★是非、皆様、共に声を挙げてください★
今日の文教・子育て支援委員会では12項目の議題について議論を行ないました。その中で今日は中学校教科書用図書の採択について小坂の質疑をご報告致します。
歴史教科書のいびつな現状についての関連動画をご覧になってから是非、お読みいただければ幸いです。今回選ばれた「東京書籍」の歴史教科書の実態も分かります。
◎中学校教科書用図書の採択結果について
★中学校について、平成24年度から新しい学習指導要領に変わるため、今年度採択する教科用図書は、平成22年度〜平成23年度の2年間の使用となる。
★採択:平成21年7月24日(金) 第14回 教育委員会
★採択結果=4年前と同じ
※4年前のブログ記事を参考にお読み下さい※
(小坂からの質疑・答弁)
小坂:教科書採択を決めた教育委員会の議事録や配られた資料をHP等で見ることができるか?何故、できないのか?様々な政治的立場が有るが、教科書採択についてはそれぞれで極めて関心の高い課題でもあり、情報公開請求をせずとも見ることができるようにすべき。情報公開請求をして初めて見られるのと、HPで誰でもみられるのとでは大きな違いがあり、区の情報公開への姿勢が問われると言える。
庶務課長:議事録や資料については整理をしているところ。整理が終われば、情報公開請求をしていただければ公開をできる。HP等で公開する予定は無い。従前から議事録や資料は請求を受けて公開してきた。
次長:インターネットを活用した情報公開の環境が急速に変わってきている。こうした情報のネットでの公開についても研究課題と捉えており、議事録の公開の在り方についても検討していく。引き続き研究をさせて欲しい。
小坂:歴史教科書の採択について、教育委員会の審議結果は異論が無く、全会一致であったのか?
次世代の日本人を育てる為には、日本の歴史を動かした人物について大きく扱い、大きな流れをきちんと示したものにすべきと考える。また、歴史の光と影の中で影をことさらに拡大し、さらには政治的宣伝で作り上げられた影ですら真実の如く教え込む教科書では、いびつな認識を持つ子供になってしまうと危惧する。また、日本の歴史を考える上で中心的存在となるご皇室について正面から教えている内容とは言えないのが今回選ばれた歴史教科書(東京書籍)の内容である。
そうした観点で東京書籍の教科書を見ると決して適性なものではないと言える。教育委員会として問題意識は無いのか?次回の選定ではどこの国の歴史教科書かわからないような偏ってると同時にぼやけた代物を選ぶのではなく、日本国の教科書として適性なものを選ぶように強く求めたい。教育長、本当にこの教科書で良いと思っているのか?
庶務課長:採択当日、9社の歴史教科書を提示し、教育委員に対して1社ずつ挙手を求めて進行をした。結果として全会一致で採択された。
指導室長:歴史の流れ、日本の国の生まれてきた流れも記述された教科書を選んだ。教育委員会においては全体のバランスについての議論がなされた。
教育長:現在の荒川区の状況に合った教えやすい教科書を継続して選んだ。



であればこそ教育委員会の活動はwebで公開しなければなりませんね。同様の組織である社協もしかりです。
事務方の作業内容とそれに付随する情報は可能な限り「公開」するものであって、請求されたら提出しているなどという受身の答弁は根本から間違っています。
荒川区における包括的な情報公開ガイドラインの策定を望みます。教育委員会や社協など実質的に税金で運用されている組織に対しても、予算提供側の公示責任を含むガイドラインでないといけません。
議会や教育委員会、(今回、痛感しましたが)選挙管理委員会など、住民にとって必要な情報を敏速に公開してくださるものと期待しています。
横断的に多様な情報を扱うことができないのであれば、その法的な根拠を示していただきたい。
「荒川区における包括的な情報公開ガイドラインの策定」、正に情報公開の時代に合致した基準が不可欠だと強く思います。御指摘で示された認識と同じ認識を持って取り組んで参ります。