
写真は産経新聞のこちらの記事に書かれた通り、11日から区役所1階入り口に設置された新型インフルエンザ対策の為の消毒剤。手をかざすと自動で消毒液(速乾性)が噴射され手をこすれば殺菌終了。こうした消毒液は区施設124ケ所に設置。

今日、通りかかった際に偶然、新型インフルエンザ対策を取材しているフジテレビ取材陣と区の担当者に現場で遭遇。明日14日の午前8:20〜40分頃に放送されるとのことでした。
区HPにこうしたメディア出演予定を速やかに告知するページを設置できないかな・・・と思っています。お金をかけなくても簡単なブログ形式でも良いのです。興味が有る方はきっと注目して見てくれると思います。
良い政策はどんどん知っていただきたいですし、テレビで放送されるのは、すごく広報としては有効ですから、今度広報課長に話をしてみます。
さて、11日の幹事長会資料に「6月1日に全議員に呼びかけて競馬場の視察を行います」という議会事務局長名で出された書類も入ってます。毎年のことなのですが、皆様にも実態をお知らせしておきます。
まず、その書類の中身は以下の通りです。
(幹事長会資料より)
「大井競馬場の調査・視察について」
★6月某日 区役所出発 15:20
大井競馬場到着 16:00頃
大井競馬場出発 20:20頃
(最終レース前に出発します)
区役所到着 21:00頃
★視察内容 特別区競馬組合による事業説明等
(事業説明終了後にLウィング5階の特別席にてレースを観戦していただきます)
★交通手段 マイクロバス1台(往復)
★申込方法 各会派幹事長様に参加者を取りまとめて頂き、5月22日までに庶務係まで申し込みをして下さい。
(案内資料の概要は以上)
議員の参加は無料です。基本的に毎年開催してます。実に、突っ込みどころ満載です。幹事長「様」って・・・。滞在時間が4時間20分・・・。観戦場所となっている「Lウィング5階の特別席」(綺麗な個室)はこちらのページを見ると一般開放されていな場所のようです・・・。
大井競馬場は23区特別区の出資の元で運営されています。各区議会の議長は「特別区競馬組合議会」の議員になっています。そうした関係で毎年「視察」の案内が来るのです。各23区で別日程でそれぞれ行っているようです。
その実態は?読者の皆様はさぞ熱心に競馬場の隅々までチェックをしているとお思いでしょう・・・。
小坂が議員に初当選した平成15年か次の16年(15年は参加できなかった)のどちらかに、荒川区と上記のような繋がりがあるのなら現場を見る必要が有ると思い、一度、参加したことが有ります。その際も上記のような案内内容でした。
その時の話ですが、大井競馬場にマイクロバスで着くと、会議室に案内され、資料を渡されました。そして、競馬場の責任者が簡単な説明の後「毎年のことなので、皆様よくご存じですよね。初めての参加の方はいますか?」と聞かれたので小坂は「始めてです。きちんと説明をして下さい」とお願いすると補足で説明をする感じでした。
質疑応答も小坂から何点かしましたが、他にはほとんど無し。会議室での説明・質疑応答は20分程度で終了。
その後が本番といった雰囲気でした。とても眺めの良い特別室に案内されて、議員と区職員で競馬観戦。ここで4時間程度を過ごす訳です。酒とつまみを持ち込み、宴会をしながら競馬観戦。
小坂にとっては、生まれて初めての競馬場への訪問でしたので、これも体験だと思い馬券を2000円程度買ってみる程度をしました。
それにしても、とても後ろめたい気分。視察と銘打って長時間、競馬を楽しんでいる集団にいたくないという気持ちと、夜に地元で政務会合が有ったため、早々に途中で失礼し、モノレールと山手線に乗って荒川区に帰って来ました。
それ以来、毎年のように誘いは有りますが、参加しようという気にはなりませんので不参加。今年ももちろん不参加です。
荒川区内には200程度の区施設が存在しますが、議会全員に呼びかけて毎年現地視察をする区施設など有りません。しかし、競馬場だけは毎年のように現地視察を募っています。このこと自体おかしいと思います。
現地視察といっても簡単な説明の後に、特別席で競馬を「体験」するのが大部分。施設全体をくまなく歩いて見て、改善点や危険個所を調査することも、一般利用者に声をかけて意見を聞くことも無し。とても意味が有るとは思えません。
現場を知るのが目的であれば、「特別室」ではなく、一般の観覧席で現場体験をするのが当然だと思います。議員全員に呼びかけて公費でマイクロバスを使い、訪問する必要は有りません。
こうした形の視察は不要だとつくづく思います。
23区のそれぞれの議会で同様のことをやっていますが、荒川区議会では、こうしたことはもう止めるべきと申し上げて参ります。
参考に23区の議員で「競馬場視察」について記事を書いているページをいくつか示しておきます。検索で見つけた記事ですが、参考にお読み下さい。
・江戸川区議会議員 日本共産党 間宮由美氏のブログ (ネット検索で調べて出てくる範囲で唯一、ネット上で視察の在り方について問題提起をされている区議会議員。保守の陣営でこうした問題をどんどん取り上げる議員が少ないのが残念・・・)
・世田谷区議会議員 藤井まな氏の日記
・文京区議会議員 渡辺まさし氏(民主党)HPの記事





競馬場視察・・・。この不景気な時に羨ましい話です。どこかの議員の海外視察と銘打った旅行の小さい盤のようですね。勿論、視察をした結果、どこがどうであったのか区民にレポートがなされることでしょうね。その前に、「視察をして参りました」と区報などで知らせるべきだと思います。知らない人のほうが多いはずです!!
