地域の方から退院後の行先の相談を受け、区内の認知症対応型グループホーム(共同生活介護施設)に同行して空き状況や入居の条件などを伺いました。丁度良い機会でしたので現状をいろいろと聞き取りもしました。訪問したのは、この施設の開設記念式典以来ですが、丁度昼ごはんの準備をしているところでした。
グループホームは上記の図のようなユニット(5人〜9人)を一つの単位に認知症が有る方である程度の歩行ができる方が共同生活をする施設です。家庭的な環境で地域住民と交流しながら日常生活と機能訓練も行います。専用の建物に設置される例も有れば、既存ビルのフロア(例えば3階から5階など)をリニューアルして設置するケースも有ります。
先程書いた「昼ごはんの準備」もスタッフと共に入居者も役割分担をして動いていました。こうした施設には持病をお持ちの方も多いのですが、節度有る共同生活によって、食生活が適正化されて持病が少し改善した例も多いとか。
こうした施設の現状は荒川区では現在6ヶ所、135人分です。今後の区の計画では平成21年度に4ヶ所、22年度に2ヶ所、23年度に2ヶ所整備をし、累計で14ヶ所279人分に増やしていく方向です。
民間の事業者が運営する形で、区が指定・指導を行います。
こうした高齢者対策の具体的な計画が昨年12月に「第四期荒川区高齢者プラン 中間まとめ」として策定されており、プランが完成してから荒川区HPで公開された際にお読みいただければ幸いです。
さて、先週の土曜日に20日の本会議質問(詳しくはこちら)の「赤煉瓦の保存」についての打ち合わせも兼ねて、「荒川ふるさと文化館」を訪れて打ち合わせ後、企画展「日暮里SAIKO」(こちらの動画の後半)(引用元はこちら)を拝見してきました。地域の歴史を知る良い機会ですので、皆様も足を運ばれては如何でしょうか?




