2008年10月27日

区役所耐震化工法の選定結果

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 昭和42年に建設された荒川区役所本庁舎。老朽化しているものの、調査の結果、大幅な工事を行えばあと20〜30年間は活用できるとの結論となり、8月4日のブログ記事(まず、こちらをお読み下さい)に書いた通り、プロポーザル(提案)方式で5つの事業者から様々な工法の提案を受けていました。

 その選定結果について今日の総務企画委員会で報告がありました。小坂はその委員では有りませんが、資料からその結果のご報告(8月4日のブログ記事と重複しない点に絞って)を致します。

★選定委員会では、審査の結果、大成建設による「地下1階柱頭免震工法」を最優秀提案と選定。

★鹿島建設鰍ニ戸田建設鰍フ提案は、提案価格が区の想定を大きく超えていたため、評価項目審査の対象外(つまりは二次審査で落選)とした。

★大成建設鰍フ提案は「構造部材、非構造部材共、十分な耐震性が確保されており、工事中の執務への影響が小さく、来庁者への影響も配慮されている。提案価格が2次審査を通過した3社の中では大きいものの、庁舎の耐震改修計画として最も優れている」と選定委員会では判断した。

★工法について具体的には「地下1階の柱を補強して柱頭に2種類の免震装置(計80ヶ所余)を設置」する。

★耐震性能(区分の内容はこちらをご覧ください
 1階以上はT類、地下1階はU類以上(T類に限りなく近いU類)

★工事中の一定期間、地下食堂等(約10ヶ月)の使用ができず、その他の諸室の仮移転や設備機械の仮設移転等が必要となる。

★既存のエレベーターは全て1階から最上階までの移動となり、地下1階から最上階へ移動できるのは新設されるエレベーター1基のみとなる。

★因みに最後まで残った3社のうち選ばれなかった2社の提案への選定委員会の評価は以下の通りです。

「三井純友建設鰍フ提案」=工事範囲が最小限となるように計画され、工期も最短であるが執務室として使われている2階を施工するため、工事中の執務への影響が大きく、工事後も使い勝手に制約が生じる。

「飛島建設鰍フ提案」=コスト低減に真摯に取り組み、最低価格の提案としていることが評価されるが、耐震性能については、要求水準を満たしているが、他社の免震工法に及ばず、工事範囲が全階に及ぶなどのマイナス面が見られる。

small_ribon.gif耐震化で区役所が震災時の司令塔として使えるようにすべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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posted by 小坂英二 at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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