以下は講演内容からです。阪神淡路大震災では372人が発症したそうです。そのうち50人は死亡。しかし、この数字は瓦礫から救出されて病院まで辿りついた方の中でのデータで、瓦礫から救出されてすぐ亡くなった方は含まれておらず、実際はもっと多いと思われるそうです。死亡率は他の外傷に比べて極めて高いものとなっています。
実際にクラッシュ症候群になる方の特徴は、以下の通りです。
・2時間以上、瓦礫の下敷きになっていた。
・救出後、必ず麻痺がある(触ってもわからないとかつねってもいたくないなど)
・赤ワインのような色の尿が出る。
・劇症型(救出直後、カリウムなどがすぐに体内をめぐり死に至る)でなければ、上記以外の点は、いたって元気。意識も正常。
こうした症状の出た方は、1秒でも早く腎臓透析施設等の整った病院に搬送する必要があります。災害時に設置される救護所に連れていっても全く処置のしようが無いので、災害拠点病院(近くだと女子医大第2分印や駒込病院など。こちらのページから検索できます。どのような病院が災害拠点病院か今のうちに確認されることをお薦めします)、または被災地から少し離れた通常の医療を受けられる医療施設へヘリなどで運ぶようにしなければなりません。
瓦礫の下から救出された時点でクラッシュ症候群が始まりますが、できるだけ防ぐために、救出される人の近くにいる人ができることは限られていますが、以下のことがあります。
・がれきの中にいる時から水を飲ませる。それも1リットル、2リットルと大量に。吐いてしまうようならそれもできませんが。医療関係者がいれば生理食塩水を点滴する。瓦礫の下の被災者はおしっこ垂れ流しを覚悟でとにかく水分を補給する。
・救出したら、圧迫されていた部位から心臓に近い部分をタオルや紐で静脈が締まるくらいに縛る。すぐに病院に搬送する。クラッシュ症候群をより高い確率で防ぎたいなら、動脈が締まる位にきつく縛ることもできるが、そうすると命は助かるがその部分(手や足)が壊死して、一生障害を持つことになる。アメリカのノースリッジの地震の際には後者のような方針で対処したそうですが、壊死することが確実なのにそうした選択は厳しいですね・・・。
阪神淡路大震災の時にはこうしたことは医療関係者にも知れ渡っておらず、ましてや地域住民が知る由もなく、原因もわからないまま亡くなっていった方が多くいらっしゃいました。上記に書いたような基礎的な点を多くの方に知っていただくよう、議員としてまた消防団員として努力していこうと考えています。





トップの解説文「荒川区議会議員(東京都)をしています。平成15年4月に初当選してから〜」以降の文章が長すぎて、いつもエントリー本文にかぶさってしまい、うまく読めません。
私もネットに詳しくないのですが、よろしければ、配置の変更等、ご検討いただければと思います。
フォントサイズを変更しない標準(中)の状態で読んでいます。大変読み易いです!
これからもよろしくお願いいたします!
http://www.rescue-w.jp/
で知りました。
自衛隊員の方々の苦労の一端を知ることができましたが、民間でも正しい知識の普及が不可欠だと思います。
民間での知識の普及の重要性、本当にそうですね。区でも、所管を超えて区民への知識の普及に全力を尽くすよう委員会質問で求めていきます。
「よみがえる空」、初めて知りました。まだ見たことは無いですが、ホームページで見ると良さそうな番組ですね。こうした番組をゴールデンタイムに放送してくれれば良いですね。