議会において、こうした答弁がなされるのは、「実質的に内定」していると言えます。その点について、小坂からの質疑をご報告致します。
この質疑・答弁で3分余り使いましたので、44分の持ち時間のうち、連日の質疑も加え使った時間を差し引き残りは11分となりました。残り少ない持ち時間となってきましたが、大切に使って参ります。
因みに記事の後半に「荒川区良好な生活環境の確保に関する条例」に係る住民説明会についての記事も掲載していますので、参照いただければ幸いです。
(小坂からの質疑と答弁)
小坂:細菌性髄膜炎を予防するhibワクチン接種に公費助成をする方向であることを聞き、本会議や予算要望で実現を求めてきたものとして大変嬉しく思っている。hibワクチンの発売が遅れているようだが、現状は?また、接種をフルセットで行うと3万円程度かかるが、公費助成の割合や金額はどのように考えているか?また、助成の制度を創設することで、細菌性髄膜炎という保護者には知名度が現状として低い疾患についての事実を広く知ってもらう活動を進めるべきと考えるが、区としての幅広い広報をお願いしたい。
また、細菌性髄膜炎以外にも例えば、水痘なども、罹患すると保育園等での影響、保護者の仕事への影響を考えると未然に防ぐ取り組みを進めるべく公費負担を導入している自治体も増えている(平成20年1月16日の記事をご参照下さい)。荒川区においても、そうした任意接種についても公費負担を考えるべきと改めて申し上げるが認識は?
健康推進課長:hibワクチンの発売時期や現実的に手に入る時期ははっきりしていないので公費助成を開始する時期はまだ明確に決まらないが、準備ができ次第、発売後、早い時期の実施を考えている。助成の金額や割合については、はっきり決めていないが、一部額の助成にする方向。広報については、区報や区HP等を活用して進めていく。他の接種への公費助成については効果等を検証しながら優先順位をつけて検討していく。まずは、hibワクチン予防接種への公費助成から開始したい。
(以上、質問と答弁のご報告)
今後hibワクチンの公費助成の充実と、疾患についての広報(例えば、来年度の健康週間オープニングイベント(昨年度の事例:今年度はさすがに間に合わない・・・)などで「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」の方に講演をしていただく場を区で設けるなど)等、引き続き責任者に働きかけて参ります。 全国でも先駆けてhibワクチン接種への助成を「実質内定」された、西川区長を始め担当部課の皆様のご尽力にこの場でも感謝を申し上げます。
★以下、細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会のメールマガジンから引用します。細菌性髄膜炎についての動画の紹介です。
第2日本テレビで細菌性髄膜炎について放映開始!
昨年の12月4日に日本テレビのリアルタイムで放映された「子供が年間約50人死亡 日本にだけ無いワクチン」が、日本テレビの動画Webサイト「第2日本テレビ」で再び公開されています。
本放送を見逃された方は是非ご覧ください。
「第2日本テレビ」のトップより、「『第2日テレ』ただいまのオススメ動画はこちら!!」より「ドラッグ・ラグはいつ解消されるのか」をクリックしていただくと、左側に「ワクチンギャップ」の項目がありますので、動画をクリックしてください。
(以上、引用終わり)
さて、先日のブログコメントでも書きましたが、「荒川区良好な生活環境の確保に関する条例」に係る住民説明会が開催されます。区HPのこちらに記載の通り、決定致しましたので、ご報告致します。
「荒川区良好な生活環境の確保に関する条例」に係る住民説明会
★条例原案に対して、主旨をより明確に伝えるため、住民説明会を開催します。
★日時:平成20年10月3日(金) 18時〜20時
★場所:荒川区役所304会議室
★対象者:区民・区内在住者
※課長に確認しましたが、「条例で規制を受ける方々への説明」という趣旨から対象を上記にしていますが、対象外の方がいらしても入場はできることとしています。私からは、「この説明会は先日確認したところ、区内在住者と在勤という条件をつける方向だと聞いたので、担当課長には「誤解している方には正しい理解を求めることはもちろん、建設的な提案であれば幅広く意見を聞くべきなので、そうした条件は外して開催してはどうか?論外な誹謗中傷はもちろん相手にする必要無し」と事前に申し入れましたが、仕切りは上記のようになりました。
★次第
(1)区内の困難事例の状況(NHKニュース映像)
(2)条例の主旨説明
(3)これまでの質問等に関する回答
(4)質疑応答
★当日配布する資料
(1)パブリックコメント資料
(2)主な質問に関するQ&A
(3)地域猫に関する資料
(4)主な新聞記事
(5)これまで寄せられた意見の件数等一覧
★出席者
環境清掃部長、環境課長、環境政策担当課長、生活衛生課長
★この条例に関する意見数等
電話151件(環境課70件、生活衛生課40件、区役所警備室(開庁時間外の受付)41件)
区民の声(メール) 69件
(区内からのご意見は4件)
パブリックコメント 24件
(区内からのご意見は1件)
※上記の件数は述べ件数ですので、かなりの数、同一人物から複数寄せられているとのこと。
※説明会の開催については、上記意見を寄せてきた方へも連絡します(連絡先を役所にきちんと伝えた方について)。
細菌性髄膜炎への公費助成を内定したことを評価する、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
自治体での助成があればすばらしいことです。
他の自治体に先駆けてこうした助成が内定されたこと、主張を続けてきた議員として大変嬉しく思っています。
メジャーな予防接種(おたふく風邪)なども接種率が低い中、既存の接種と共にこうした知られざる疾病の予防接種の重要性についても助成制度を一つの手段として広くアピールしていきたいと思います。
いつも御尽力いただき、ありがとうございます。
そして今回のこの嬉しいニュース!!
重ね重ね、ありがとうございます!!!
細菌性髄膜炎から子どもたちを守るワクチンの予防接種の推進は、子どもたちを守ること、子育て世代の精神的不安を和らげること、そして日々の夜間・休日診療で奮闘されている小児科の先生方の負担を軽減すること等、様々な効果が指摘されています。
荒川区のように積極的に費用助成などに取り組まれる地方自治体が増えてることが、国の制度化へも繋がることともいます。
今回の先生のご奮闘と区の英断は、全国の他の自治体への大きな先例になることと思います。
本当にありがとうございました。
私たちも、引き続き多くの子どもたちをワクチンで守れるように頑張っていきます。
いつも熱心な活動、心から敬意を表します。宮崎市、鹿児島市に続いてのこうした取り組みが多くの自治体に広がり、定期接種化を早めることができれば何よりです。
守る会の田中様よりとても嬉しいお知らせをいただきました!今まで発売が延期され続けてきたヒブワクチンが9月30日のプレスリリースで今年12月にやっと発売されることになったそうです(第一三共ワクチン株式会社のホームページをご覧ください)。親御さんへのPRについても議会から様々な提案をしていこうと考えています。
今後とも宜しくご指導下さい。