2009年07月06日

有権者の為になる公職選挙法に改正を!

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 写真は地域の掲示板に張られていた防災のポスター。ポスターに書かれている通り、今週の木曜日(9日)より、毎週木曜日の深夜24:45(初日は25:00開始)から約30分間、「マグニチュード8.0」というアニメが放送されるそうです。詳しくはこちら をご覧いただければ幸いです。

 こうしたアニメも震災を具体的にイメージして自分自身の問題として捉え、何を備えておくべきか考える良いきっかけと思います。小坂も録画して時間を見つけて見ようと思っておりますので、皆様も是非どうぞ!

 さて、3日から都議選が始まり、区内においても各候補が区の公共施設(学校やひろば館など)において個人演説会を開催するのですが、どの候補がどこでいつ、個人演説会を行うのかは、一向に伝わってきません。

 公職選挙法が「規制すべきを規制せず」「自由に行うべきを規制する」点が多い欠陥だらけの法であり、全面的に見直しをすべきと、平成19年4月26日のブログ記事をはじめ度々申し上げてきましたが、こうした「個人演説会の開催予定を体系的に知ることが困難」というのも、公職選挙法の欠陥に起因します。

 各候補の個人演説会の場所は7月3日の告示の日に立候補届を出した後、初めて申込みを受けて決まります。

 しかし、告示後、この場所で「個人演説会をやるので来て下さい」と自分のHPに掲載をするのはダメ。何故なら、告示後に新たに候補者本人や関係者がこうした情報を掲載することは「文書違反」として公選法上では扱われるからです。

 それでは、チラシに書いて配れるか?これもダメ。都議選や区議選ではチラシは一切配れません。何を目指すかを書いた書面を配れない選挙運動って一体何なのでしょうか?敢えて抜け道があるとすれば、メモなら配れる。でも候補者名を書くと文書違反になるので「日時・場所」のみを書いたメモしか使えず口コミで「○●候補の演説会はこのメモの日時と場所で開催するので来てね!」といった呼びかけに使うのであればOK。でも配れる範囲は限られていますよね・・・。

 あとは、その会場近辺で街宣車を使って「今夜●●時に○●小学校で○●候補の個人演説会を行います」と宣伝をする位。
 つまり、会社員として勤務をして夜に荒川区に戻ってくるような生活をしている方は、個人演説会の開催予定を知るためにできるのは実質的に「選挙事務所へ電話をして聞く」位しかないのが現状です・・・。

 いい加減、ネットでの情報提供を選挙期間中も認める法改正をすべき(参考ブログ記事)なのですが・・・。それができていないのなら、せめて、各自治体の選挙管理委員会のHPに各候補の個人演説会の予定を掲載すべきだし、それは許されるのではないかと思い、今朝、荒川区選管に問題提起をしました。
 区選管としてそうした視点は無かったようで、それが適法か都の選管に確認してみるとのことでした。返ってきた答えは「文書違反になるので、個人演説会の予定を区選管HPへの掲載はできません」との都選管の見解・・・。
 
 投票率を上る為にどうすべきか?を議論する前に、有権者が誰に投票をするかの判断をする情報を最大限得られるような体制を行政が作らねばなりません。

small_ribon.gif公職選挙法を全面的に改正すべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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