今朝はいくつかの場所に立ち寄ってから区役所へ。自転車の後部座席には、自宅の有るマンションや趣旨に賛同して下さる方が提供下さった「ペットボトルの蓋」(リサイクルについての参考記事をお読みください!)。アクロス荒川で集めているので、途中に寄って渡す予定でしたが・・・。結果として、休館日でしたので、役所の控え室に置いて後日ついでの時に持参することにしました。
こちらは、6月11日のブログ記事に書いた「チャドクガ」の件で、首都大学東京前の電化通りに新たに設置された掲示。8ケ所程度設置されました。
町屋5丁目の隅田川沿いに有る荒川清掃事務所を訪れました。小坂はマンションの管理組合理事長をしていて、マンションの資源リサイクルの書類を清掃リサイクル課に提出がてら、現場を見て、問題提起をしていこうと思いまして・・・。清掃事務所の所長から話を聞きました。
ここには建物が二つ有り、川沿いの土地には清掃車の駐車スペースと粗大ゴミの一時置き場が。
一つの建物は1階がボイラー室(隣の建物の浴場の為)、2階が清掃事務所、3階が清掃リサイクル課。
もう一つの建物は1階が浴場(清掃職員が体を洗う)、2階がロッカー室、3階は事務スペース。
階段から集められた粗大ゴミを撮影。わずかな期間でこれだけの粗大ゴミが集まる訳です。粗大ゴミの収集については、平成18年2月28日の予算特別委員会で「サービス向上と合理化」の為に、粗大ゴミ収集の民間委託を小坂が強く主張していましたが、平成19年の清掃審議会にその方針が盛り込まれ(参考ブログ記事:平成19年2月9日)、現在、その実現の方向で検討を進めている旨、今日も状況をお聞きして嬉しい限りです。
粗大ゴミとして集められる自転車も年間約2000台。別の枠組みとして、駅前等に放置され撤去された自転車で引き取り手の無い自転車も。この放置自転車の処分は、かつては極めて高額の処理費用をかけて業者に処分をしてもらっていたことのおかしさを平成16年10月4日の決算特別委員会で指摘し、改善を求めていたのですが、平成17年12月からはこうした放置自転車を海外に売却することができるようにしました。その結果、「お金を支払う=マイナス」から「売却益を得る=プラス」に転じました。
輸出先はアフリカのガーナ。概数で売却した放置自転車は平成18年度に約6000台で319万円の売却益、19年度は5000台程度で340万円。
粗大ゴミ(放置自転車とは所管部署が別)で出される2000台の自転車も、こうした売却処分といった有効なやりかたを新たにするように、見学後、関連部署へ申し入れを行いました。
布団は年間約8000枚粗大ゴミとして出されるそうです。こうした布団についても、再生できる素材は殺菌、打ち直しして再び活用ができないか、布団組合と研究を重ねているとのこと。実現すると良いですね。
屋外に巨大な業務用冷凍庫。マイナス18度と表示されてます。何かと思ったら、「処分依頼のあった動物の死体」の保管庫。区で集めた後、腐敗を防ぐ為にここで保管し、週に2回程、専門処理業者が引き取りにきます。年間約900匹程(7割程度は猫とか)、回収しているそうです。
それにしても膨大な粗大ゴミの中には、まだまだ使えるものが多数。一部は手直しして希望者に抽選で斡旋していますが、再利用可能でもほとんどのものは破砕処分されてしまいます。
そのまま使えそうな奇麗なベビーカー。小坂の提案としては、以前も行っているのですが「再利用可能な粗大ゴミの情報をネットと紙の掲示板で提供し、抽選の方法も周知し常に受け渡しができる場所を確保してはどうか?」(参考ブログ記事:平成18年12月14日)というものです。
こちらは区内に不法投棄されていた粗大ゴミを区が「止むを得ず」集めたもの。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、バイク、バッテリー・・・。処理費用を払うのを避けるために不法投棄する輩の為に、ここでも公金を使って処理をせざるを得ない・・・。
産業界が無責任な仕組み(購入時の価格に処理費用を予め入れておくべき!)を作ったことと併せて、不法投棄した者にモラルの無さに改めて怒りを感じます。
こちらも不法投棄を回収したもの。上記に書いたような事項を秋の本会議あたりで質問・問題提起する予定なので、具体策を考えて欲しいと要望し、荒川清掃事務所を後にしました。
粗大ゴミの中で再利用できるものは有効利用できる枠組みを!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。