さて、ブログ記事の題名を解説します。
何度か書いたことが有りますが、議会の議長は本来議員任期と同じ期間（区議会であれば４年間）務めることとされています。
しかし、平成１９年５月２５日のブログ記事（こちらを参照下さい）に書いたように、高額報酬や特別待遇をたらい回しする為に、「一身上の都合で」という不可解な理由で１年毎（時々２年間続くことも有り）辞職をし、次の「待機者」に議長職を譲る（形式的に選挙はありますが、立候補も事前の所信表明も無く決まる不思議な形）のです。こうした、議長職を軽いものにしているたらい回しに関連する以下のブログ記事、是非、お読み下さい。
平成２１年５月２９日の記事（不可解な議長の辞職）
平成１９年５月２５日の記事（議長の異常な高額報酬）
今年も例年通り、５月２９日に若林清子議長（自民党）が議長を辞職し、同日の本会議で茂木弘議員が議長に選ばれました（５月２９日のブログ記事を参照下さい）。
５月の議長の在籍日数を書くと以下の通りとなります。
・若林清子 議長（１日〜２９日で２９日間）
・茂木 弘 議長（２９日〜３１日で３日間）
議長報酬は役職に就いていない議員の１．５倍に一気に跳ね上がり、９１５，０００円となります。５月分として、それぞれの新旧議長にどのように報酬が払われるかというと・・・。
二人とも、満額９１５，０００円！
議長として３日間しか在籍していなくても、１ケ月分の議長報酬を受け取るのです。そのような定めとなっている荒川区議会議員の報酬を定める条例は変えねばなりません。
今迄も稀に議長職を２年間務める例も有りましたが、大方は１年間で議長の職をたらい回ししてきた訳ですが、日程としては５月３０日前後の臨時議会で議長として選ばれ、翌年の５月３０日前後の臨時議会で辞職します。
つまり在籍期間はほぼ１年間ぴったりなのですが、議長としての高額報酬は１３ケ月間受け取れることになるのです！
これは議長に限らず、副議長、委員長、副委員長の報酬割増分についても同様ですし、役職の無い議員が議員となったり議員を辞職した際にも同様の計算となります。国会議員も同様の状況のようですが、非常識極まれりです。
地方議会においては、こうした報酬の支給を、常識的に「日割り」で計算しているところが既に多く有ります。ネット検索で「議長 報酬 日割り計算」というキーワードでネット検索すると、こちらに示した通り、多数の各自治体の議会における報酬の条例が出てくるので、試しに見ていただきたいのですが、数百か所の自治体では、日割り計算をしています。
近いところでは文京区議会（報酬の条例はこちら。日割り計算が明記されてます）
※荒川区議会の報酬の条例はこちらです。日割り計算の記載は有りません。
このような状態が有る限り、議会への信頼など得られる筈が有りません。条例改正に向けて働き掛けをして参ります。
議員報酬支給のルールを適正化すべき、という方はこちらの２つのボタンを押してください。
このような事実を勇気をもって知らせてくれる、小坂議員を応援しています！
本当に！あまりに常識外れだと思います。激励を胸に、しっかりと問題提起を続けて参ります。ありがとうございます！
私は昨今の無意味に議員報酬をカットすることで精錬ぶりをPRする風潮には疑問を呈しますが、これはひどい。。。
いつもながら、小坂議員のバランス感覚には頭が下がります。
あるべき姿にする！！！
これぞ、本当の保守だと私は考えます。
こうした不正とも思われる行為を無くすためにも小坂議員の更なる頑張りを期待します。
何度か書いてますが、私は報酬が高いこと自体は別段構わないと思っているのですが、「全力を尽くす」「区民に尽くす」というのが大前提としてあります。国会議員なら国に尽くす。間違っても「食い尽くす」であってはならないと思います。
報酬は労働や責任の対価、というのが世の中の常識だと思ってましたが、我が荒川区は違うらしいと最近分かってきてしまい残念な思いです。
小生らの議会では積極的な議会改革を行い、４年前に自ら（議員提案）報酬の月割りのみを１ヶ月に満たない月は、日割り計算で支給することに条例変更して解消しました。
最近解散選挙で、手当ての分に不備があり新人が１日で３０％の手当てを受けることが生じてしまい、これらも今後条例改正する予定です。ほとんど議員提案で行っています。
