今回が第一回ですが、今後、こちらのブログ記事に書いたように、広い敷地も併用して行うべきだとつくづく感じました。イベントを開催すること自体は良いのですが、狭すぎてバラの鉢を格安で買ったらそのまま帰ってしまう方が多数のようでした。折角、イベントを行うのなら学校の敷地などを活用して、もっとゆったりと楽しめるものにするよう改めて求めて参ります。
さて、表題の「荒川区HPのリニューアル」について5月20日の総務企画委員会で報告が有りました。概要をご報告致します。皆様もお気づきの点が有りましたら、是非、コメント欄にお寄せ下さい。
(参考:小坂からの問題提起の一例)
・目的別HPに改善、動画の活用、ポータルサイト改善(平成20年9月24日のブログ記事)
★平成22年度より区の公式ホームページをリニューアルする。
★リニューアルに向けた開発等については、プロポーザルにより事業者を決定する。
★具体的な改善案の例
○現在10有る総合サービス案内の大部分を半分程度に減らし、階層を1〜2階層を深くすることで、1ページあたりの情報量を適正化。
○Google、Yahoo!マップなど更新が容易な地図を利用し、地図上に施設の写真・概要などの情報も掲載するなど、地図情報を充実。
○利用者の目的別に入口を用意。
○検索機能の充実。
○複数課にまたがる手続きも一目でわかるページの設定。
○行く所リスト(買い物かご)
○印刷用ページ
○アクセシビリティーへの対応の充実(21年秋改定予定のJIS規格に対応)
○マイページ、RSS機能設置
○携帯電話等用のHP内容をPC用と同等の内容に充実し、レイアウトも工夫をする。GPS昨日による道案内、施設案内、RSS機能、PC用HPから携帯電話にデータ送付。
★業者選定:評価委員会(外部委員2名を含む)を設置し、公募式プロポーザルにより業者を選定する。
★平成20年12月〜21年3月 庁内にリニューアルの為のプロジェクトチーム(部署横断的に若手で構成)を設置して検討してきた。
★今後の予定
21年5月〜6月 業者選定(プロポーザル)
7月〜9月 システム開発
10月〜22年1月 データ移行
22年2月〜3月 システム試行稼働
4月 新ホームページ公開
荒川区HPはコマメに改善ができるようなシステムにすべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
例えば[マイページ]機能にはけっこうな開発費がかかると思いますが、ペイできる利用者数をどのように見積もってるのでしょうか。
「充実」とか「適正化」など言うは易し行うは難しな項目は、予算も含めもっと具体的に公開していただきたい。その上で公開後の評価方法と基準を、公開前に明示していただなければ。
安易なアンケート調査などでお茶を濁されてはたまったものではありません。
10時前後が本当にすごい人でした。荒川自然公園というのも確かに良いと思います。
見やすく詳しい案内図への要望、お受けして担当課長にも話をさせていただきます。
>>南千住 様
こんにちは。まず、ここに書いたのは区として挙げたおおまかな改善点であり、今後、プロポーザルにおいて様々な業者からさなれた提案に対して選定をします。選定をしたからといってその提案をそのまま取り入れるのではなく、繰り返し協議をしながら良いものにしていくものです。
新たなHPの問題点や使いやすく改善をどのようにするかをどのように探るかという点についても提案項目に含めるように担当課長に申し入れております。
1.リニューアルにさいして、既存の記事のURLを絶対に変更しないこと。記事を消去したり、URLを変更したりするのは、新聞社などが記事に貼られたリンクを無効にするための“意地悪”なテクニックだが、そうしたことを区がやってはならない。
2.区の発行物は、すべてインターネット記事、あるいは、pdfで公開する。例:「荒川ふるさと文化館だより」の告知記事のように、最新号(第22号)が発刊されているので、取りに来てください、というような“意地悪”をしない。そこから閲覧できるようにする。
3.無意味な囲い込みをしない。例:「ビデオ広報あらかわ 動画配信コーナー」のように、動画配信ページをお金を使って制作する必要はまったくない。閲覧しにくくて非常に“意地悪”。区のPRのためにも、YouTubeなどを活用すれば充分。
4.税金で制作した情報は、基本的に著作権フリーのパブリックドメインとし、自由に活用できるようにする。例:議会ホームページの音声に対して著作権を主張している議員の方がいらっしゃるようですが、著作権をバリアのために使うああいいやり方は見苦しいです。
思いつつままに書いてみましたが、南千住さんも危惧なさっているように、無意味な新機能は不要だと思います。
ホームページ作成に関して、ビジョンを持てるのは小坂さんくらいで、失礼ながら、ほかの議員の方は、あまりリテラシーをお持ちでないように感じています。そうした方を相手に改革をしていくのは大変だと思いますが、未来のためにご活躍を期待しております!
