2009年06月22日

選管委員報酬是正議案で答弁(2時間20分)

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 今朝は総務企画委員会に「答弁者」として呼ばれ、出席して参りました(参考ブログ記事)。6月9日のブログ記事に書いた「選管委員報酬是正」の議案の提出者として小坂の尚志会を含む3つの会派の代表がそれぞれが答弁席に座りました。

 この議案について、各会派から様々な意見が出された後、採決。8名の総務企画委員のうち委員長は採決に加わりませんので、7名が採決に加わる訳ですが、その結果は以下の通りです。

賛成:民主・市民の会(1)、日本共産党(1)
   合計2人

反対:自由民主党(2)、公明党(2)、あらかわ元気クラブ(1)
   合計5人

ということで、委員会としては否決をされてしまいました・・・。

 その議論の録音が荒川区議会HPの「委員会録音中継」の総務企画委員会の6月22日をクリックすると聞けますので、宜しければ聞いてみてください・・・。
 
 2時間20分に渡る議論をここには書ききれませんが、小坂からの答弁の一部を書いておきます。

問)今回提出した理由。何故、選管委員の報酬のみを改定するのか?
小坂:選挙管理委員については、担当範囲が選挙管理という極めて狭い、かつ裁量権が限られた内容であるにも関わらず、勤務実態と報酬の乖離が著しい為先行して見直しの対象とした。
 しかも、その任にあたる人物の多く、現状では4人のうち3人が区議会議員のOBという現状は到底区民の理解を得られるものとは言えず、議会としても早急に見直しをすべき対象であると認識して改正案を提出した。大津地裁での判決において地方自治法に違反しているとの認識が示されていることも大きな背景である。


問)他の行政委員の報酬改定についての認識は?
小坂:教育委員、監査委員についても報酬の見直しは避けられないと考えている。


問)小坂議員のブログに「選管委員は議員の天下り先」と書かれている。自民党として抗議する。本当にそう思っているのか?議員OBだからこそ、選挙に詳しいから選管委員になっていただいているのに失礼だ。そうした答弁が今日なされたことを議員団として持ち帰り、しかるべき対応をさせていただく。

小坂:今迄の選管委員の選出結果を見ると、実態は天下り先と認識している。
 選管委員選定が議員OBばかりが選ばれる因習をもう止めるべきだと改めて申し上げる。
 議員でなくても選管委員は務まる。区議OBが選管委員をやっているような状況だから、現役区議会議員が選挙の際に街宣車のガソリン代を公費負担する制度で現実的にはあり得ない上限額(小坂注:1台の車で一日に7350円=この上限額ぎりぎりの請求をした議員が実際にいます)を改善してこなかったのではないか(平成19年4月26日のブログ記事を是非ご覧ください。)?問題意識を持った選管委員であればこうした点を改善する提案を自らしてしかるべきではないか?
 しかし、そうしたものを改善する提案が選管委員から議案などの形でなされた事例は無い。そうした現状は選出元への「遠慮」が有るからだと考えている。

 などなど・・・

 まだまだ、小坂からの答弁は有りますが、残りは区議会HPの録音で聞いてみて下さい。

 世田谷区議会では「選管委員報酬の日額化」の議案に反対をした日本共産党が荒川区では賛成の意思を示してくれたことは大きな前進だと思います。

 この議案について今日の委員会採決の次は7月1日の13時からの本会議で採決されます。小坂は今日は答弁席で「聞かれたことへの答」しかできずじれったい思いをしていましたが、本会議では「賛成討論」において熱い思いををぶつけたいと思っております。

 こうした見直しの動きが各自治体の議会に広がっていく雰囲気が出てきました。その動きをさらに各地で盛り上げていくと共に荒川区議会において選管をはじめとする行政委員の報酬の是正を実現していきたいと思います。
 
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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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