荒川区には自転車部品工場で働く人が大勢居ましたその仲間の中に自転車振興会があり競輪選手も居り自転車保険組合 厚生年金基金組合に加入しておりましたが競輪も工場も振るわず年金基金倒産し加算年金部分が減額された年金支給者が荒川区内には大勢居る事区政に携わる人として頭の片隅に置いてください
インフルエンザ対策に消毒薬220万円掛けて設置区役所内とは如何も的外れの感がしますが 京成電鉄とJRに日暮里駅構内の対策をお願いする方が飛散防止に効果があると私は思う
御評価、ありがとうございます。区長が迅速に問題提起と対応をして下さるので心強い限りです。議会からも様々な問題提起を引き続き行って参ります。
>>グスタフ 様
文中に書いた全124施設が自働噴霧のものではなく、手押しで出す消毒液を置いている施設も有ります。
競馬場視察・・・。23区のそれぞれの議会で行っているのですが、その実態を知っている者として断言できるのは、「視察」と名付けられる内容では無いこと、ましてや毎年行う必要は皆無だと思います。
>>荒川躍進 様
設置したのは区役所だけでは無く区施設124ケ所です。御指摘のように鉄道施設のどこかに設置すると有効かとは思います。協力をしていただける範囲で対応をお願いしたいと思います。
>>tnt 様
コメント、実に同感です。何故、毎年、実施するのでしょうか。
記事中に書いたLウィング5階個室部分(競馬場HPには利用案内の記載無し)を一般に有料開放して収益を上げる努力をすべきと思います。現状は「特定の人たち(議員を含む)」の為に確保してあるという感じですから・・・。
年金基金の加算年金が無くなりました受給者が荒川区内には大勢居ると言いたかったのです インフルエンザ対策220万円で各施設に置いたならばいまいち頑張って
あらかわ満点メニュー健康応援店に補助金を出して消毒液自動散布機を置く事で区民のインフルエンザ対策の意識が高まるのではと書こうとしたのですが欠けてました
書き込みの趣旨、理解致しました。本当に、議員が毎年視察する意味が理解できません。
視察するなら、一般席に行って利用者の意見を…という点、まさにその通りと思います。
ギャンブルには弊害もありますし、反対意見を持つ人もいるでしょうが、法に基づき、主催者となっている以上は、弊害をできるだけ少なくした上で、安全・公正な運営を確保し、大井競馬が特別区の財政により貢献して、ファンが更に楽しめるよう、提言等を行うのが議員の方々の仕事であると思います。
利用者として不満や要望はそれなりにありますが、大井競馬の公式サイトには、意見を受け付けるメールアドレスがありません(あるのかもしれませんが、どこなのかわからない)。視察が行われているのに、この状況が変わっていないのはなぜでしょうか。新しい施設を造ったり新方式の馬券を発売したりするのと違って、法的な規制も無く、お金もほとんどかからないことなのですが。ひとまずその点だけでも改善されればと思います。もし機会がありましたら提案等して下さると嬉しく思います。
長文失礼しました。
今後ますますの御活躍を願っております。
返信がうっかり遅くなり大変失礼しました。ご指摘、受け止めさせていただきました。メルアドや意見投稿フォームすら無い競馬組合のHP・・・。私も探してみましたが、そうした欄は見つかりませんでした。早速改善を申し入れて参ります。
「御意見を受け止める窓口を開いていない」という状態は23区の出資で運営されており、23区から議員(各区議会の議長)で議会すら構成している競馬組合において許されぬことと思います。
今まで気づかず失礼致しました。ご指摘ありがとうございます!