2006年02月19日

夢のような自転車都市、Velo−city

 小坂のホームページ本体の掲示板から情報をいただいた記事「チューブ型自転車専用レーン」(イメージイラスト有り)を紹介します。

(以下、引用)
カナダのトロントで計画されている“Velo-City”は市の上空に自転車専用のレーンを張り巡らせ、新たな交通システムを作りだすプロジェクト。

渋滞や大気汚染といった問題、あるいは市民の健康のためにも自転車を都市計画に積極的に取り入れ専用道路を造るといった試みは広くおこなわれているものの、トロントのような土地で障害となるのは冬の寒さ。気温はもちろん積雪や路面の凍結で自動車よりも死ねる乗物になります。

この問題を解決すべく提案されているのがVelo-City。プラスチックでチューブ状に覆われ連結されているために効率的な暖房ができ、自動車用の高架道路を建設するより圧倒的に低コストで済むとのこと。


面白いのは「車線」ごとに一方通行の独立したチューブになること。事故のリスクを減らすのは当然ですが、チューブであることを活かして空気の流れも一方通行にできるため、常に追い風を吹かせて自転車の運動効率を90%も向上させられる、そうです。自転車最大の敵が空気抵抗であることは良く知られていますが、Velo-Cityのチューブ内では普通に漕ぐだけで楽に時速40km程度がだせるとのこと(上のイメージ画像では思いきりすれ違っていますがまあきっとイメージということで)。

実現すれば世界中のサイクリストが移住しそうなすごいプロジェクト。空中を走るチューブ状の交通機関というイメージは古典的ですが、ガソリンでも発電所から来る電気でも水素でもなく人力でというところがしっかり21世紀です。
(引用、終り)

 自転車乗りの小坂としては、外国とは言えこのような取り組みが予定されていることを聞きとても嬉しく思っています。法規制や費用の面で現実的なシステムになれば、いつか日本でも自転車モデル都市として同様のものができれば素晴らしい!と想像を膨らましていました。

 まずは、地元荒川区の自転車マナー・ルール遵守の徹底と歩行者・自転車・車の分離に地道に力を注ぎ続けなければ・・・。



small_ribon.gif歩行者、自転車、車が分離されて安全に通行できるような道路行政を望む、という方はこちらを押して下さい。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 報道に接して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。
農家の本棚運営者の玲治です。

良さそうなブログですね。
またお邪魔します。

ポチッとランキング応援しときました。
これからも宜しくお願いします。
Posted by 玲治 at 2006年02月24日 11:54
 ありがとうございます。
農家のインターネット産地直送、興味深く読ませていただきました。今後とも宜しくお願いします。
Posted by 小坂英二 at 2006年02月24日 22:25
こんにちは。
先日はmiではありがとうございました。

私も自転車通勤してたことがありかなり危ない目にあいました。
高校生が横に連なって乗ってくるのですれ違いもかなり危険に感じておりました。

車に乗れば自転車や歩行者の飛び出しが怖い。
逆に自転車に乗ってると車が怖いですね。

しかし危険な箇所というのはだいたい決まっており視界が悪いですね。
そのような箇所を治せば事故も大幅に減ると思うのですが。
Posted by TS@捻くれ者TSの暗黒世界で生きぬくために at 2006年02月24日 23:16
はじめまして。
ラムネマン☆と申します。
Architectural Knowledgeの管理人をやっております。区議の方がMIXIをやってたことに驚きを覚え、訪問させていただきました。

私も自転車乗りです。神奈川の溝の口から渋谷まで片道11km強程度の距離を通勤しております。まず、日本の問題点として、自転車の乗る側にマナーが欠けていると思います。
・左側通行をしない
・夜ライトを点けない
・一時停止しない
・歩行者をどかす為に、後ろからベルを鳴らす
・自転車を粗末に扱う。ママチャリなんかは使い捨てだと思っている人が多い。
等、あげればキリがありません。ドイツやオランダなどは小さい頃から危険な場所の認識や交通ルールを守らせるような取組みがあります。性善説できていた日本ですが、これからは性悪説で物事を考えていき、自転車の免許制度を導入し、違反したら厳しく警察が取り締まるべきかと思います。

また、都市計画の観点からは、
・都心部や駅前に駐輪場が非常に少ない
・仕事場にも駐輪場がない
・道路が自動車中心である
ことが問題かと思います。どうすればいいかは非常に難しいです。世論が自動車中心社会から自転車中心の社会へシフトするような風潮にならない限り、都市計画としてなかなかうまくいかないでしょう。自転車通勤者に対して、税制や通勤手当も考えていく必要があると思います。100年スパンで考えた方がよさそうです。

空中チューブはアイディアとしては面白そうですが、都市の美観を損ねそうな気がします。(東京に美観もなにもあったものではありませんけど・・・)

同じ自転車乗りとしてがんばってください。
応援してます。
Posted by ラムネマン☆ at 2006年03月01日 00:16
追記で
自転車に乗ることで、運動不足の日本人としては、生活習慣病の予防にもなり、医療費削減できるのではないでしょうか。

良いことの方が多そうですね。
Posted by ラムネマン☆ at 2006年03月01日 00:19
 コメント、ありがとうございます。
>>TS@ 様
 そうですね。見通しと言えば、車道を自転車で走っていると路上駐車が一番怖いですね。道路構造の改善と自動車・自転車のルール徹底が不可欠ですね。

>>ラムネマン☆様
 自転車ツーキニストでいらっしゃるのですね。コメントに書いて下さった内容は全て同感で、何だか私の考えを代弁してくださったような位、ぴったり重なるので嬉しく読ませていただきました。MIXでも宜しくお願いします。
Posted by 小坂英二 at 2006年03月01日 15:06
velo-cityぜひやりたいものです。
高速道路の無料化も、エコ減税も時代に逆行しています。減炭素社会を作るには、これしかないと思います。
費用対効果もバッチリではないかと思います。健康なまちづくりにもなるし。
Posted by TMO at 2010年02月12日 16:08
>>TMO 様
 高速道路の無料化、本当に愚策ですね!velo-cityの推進ははとても夢の有る、かつ都市の安全性、環境配慮を向上する素晴らしい公共事業となりそうです。
 埼玉県では数百キロの自転車道網の整備を打ち出しました。東京都もしっかりとした計画を出すように荒川区からも強く問題提起をせねばと考えています。
Posted by 小坂 英二 at 2010年02月12日 20:52
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