月上旬までは、近寄らないのが一番かと思います。
それにしても、ちょっとネットで調べれば「チャドクガ」という危険な毒虫であることが分かるのに、それすらしない大学の他人事の姿勢は、怒りすら感じます。「近くを通るだけで危険」ということが伝わらなければ、あの「害虫注意」の掲示ば無意味です!
近くの熊野前保育園の園長に話をすると、「園児に被害は出ていないが、そうした情報を聞いていたので、散歩のルートからは外した。」とのこと。小坂の近隣の保育園にも注意喚起の掲示(具体的なもの)をするように依頼しておきました。
豊島区のHPなどではこちらのように注意喚起していますので、荒川区においても、区報やHPなどで情報提供を進めるように求めていきます。
たかが毛虫と侮るなかれ。触らなくても、毒が飛んでくる訳ですから「近くを通らないようにする」のが重要です。
首都大学東京は地域の一員としての自覚をもって「毒虫」対策にあたれ!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
以前から、時々訪問させて頂いています。
(読み逃げでしたが・・・)
今日の更新を見てめちゃめちゃ応援したくなりました!!
がんばってください!!!!
たまたまここを読んで良かった!!
首都大学への陳情、ブログでの注意喚起、重ねてありがとうございます。
ありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。
>>区民 様
記事が参考になって良かったです。お知り合いの方にもきっかけが有れば、チャドクガのことについて話をしていただければ幸いです。
大学が大騒ぎしなければ地域が理解できないコミュニケーションの隔絶した社会こそ議員が取り組む課題では?
大学が悪意をもって、虫を増殖させているなら別であるが、自然の営みなのだから、議員の対応はやや行き過ぎであると感じます。
記事中に書きましたが、1匹あたり50万本有る「毒の毛」が風で飛んできてかぶれるのです。すぐ横を通らなければ被害に逢わないというものではないのです。そうした事実は「害虫注意」という記載だけでは全く伝わりません。また、該当する場所を通るのは近所の方だけでは有りません。様々な場所から来た方にも注意喚起をきちんと伝えられるようにするのは、大学として当然のことです。
放っておくと、こうした害虫が他の場所にも拡散して、被害を広げることになります。地域の大学として、早期に処置をすべきであることは、議論の余地が無いことと思います。
仮に区の公園でこうした害虫が発見されたら、少なくとも数日のうちに対処を必ずしてます。
しかも日本人で椿を身近に知る人で、「チャドクガを知らない」とか近代日本人、しかも大学関係者や敷地を預かるモノが知らないとか恥同然ですね。
公園管理や土地を管理してる人間ならば常識レベルだと思いますがねぇ。
チャドクガは発生時期である前の4月と6月に二度、ホームセンターに売ってる500円程度のチャドクガ用の農薬を薄めて散布(スプレーでもOK)だけで発生しなくなります。
大量発生すると、焼くしか手はありません。
チャドクガが好みな植物は脂っぽい葉の系統です。
椿など葉が脂っぽうですよね。ああいテカテカしたのが大好きな害虫です。
チャドクガは昔の忍者が毒薬として仕様したほどに強烈で猛烈な痒みや痛みに襲われます。
幼虫から成虫まで体毛が毒毛で覆われて居て、触ると危険です。
風に舞う特徴があり、葉ごと焼くしかありません。
大量発生させたと言うのは管理がなってないからに尽きます。
おそらく知らぬ存ぜぬでとボケるつもりなのでしょう。
最近の学校は反日極左の巣ですし、害虫並に害人も増殖してるのでしょうな。