昨日のブログ記事に書いた区議会の震災対策・危機管理調査特別委員会の視察で訪れた東京消防庁第六消防方面本部のハイパーレスキュー隊の装備の一つです。
長さ1m、幅60m、高さ60cmの大きさでコントローラーにより有線及び無線方式で操作することができます。隊員が侵入できない現場において、映像情報や各種ガス濃度の測定ができます。情報収集用カメラを前後左右に備え、4方向の映像が同時に確認できるほか、可燃性ガス測定器、放射線測定器、化学剤検知器により災害現場の危険環境を測定します。
地下鉄サリン事件をきっかけに配備されたものです。自動改札機の下も通れるそうです。
ウォーターカッター搭載車から降ろした専用放水銃の先端から放出される水と特殊な粉末(工業用ガーネット)により鉄扉等を切断し、そのまま水のみを放出して消火活動にあたります。常時、300リットルの水と50mの自働巻取り式ホースを積載し、ホースを増加すると最大100m先までの延長が可能となります。
荒川河川敷のそばの足立区新田3−37−1で広々とした環境に立地。詳しくはこちらをご覧いただければと思いますが、様々な特殊車両(16両)が配備されています。
ハイパーレスキュー隊は阪神淡路大震災をきっかけに設置をされた特殊部隊で、第六方面のこの拠点においては63人が所属、20人ずつが交代で任に当たっています。
こちらはブロアー搭載車。大きなブロアー(扇風機のようなもの)から最大風速45mの空気を瞬時に送出することができ、ホースを結合すると霧状の放水(とても効果が高いそうです)ができます。また、可搬式のブロァーを3個積載し、車両が進入できない場所や建物高所、地下等で起きた災害に対応します。
屈折放水塔車。屈折2塔式放水塔を装備し、最大16.5mの高所から放水することができます。危険物火災や高所火災などに対応する車両です。
訓練用の瓦礫や建物。
電磁波人命探査装置。従来の探査装置に比べ小型・計量化され、生存している要救助者の位置を、素早く容易に特定することができます。
小さな音を逃さないマイクで生き埋めになった人間を探します。銀色の物体は双方向のマイクで、救助者からも声を届けることができると同時に、救助をする隊員からも励ましや「すべきこと」を伝えることができます。
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