これまでのスタンダードな法制を議会側から変える時代だと考えます。
話が飛躍しますが、議員は複数いますので、専業が良いのかなど地方議会は変革期ではないでしょうか。
月末三日前辞職三日間副議長が勤めれば良いのでは
民主党区議が月が替わって直ぐ辞職し国会かに立候補した人を批判した区議は今回の議長選は如何見ていたのだろう
私は知りたい
３日で満額ですか、脱力しますね。
むしろ、任期満了まで勤められなかった際にはペナルティを科すとか、
法改正を望みたいです。あまりにも認識が乖離していると感じます。
Menuから、議会のしくみを選び、議長・副議長をクリックすると、
議員の中から議長と副議長を選ぶ。
議長は、本会議の開会、閉会を宣言するなど議事の整理などを行う。
また、対外的に区議会を代表する。
副議長は、議長が欠けたとき、不在のときに議長の職務を代行する、
と議長と副議長の役割の説明が載っていました。
で、下の方に、歴代議長・副議長の一覧
がリンクされているので見てみましたが…
議長は、第4代議長の小柴惣九郎氏の、昭和15年12月〜昭和20年2月まで約4年3ヶ月、
第6代の村上勇三郎氏が昭和22年5月〜昭和26年3月まで約3年11ヶ月、
第53代の菅谷安男氏が平成15年5月〜平成17年5月まで約2年、
第54代の鳥飼秀夫氏が平成17年5月〜平成19年5月まで約2年。
この4氏を除くと、ほとんどの議長が1年前後で辞職されています。
一体、なぜなのでしょうか？
「一身上の都合で」という不可解な理由で、説明をきちんとしないで辞められると、
区議会与党の議員で高額報酬や特別待遇をたらい回しする、と区民に
思われてもおかしくないと思います！
区議に立候補する時には、パンフやビラ、選挙公報などでなぜ自分が立候補するのか
詳しく説明するのに、
議長・副議長を辞める時には「一身上の都合で」、とはおかしいです！
また、小坂さんの2009年5月29日の記事で、荒川区議会における全員協議会の形骸化に
ついて書かれていて初めて知りましたが、
どうして議長・副議長が辞めるのか？、当たり前の質問を区議である小坂さんで
すら区議会のシステムでは出来ないとは！
こんなにも区議会でおかしなことがまかり通っている、とは驚きました！
高額報酬も特別待遇も、私達の生活を良くするために一生懸命働いてくれる、
のでしたら私は構わないと思います。むしろ上げてもいいと思います。
しかし、どうして任期途中で辞職するのか？、との説明もきちんとしない、
更には3日間で1ヶ月分の議長報酬91万5千円を満額受け取れる、なんて誰が聞いても
おかしい！、と思います。
このようはことは、わざと区民に知られないようにしているとしか思えません！
今の制度・条例がそうなっているのだったら、変えればいいだけです！
おかしいことをおかしいと、私達は声を上げて変えて行かなくては！
小坂さん、応援しますので頑張って下さい！
私も「議員報酬の適正化」は必要だと考えますが、「やたら下げること」は必要無いと考えています。
議長や副議長の報酬は余りに「必要性」の無い高さで、非常識であり、たらい回しの原因ともなっていますので、変えねばならないと思います。
>>oguogu 様
激励、ありがとうございます。無所属の立場だからこそできる問題提起、あらゆる分野でしっかりと続けて参ります。
>>miki-kazu 様
コメント、ありがとうございます。市区町村議員、それぞれ仕事の実態も違うと思いますので、一度整理をすると良いと思います。
コメント内容からして、議員でいらっしゃるようですが、記入いただいたリンク先をクリックしてもページが出てこないので、お名前をいただければ幸いです。
>>荒川躍進 様
やはり、「日割り計算」での条例改正が一番適切だと思います。全ての会派が一致して賛同していただける内容だと思いますが・・・。
>>buru-ri- 様
本当に。任期いっぱい務める気が無いのであれば、議長職など受けるな！と言いたいです。
>>へっぽこ一番員 様
熱心に調べてコメントをいただき、ありがとうございます。実態はお書き頂いた通りなのです・・・。これで議会の信頼など得られる訳も有りません。
大会派がなあなあで既得権益を温存してきた態勢を打破すべく、心ある方と共に声を挙げ続けて参ります。