その差を埋めるべく、多数の企業や一部の自治体も参加しているのが「TABLE for TWO」(詳しくはこちらをご覧ください)の取り組みです。
※仕組みはこちらに書いた通りです。
※分かりやすい説明はこちら。
※報道も多数なされています。
以下、公式HPより抜粋します。
TABLE FOR TWOは、開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病に同時に取り組む、日本発の社会貢献運動です。
世界の67億人の人口のうち、10億人が飢えに喘ぐ一方で、10億人が肥満など食に起因する生活習慣病に苦しんでいます。
この深刻な食の不均衡を解消するため、2007年の秋に日本でTABLE FOR TWOが創設されました。
2008年末までの約1年間で、TABLE FOR TWOプログラムへの参加企業・団体数は100を突破。食堂から始まったプログラムは、一般の方にもご利用いただけるカフェへ、そしてネットスーパーやコンビニの食品へ、次々と広がっています。
TABLE FOR TWOの活動内容もプログラムの推進だけにとどまらず、講演会開催や本の出版、ブログキャンペーンなど、TABLE FOR TWOの理念や問題意識の啓蒙活動へと拡大しています。
また、日本で始まった活動は海を越え、アメリカにも広がっています。2008年にニューヨークで支部を開設、2009年より活動が始まっています。
TABLE FOR TWO、直訳すると「二人の食卓」。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うというコンセプトです。
TABLE FOR TWOに参加することによって得られる地球人としての一体感と思いやりの心が、現在の世界にとって不可欠だと私たちは考えています。
対象となる定食や食品をご購入いただくと、1食につき20円の寄付金が、TABLE FOR TWOを通じて開発途上国の子どもの学校給食になります。
20円というのは、開発途上国の給食1食分の金額です。つまり、先進国で1食とるごとに開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。
(以上、抜粋終わり)
今日、その取り組みを区役所食堂において進めてきた文京区の担当部署の方に現状と今後をお聞きしました。
文京区では昨年10月14日から「TABLE for TWO」の取り組みを始めています。今年の5月まで試行で毎日50食を提供してきたそうです。4種類の献立(550円〜700円台)のうち1つ(一例はこちら)を日替わりで提供し、毎日、ほぼ完売。
今年の3月に試行後のことを検討したそうです。食堂利用者対象のアンケートにおいても好評であり、今年6月以降も継続をしています。
昨年10月14日から今年の3月までで108,640円が寄付できたそうです。
文京区でこうした取り組みを導入したきっかけは、特定保健指導の制度が始まる際に、区としての取り組みを検討した際に議論の俎上に上がり決定をしたそうです。
区役所食堂の運営主体である区職員の互助会の事業として、食堂事業を実際に行っている民間会社がこの「TABLE for TWO」を実施しています。荒川区においても区役所の地下食堂においてこうした取り組みを実施していくように働きかけて参ります。
自治体では横浜市(報道)(メニュー一例)や相模原市などでもこの取り組みを進めています。
アフリカへの援助となるだけでなく、こうした事業の存在によって、日頃から「日本では栄養過多だが、アフリカなどの途上国では厳しい栄養状況である」ことを常に意識することができます。
更には、「あらかわ満点メニュー」との連携をしながら、民間のレストラン等でもこうした取り組みを区内で進めていけるように取り組みたいと思います。
「TABLE for TWO」の取り組みを広めるべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
終業の40分前に駆け込みました。お米を食べたかったのですが定食系は終了だったのでカレーライスを注文。
数分待たされた後、ほとんど温度の無いルーがかけられた一品が出てきました(笑
海外の方々を救うのも結構ですが区民の満足度を高めるのが優先ですよね。
あそこまで酷い飲食サービスは初めてだったので楽しかったです。営業時間を短縮してください、区の恥を晒されるのはまっぴらごめんです。客を馬鹿にするにもほどがあります。
アフリカじゃなくて荒川区民に目をむけてください。
ご指摘ありがとうございます。こうした状況が有ったことをお詫び申し上げると同時に、担当部署に連絡し、改善をさせます。
こうしたサービスを改善することも、広い視野で海外に目を向け、それぞれの現場でどのような協力をできるかという点もどちらも重要だと思います。