午後は地域まわりと事務作業、夜は政務会合で様々なご意見をいただきました。
さて、6月24日のブログ記事で「八ツ場ダム推進意見書を廃案へ追いこめ!」と題した記事に最近コメントを何度か戴いています。
コメント欄ではリンクも貼れず、スペースも限られているので、改めて今日の記事で八ツ場ダムの現状について、ご紹介を致します。
(小坂が「八ツ場ダム」建設に現時点でも反対している理由は6月24日のブログ記事をお読み下さい)
それにしても、ここ9月に入ってからの八ツ場ダムについてのテレビ報道は、表面的なものが多くあきれてしまいます。「突然の中止で現地の人は困っている」という点に絞った多いように思えます。そうした点以前に考えなければならない点「この場所にダムが治水・利水の為に必要かどうか?」という点の検証をきちんと報道している例を見ません。
マスコミ報道からは伝わって来ない、現在の状況をここでお伝えしようと思ったのはそうした理由からです。以下、リンク先もご覧いただきながらお読み下さい。
・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」の八ツ場ダムQ&A
を現状理解に是非、お読み下さい。
「もう黙ってはいられない。八ッ場ダムのウソ情報に対する反論@ 」
からは下記、転載しますので、参考にしていただければと思います。
(以下、転載)
1都5県の会では、今テレビで喧伝されている誤った事実に対し、嶋津さんがパワーポイントを使って、きちんと反論するレクチャーをしてくれた。惜しむらくは、これを各報道機関に聞いてもらいたかった。
その反論の一部をここに書く。
@すでに70%も進捗している事業を今更やめるとは何事か。
【反論】
70%というのは総事業費の進捗率。工事自体を見ると、付け替え道路の完成区間は6%、付け替え県道はわずか2%。付け替え鉄道だけは75%まで完成しているが、一番重要な部分が残されている。しかも、ダム本体は全く未着工。
こんな状態ですでに事業費の70%も使ってしまっているのだから、残りの事業を全て完成するまでにいくらかかるのか。予定の4600億円で済むわけがないことは、誰の目にも明らかだ。
これまで3000億円以上使ったのだから、工事を続けろという人に言いたい。これまで3000億円も無駄なダムに使ったのだから、これ以上1円も無駄なダムに使うな。一度走り始めたら、何が何でも突っ走り、止まることも引き返すこともできないというのは前にしか進めないサメと同じ、ということだ。サメの脳しかない人間の言うことだ。
A八ッ場ダムを中止すれば、これまで1都5県が負担した1460億円を返還しなければならず事業を続けるより、かえってお金がかかるではないか。
【反論】
数字の間違いである。今まで1都5県が負担した総額は確かに1460億円であるが、この中には
国庫補助金として国からもらったお金が約40%含まれる。もし都県がお金を返してもらうと
すれば、補助金は国に返さなければならないから、実質的な返還金は
1460億円×約60%=890億円となる。(パーセンテージの端数は切り捨て)
ただし、こうしたお金のやりとりは都県と国の間のことであり、公金が行ったり来たりするだけの話。県民にとっては全く負担のかからない話である。しかも、もしお金が返ってくれば、都県だって嬉しい話ではないか。ちなみに、利水の場合、ダムを中止した場合の返還金については、河川法に規定はない。治水の場合は返還しなくてもよいことになっている。
(以上、転載終わり)
・構想から半世紀の無目的ダム
※八ツ場ダムが如何に不要な存在かがよく分かります。
このダムは無用の長物であり、現時点でも中止をして、現地の方の生活支援を行うべきと考えます。





政権交代によって御指摘のような資料が今度は政権側から出されることになると思います。
それにしても、議員報酬は日割りで出さなければおかしいですよね・・・。国会も地方議会も現行の常識はずれの規定を変えるべきです。
当時は全然関心がなかったのですが、15年前からすでに「そろそろ水没しちゃうんだよ」という話を方々から聞いていましたが、実にもったいないと常々思っていました。ダムそのものが不要で、しかも工事そのものは未着工なのであれば、止めるべきだと思います。
正直なところ要不要については判断ができませんが、あの景観を残せるのであれば中止に賛成します。機会があれば紅葉の時期に是非行ってみてください。渋滞は激しいですが、、、。
是非、足を運んでみたいと思います。それにしても報道で、現地の関係者が国土交通大臣との面会を拒否したとか、大臣は大臣で「中止手続きを保留する」とか実に不可解なことが続いていますね・・・。
しかし東北や他の地方に手付かずな事や議会が仕事を始めるのに必要な臨時国会が開かれない点、余計な闇法案にばかりに心を配る点など、国民は注視しております。
全国的にダムの見直しもしていくようですので、それぞれの状況を見極めていきたいと思っています。
恐ろしい売国法案には断固声を挙げて参りましょう!