本会議の前に11:45から全員協議会が開催されました。10分程度で定例の「協議」=「原稿を読むだけ」=「無意味な時間」が終わり、その後、小坂から2点に渡って問題提起をしました。
6月1日のブログ記事に書いた通り、荒川区議会の全員協議会においては、事前の通告をせねば発言ができません。実に恥ずかしい状態です。
それ故、以下の2点を事前に発言通告して質問をしたのですが・・・。5月末の臨時議会で選ばれた(参考ブログ記事)茂木議長の対応は・・・。
(小坂からの問題提起とそれに対する答え)
茂木議長:尚志会の小坂議員から発言の申し出が有った。
全員協議会は本来、議事進行について協議をする場であり、今日のような話をする場かどうかは、今後、改めてしかるべき場で判断をしていかねばならない。
今日については慣例に従って発言を許可する。小坂議員。
(小坂注:驚きの発言です。荒川区議会の現在の全員協議会は6月1日のブログ記事に書いた通り、発言の少なさ、事前通告が必要な数少ない後進性が目立つのに、さらに、発言を制限しようとする意思が表明されました。実に恥ずかしいことです。)
★陳情・請願の店晒しは止めるべき
小坂:受理をした陳情・請願の処理について聞く。
本来、会期内に結論を出すべきにも関わらず、継続審査で長年放置されている事例が多数有る。
そこで、新たに議長に就任された茂木議長から各委員長に対して、定例会冒頭までに受け付けた請願・陳情は定例会内で結論を出すよう徹底をすべきと考えるが、茂木議長の認識を伺う。
議長:議会改革のありかたを議論する場において検討するものと考える。
小坂:陳情、請願を受け付けたからには、早期に結論を出すのが議会に課せられた使命であり誠意であると考える。議員たるもの、会期内において調査を行うと同時にその論点について自分なりの見識を持てるはずである。平成19年に受け付けた請願がまだ継続審査で放置され、今回も手元に配布されているが、そのような状態は論外だ。
このような状態を放置していると議会の存在意義すら問われると考える。議長には指導力を発揮していただき、改善するよう重ねて要望する。
★委員会等の傍聴者にしかるべき資料を配布すべき
小坂:委員会の傍聴者を見るにつけいつも気の毒に思っている。委員会での審議内容に関心を持って足を運ばれているのに、配布されているのは、議題の一覧表の一枚のみだったりする。開かれた議会であるべく、議員に配布している資料と極力同様の内容のものを渡すべきと考えるが、議長の認識を伺う。
議長:議会改革のありかたを議論する場において検討するものと考える。
小坂:こうした当たり前の見直しを速やかに行っていただくよう、強く要望する。先程から「議会改革を話し合う場で検討」という言葉が出てくるが、今、指摘をしたようなことが、議論の俎上にきちんと上がって結論が出されたことは、私の知る限り無い。この程度のことが改善されない議会は誠に恥ずかしい限りで、早急に結論を出すように強く求める。
議長:意見として聞きおいた。全員協議会を終了する。
(以上です)
どうですか・・・。こうしたやりとりをしている間も、怒号や野次が飛び交う始末。議会改革などと程遠い状態ですが、黙っている訳にはいきません。
19日の本会議では、「東京都後期高齢者医療広域連合議会議員」(詳しくはこちらをご覧ください。東京都全域を管轄する組織の議会議員)に茂木議長を推薦する議案が出されています。提出者として小坂を除く荒川区議会の全ての会派の議員の名前が掲載されています。
小坂のみ提出者にならなかったのは、「議長としての茂木議長の見識を「筋書きの無い」やりとりの中で確認をして、推薦をするに足る見識を持っていると小坂が考えたら、採決の際に賛成することも考えよう」という理由からです。
今日のやりとりでは、聞いたことに自分の見識を示すことも無く、しかも全員協議会での発言が現時点でも縛りが多いのにさらに制限をしようとする姿勢が見えました。
「東京都後期高齢者医療広域連合議会議員」に茂木議長を推薦する議案への小坂の対応は決まりました。異議申し立ての上、反対します。一人だけの反対になりますが、筋は通して参ります。
それにしても、「東京都後期高齢者医療広域連合議会議員」になると極めて高額の議長報酬(こちらのブログ記事を是非、御覧下さい)に加えて、一度の会議に報酬(1万円〜1.5万円)と費用弁償(交通費等の位置づけで5千円)が支給(こちらをご覧ください)されるなんておかしいと思いませんか?議員報酬に加えてのこうした報酬の支給は止めるべきです。
そうした認識のもと、北海道、島根県、愛媛県では広域連合議員の議員報酬は廃止されていますし、岐阜県後期高齢者医療広域連合議会の報酬支給を止める議案が出されたことも有ります。
こうした馬鹿げたお手盛り報酬が存在する限り、議員や議会というものは信頼をされないということにいい加減気がつかねばなりません。
それにしても、人が発言をしている際に、やかましい野次を飛ばす議員達、何とかならないのでしょうか。「人が発言をしている時は静かに聞く」ということは、幼稚園か小学校で教わらなかったのでしょうか・・・。そうした人間が、議会で「教育」を議論してたりするのですから、最早、ブラックジョークの世界ですよ、全く!
議会改革の為に問題提起を、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
小賢しいですが、多数派工作?が出来る状況は作れないものでしょうか?
小坂区議の他には改革派の議員さんはいないのでしょうか。
野次についてもせめて区民の代表である区議としての矜持を持った言動をして頂きたいですね。
荒川区民としてとても情けなく思います。
応援してますのでこれからも頑張ってください。
どうにかして改善の糸口を見出せないものでしょうか・・・。
ところで、区議会ホームページの「著作権について」という記載は以前からありましたっけ?
荒川区議会の閉鎖的な体質は区の恥です。
小坂さんを応援してますので、がんばってください!
本当に野次、理解できないですね・・・。組織に染まってしまうとあのようになってしまうのかと思うと、哀れですらあります。
多数派工作よりも、新たに無所属保守系の新人を押し上げたいと思うのですが、「議員として頑張るぞ!」という意思をお持ちの方がいらしたら、是非、お声をかけて下さい。
>>げん 様
激励ありがとうございます。議会内で改革派を増やしていけるように尽力したいと思います。
>>クマー 様
私も議会で問題提起を続けて参りますが、区民の皆様も是非、様々な場で話題に挙げていただいて、「こんな状況で良いのか?」という話を広め世論を盛り上げていただければ幸いです。
そうした動きが大会派も動かざるをえなくなる状況に変えていく力になると思います。
>>kumin 様
「著作権について」の記載について議会事務局とよく話をしてみたいと思います。議会の体質を変えていく力になれればと思っておりますので、宜しくご指導下さい。
野次には負けてませんよ!
ご指摘の通り、議場で騒ぐ議員達にもっと議長が注意をし、退場も命じるべきだと思うのですが、「議長職を仲良くたらい回し」した結果選ばれた議長にそれを期待できないのが現状だと認識しております・・・。