区役所1階ロビーに設置された七夕飾り。近くの幼稚園の園児さんよりいただいたとか。
さて、昨日の読売新聞で、荒川区が発行している「福祉タクシー券」の、不正転売(金券ショップへ)が報道されました。
(以下、7月3日の読売新聞の該当記事より転記)
福祉タクシー券売買 荒川区
交付金券ショップに流通
荒川区が障害者に交付する「福祉タクシー券」が、金券ショップで販売されていたことがわかった。5冊5万1000円分が販売されているとの情報が区に寄せられ、職員が神田の金券ショップを訪ねたところ、残った1冊1万200円分が7140円で売られていた。
福祉タクシー券は、障害者が通院時などに利用することを目的に交付。同区では障害者認定を受けている2841人に対し、それぞれに最大年4万800円分を支給している。使用時には障害者手帳を提示するようになっているが、実際は形骸(けいがい)化しているとみられる。
同区の券には通し番号がなく、売り主は不明。区障害者福祉課は「管理が不十分だった」としている。区は不正使用を防止しようと、2004年度、使用者の名前を記入することにしたが、利用者側から「プライバシーが侵害される」「障害で記入が困難」などの声が多数寄せられ、06年度から無記名式に戻した。
区は今回の問題を受けて、通し番号を付けることのほか、再び記名式に戻すことを検討する。
(以上 読売新聞7月3日の記事より転載)
こうした不正転売は許されざることですが、それを防止する手立てを講じなかった区の姿勢も大きな問題が有ります。
平成16年に「氏名記入」を導入したことについて、反対の声が大きくて平成18年に「氏名記入」は廃止。百枚を超える券に全て氏名を書くのは視覚障害の有る方には、負担だという異論は理解できなくありません。
しかし、区役所の窓口で渡す際にパソコンで氏名を印刷して渡すことも、専用印刷機械を設置すれば、十分できるはずです。
また、氏名記入の他にも、それぞれのチケットに1人1つの番号を割り当て、その番号をチケットに印刷しておけば、台帳管理ができ、不正利用されても、誰が転売したか分り、その者に対して「永年発券停止措置」も取れますが、それもしなかった・・・。
実に単純なことです。この程度のことをしないのは、役所が「プライバシー」「個人情報」「弱者に対する福祉なのにその利用者を疑ってかかるのか?」という「決まり文句」に弱いから、まともなチェック体制を作れずに来たのです。そうした「決まり文句」に抗して、敢えて予算を確保して措置を講ずる意志が弱いとも言えます。
「必要な方にきちんと福祉を供する一方、不正防止の仕組みをきちんと整備する」という当たり前な認識のもと、全ての福祉事業の不正防止の仕組みをこの機会に見直す必要が有ります。担当の障害福祉課だけの問題では有りません。
因みに、現在福祉タクシー券の不正防止策としては、通番管理を前提に進められており、氏名記入は検討されていないそうです(読売の記事は間違い)。
荒川区では生活保護受給者に対して、「法外援助」として入浴券が支給されています。一般的な都内共通入浴券と同じものを使っていますが、「生活保護受給者への支給品」を示す(しかし、個人は特定できない)単純な「しるし」を荒川区では書き込んで、利用者に渡します(何かは書きません)。
この入浴券も不正売買がなされていることを、街の話で良く聞きますが、では、その印がついた入浴券が、チケットショップに持ち込まれたりしていないのか?渡す際に、転売がなされないよう、誰に渡したものか特定できる番号を振るべきでは?
こうした点を担当課長に、確認したのですが、「予算も確保できないので、そうした対応は現在、考えていない」とのこと・・・。
昨日、実際にあるチケットショップに行って、聞いてみました。事情を話して聞くと、「その印の有る共通入浴券は以前、持ち込まれたことが有る」とのこと。不正転売がなされているということです。
福祉の部局だけに任せるのではなく、区の企画部局が先導して、福祉で供するもの全てについて、総チェックを行うよう、議員として働きかけて参ります。
今日の夜は、少年野球連盟の壮行会が終わってから、汐入のウェルシップやララテラス前へ。「手相をきっかけとした洗脳」集団=統一教会の活動(参考:6月30日のブログ記事)の現場を見ようと思ったのですが、それらしい集団は見かけませんでした。
福祉の不正防止策を徹底するべき!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
(善良なおばあさんとおじいさんがダンボール収集で生活の糧を得ているドキュメンタリーです)
最近 暴力団員の不正な生活保護費の受給が問題になってますが、その暴力団員は高級車を乗り回し、良い生活をしていて、また 恫喝された担当者は何もできなかったなんて話を聞くとやるせなくなります! なぜ あの歩くのもままならぬおばあさんに福祉の手を差し伸べなくて、脅かされると生活保護費の支給に合致しない輩に支給され優雅な生活をしてる!! それも在日の外国人です!!
日本は狂っていると感じる今日このごろです。
生活保護。制度の抜本的な改革が不可欠ですし、不正を防ぐ体制づくり(国民総背番号制など)を左翼の人権屋の因縁など相手にせず断固進めるべきです。多くの不正受給の横行によって、行政への信頼が失われる現状に強い危機感を持っており、この問題について繰り返し発言をして参ります。