具体的な提言、ありがとうございます。私と同じ認識かと思います。
・1について。実に同感。その通りだと思いますし、そうしたことは、すべきでないと申し上げて参ります。
・2について。実に同感。「荒川ふるさと文化館だより」についても、リニューアルとは別の話としてすぐにでもHPにきちんと掲載するように求めて参りたいと思います。
・3について。実に同感。私も動画はユーチューブを絶対活用すべきと繰り返し提案して参りました。ユーチューブは「ネット上での賑わいの場」と既になっており、そこに様々なキーワードをきっかけに荒川区の動画を見ていただくやり方が絶対に有効だと思います。有る程度の自治体でユーチューブを既に活用していますので、繰り返し導入を求めて参ります。
・4について。実に同感です。誰にでも公開し傍聴が可能な委員会・本会議の録音音声に著作権を理由に活用を妨げるなど到底理解できない思考です。
しっかりと研究をしながら、今後も提言をして参りたいと思います。コスト対効果が低い新機能も排除していくようにしたいと思います。
今後とも、御指摘をいただければ幸いです。
> サイトリニューアルにさいして注意してほしいことは、
> 様々な意味で、意地悪な構造にしないことです。
たいへんわかりやすい表現ですね。
> 1.リニューアルにさいして、既存の記事のURLを絶対に
> 変更しない
現在のURLは規則性や有意性が無いため極めて不効率です。
原因は業者の初期設計が区のサイト運営方針と統一されて
いないことにあると思われます。
現在のURLを保持したままリニューアルするのは費用を
考えると手間ばかりかかるわりにメリットが少ないため
損失の方が多くなる可能性があります。
kuminさんのご意見を考慮すると、今ある文章を全て保存、
閲覧可能な状態にするのが落としどころではないかと思います。
> 2.区の発行物は、すべてインターネット記事、あるいは
> pdfで公開する
pdfへのリンクは利便性を下げてしまう場合があるので、
印刷物の情報を全てページ化するということであれば全面
賛成です。
これもまた業者の設計と区の運営のミスマッチゆえの
無駄です。印刷物の作成とサイトのページ作成をあらかじ
め連動させるシステムを作るべきです。
> 選定をしたからといってその提案をそのまま取り入れる
> のではなく、繰り返し協議をしながら良いものにしてい
> くものです
むろん協議は必須です。わたしのコメントの主旨は、
予算の使い道はおまかせしますがしくじったらどうするの
かを知りたいということです。
サイトの成功失敗の判断は短期間のうちに数字で出ます。
しかし問題点が表れているのに来期の予算で対応します
では困るわけです。
新しい試みの大半は失敗するものですし、区議さんと
区の職員の方々を万能だとは思っていません。だからこそ
やりっぱなしではない公開後の具体的な対応策が存在して
いるのか、と問うたつもりです。
> 新たなHPの問題点や使いやすく改善をどのようにするか
> をどのように探るかという点についても提案項目に含め
> るように担当課長に申し入れております
ということは予算内に盛り込まれていないのですね。
困りましたね(笑
サイトリニューアル事業の予算総額はどのくらいなのか
教えていただけますか?
