さて、小坂の持ち時間残りの33分のうち18分を使って以下の2点について質問を致しました。残り時間は15分は教育費の分野の質問をする予定です。文中のリンク先を参考にしていただきながらお読みいただければ幸いです。
(小坂からの質問と受けた答弁)
★荒川区内の求人情報の取りまとめについて。
小坂:荒川区内の求人情報の有効活用について聞く。ハローワークの情報とも連携しながら、迅速に求人情報を区の窓口や区の求人サイトで提供できる枠組みを作ってはどうか?
区独自の仕組みを作ることでハローワークよりも個人、事業者共に迅速かつ簡敏にやり取りができるのが特徴のようであり、23区内においても、中野区(事例)、港区(事例)などで区内雇用の集約と募集の独自の取り組みを行っているがそうした事例に対する認識は?
産業振興課長:区内雇用について、ハローワーク足立と区で協力して行っている。具体的には、町屋駅前にJOBコーナー町屋を設置している。求人笹井とまでは無い。
産業経済部長:中野区の就業サイトも拝見したが、制度的な限界も有ると感じている。職業紹介はハローワークが行うのが相応しく、区が中心になって実際に結びつけるとなると限界は有る。
小坂:求人情報を事業者も迅速に登録をでき、個人に対してもネットや区の窓口で速やかに提示できるような仕組みを検討していただければと考える。
また、区施設の指定管理者が人を雇う際に必ず区の求人窓口、区の求人サイトに登録することと定めておけば区民の雇用も促進できるのではないかと考えるがどうか?是非、早期の立ち上げをお願いしたい。
産業経済部長:求人内容については安定性、不都合な事項が無いか公表をする前に検討する必要も有る。ハローワークのように法律的な裏付けを持った形の方が結果的に双方のメリットになると考える。小坂委員が指摘したようなメリットもあるとは思う。
今後も良い方法を考えていきたい。昨日、ムーブホールで合同面接会を開催した。ハローワークと十分な連携をとりながら就業支援を行う。
★フィルムコミッション振興を
小坂:フィルムコミッション(参考記事)の事業を数年前から実施すると言っていたが、現時点でもフィルムコミッション事業(事例をこちらからご覧ください)が立ち上がっていないが、現状はどうなっているのか?
観光振興課長:西日暮里で撮影施設が活用されているが、フィルムコミッションについては、まずサイトの構築を今年度末までにはしていきたいと考えている。
区の中で撮影に対してきっちりとお知らせしている段階まで具体的に至っていないが今後も充実していきたい。
小坂:撮影関係の仕事をしている友人の話でも、区内には多く撮影に適した建物・景色が有るのにPRをしないともったいないとのことを話ていましたが、私もそう思っています。
下町の町並み、古い家屋、職人、中小企業、川沿いの風景などなど。区役所本庁舎の建物も撮影には最適だと言われております。現在撮影事業者から区の公共施設を撮影に活用したいと申し出があったら、どの程度の期間をかけて検討して答えるか?
観光振興課長:例えば区役所本庁舎の撮影への貸出では、管理部で協議し、撮影できる場所、そうでない場所を整理して結論を出す形になる。
区役所本庁舎であれば1週間程度で調整して結論を出す。写せる場所とそうでない場所が有り、調整を要することがあり、結論を出すまでに1ヶ月程度かかったことも有る。
小坂: それだけ待たされてしまうと、撮影事業者は独自に他の場所、特に速やかな結論を出す自治体の施設をを探して行ってしまう。
折角、荒川区内で撮影をしていただける可能性があるのなら、そこで新たな消費も生じるのであるから、区として速やかな対応ができるように予めメニューを用意しておいて、即断即決できるようにしてはどうか?
区施設及び民間の施設で予め承諾が得られた場所を冊子やHPに写真や具体的条件を掲載し、使用申請が有ったら、速やかに結論を出す枠組みを予め作ると多くの撮影事業者が来ると考え進めていただきたいと考えるが、そうした取り組みについて進めていこうという考えが有るか?部長に認識を伺う。
産業経済部長:撮影事業者に対しては、これまでも柔軟な対応をとってきた。以前、区役所の本庁舎を「外務省庁舎」としてのロケとして使われたこともあった。撮影申請が有った際に台本などを事前にチェックをしておかなければならないことも有るので、若干時間を要することも有る。
今後も柔軟な対応をしていきたい。小坂委員指摘のような詳細なデータを整備して示せるようにすることも将来的には大事だと考えている。
小坂:以上、2点について区長の認識を伺う。
区長:荒川区においては区長自らが区内企業の求人情報の開拓に歩いたわけであるから、折角持っている情報を事前に前処理をして効果的な使い方ができるようにすべきと考えている。
そうした情報を活用しながら、区の経済対策の緊急総合窓口で雇用の増大についてもハローワークと連携しながら仕事情報を紹介できるという努力もしたいということが部長からの答弁だと理解している。
フィルムコミッションについては、荒川区の風景が映り、テロップでも流れることで「実際にここに行ってみよう」と思っていただける効果が大きいのではないかと思う。
実際にテレビや映画での映像で荒川区の風景が多く使われている。区の公共施設を貸し出すことで得られる収入は少ないが、区のイメージアップになると思う。
小坂委員からの指摘を踏まえながら進めていきたい。
迅速に区内の雇用情報がやりとりできる仕組みの整備を望む、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
隣の北区在住ですが‥
近所の某商店街、最近はよくテレビCMに登場します。数年前には、通りがかりにTBSドラマ「ビーバップハイスクール」の収録現場に遭遇しましたし。
映画「男はつらいよ」で有名な葛飾区柴又なんて、まさに「フィルムコミッション」の典型でしょう。もっとも、柴又は帝釈天(題経寺)の門前町であり、明治以降も大町桂月らの文人・墨客に紹介されるなど、元々有名な行楽地ですが。
いずれにしても、行政だけでなく地域住民の受け入れ態勢も必要です。安直な(?)所では、テレビ東京の人気番組「出没!アド街ック天国」に取り上げてもらうのも良いでしょう。
いつもコメントありがとうございます。ご指摘、その通りだと思います。
因みにアド街には荒川区の各地、何回か取り上げていただいております。でも今までと別の観点で取り上げてもらえると良いですね。