返信ありがとうございます。荒川区に小坂さんのようなネットに対するビジョンを持った議員がいることは救いだと思います。時代もじょじょに変わっていくと思いますので、粘り強い取り組みをお願いいたします。
南千住さん
ご指摘の点、同意です。おそらく私は、リニューアルに対して、期待よりも危惧が大きいのだと思います。簡単に言うと、多くのお役所仕事にありがちなように、もっとよくするという名目で、もっと悪くなる可能性が高い、ということです。で、それを改善するために、さらなるコスト、そして改悪、というループを危惧します(苦笑)
改悪されるくらいなら、現状維持で充分。ただ、区民が情報を活用できるようにするために、情報を最大限開放すべきだと思っています。なので4の点はけっこう重要だと思っています。
サイトの使いやすさを、常に追求し、どのように適宜改善していけるかという点も、公募の際に具体的に提案をそれぞの業者から受け、審査した上で選定、協議に入るということです。全ての内容を固めた上で公募するのではなく、各事業者の個性有る提案を受けてその中で適正なもの(事後評価・改善方法を含めて)を選ぶものだと理解しています。
サイトリニューアルと運用経費は以下の合計になります。様々な業者から提案を受ける前の段階であり、あくまで「上限額」ということです。
・システム構築等コンサルティング 336万円
・システム構築(ホームページCMS構築等) 約3448万円
・サーバー設置(専用サーバー購入及び初期設定等、ファイアウォール含む) 899万円
・運用経費
(サーバ保守管理等)
※ランニングコストの一部に相当するもので、22年度以降も毎年必要となる経費(現時点での想定額) 約1446万円
>>kumin 様
期待に応えられるように、研究をしながらチェックと提言をしたいと思います。特に区政や区議会の情報は自由に使えるようにすべきと強く申し上げて参ります。
というのは、現実の区役所が使いやすくない以上、ホームページも使いやすくなるはずがないからです。
たとえば、荒川区のホームページのトップから「相談窓口」をクリックします。すると、一般相談とか行政相談とか窓口がたくさんあり、相談日時もすべてバラバラです。相談する気が失せるような複雑さですよね。現実がこうである以上、どんなに頑張っても、ネットがこれ以上使いやすくなるはずがないのです。
理想は、ひとつの電話番号ですべての相談を24時間受けつけるような状態だと思います(もちろん、ローコストで)。もし、こういう現実があれば、トップページにgoogleのような検索窓ひとつと、電話番号一個あれば、充分わかりやすいはずですよね。
なので、まずは現実の改革でしょう。
ホームページ関係では、むしろ逆に、「ゆうネット」とか「ショッピングモール」とか、まったく成果があがってないような別サイトを閉鎖したほうがいいんじゃないでしょうか。「子育て応援サイト」などもアクセスあるんでしょうかね?アクセス数と経費を公開してほしいものですね。
いくつかの自治体で行っているようなコールセンター(土日も夜間も含めてこの番号にかければ全ての案内ができる)の設置も考えていかねばならないと思います。
ゆうねっとなどについても再三、問題提起をしていますが、変わりませんね・・・。ゆうネットはもう止めた方が良いと思います。
子育て応援サイトやショッピングモールはもっと上手に運営すれば効果が上がると思います。
あと5~10年も経てば、自然とリテラシーが高い世代が出てきますので、改革も容易になるかと思います。なので、小坂さんにはぜひ粘り強くがんばって欲しいと思います!
>> 4.税金で制作した情報は、基本的に著作権フリーのパ
>> ブリックドメインとし、自由に活用できるようにする。
> 改悪されるくらいなら、現状維持で充分。ただ、区民
> が情報を活用できるようにするために、情報を最大限
> 開放すべきだと思っています。
なるほどと思いました。著作権フリーにすればアクセス
数と外部リンクの数でサイトが適正化されているかどう
か、より具体的に把握できますね。
> 「子育て応援サイト」などもアクセスあるんでしょう
> かね?アクセス数と経費を公開してほしいものですね。
アクセスデータは常に自動で集計し一般公開した方が
運営者にとっても利用者にとっても益するところが多い
と思います。
> 現実の区役所が使いやすくない以上、ホームペー
> ジも使いやすくなるはずがないからです
問題の本質ですね(笑
> 各事業者の個性有る提案を受けてその中で適正なもの(
> 事後評価・改善方法を含めて)を選ぶもの
総額6000万円超ですからね、評価基準と結果の公開を
ぜひともお願い致します。
利用者の視点から、必要なものと不必要なものをしっかりと見極めていきたいと思います。
>>南千住 様
御指摘を踏まえての検証と情報の公開をするように求めていきたいと思います。ありがとうございます。