2010年01月11日

成人式こそ先人の生き方を考える場に

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 サンパール荒川大ホールで開催された成人式の第一部は「祝太鼓」で始まり、満席でした。荒川区での今年の新成人は1,758人です。

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 式典では国家斉唱に続き、西川太一郎区長の挨拶が有りましたが、あまりの騒がしさに区長も挨拶を中断し「成人としての自覚を持て!」と怒らざるをえない状況・・・。
 小坂も毎年成人式に出ていますが、今年ほど騒がしかった年はなかったような・・・。

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 小中学校で担任をされていた先生方も来場されていました。

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 「成人の誓い」。会場がざわついていたのが残念・・・。よく聞き取れませんでした・・・。

 この後、第二部はサンパールの3,4,5階を使って地区毎(4つに分けて)のミニパーティー(軽食とソフトドリンク)を開催したそうです。
 先生との歓談、写真コーナー、着付け直し、区政資料コーナーなどもその場で置かれていました。

 さて、日本志民会議の政治委員会委員長である杉並区の山田宏区長が毎年、成人式において大東亜戦争で命を捧げた方のことを語り、先人が何を守ろうとしていたか考えさせる場としているそうです。とても素晴らしいと思います。

 山田宏杉並区長のブログの今日の記事にもそのことが掲載されていますので、以下、転載致します。

 こうした語りかけをできる大人がもっと様々な現場で増えなければ、日本人は劣化していくことと思います。

 小坂も機会の有るごとにこうした観点の挨拶をさせていただいておりますが、今後も多くの方に「先人の努力や無念を知り、自分が何をすべきか」を考えていただくきっかけになるような語りかけを心がけて参ります。
(以下、転載)

 今年の杉並区の成人式も、ほぼ厳粛に終わりました。

 杉並区の成人式は、国歌斉唱、区長挨拶、そして区議会議長の祝辞と簡素な式典ですが、毎年全国で荒れる成人式が報道される中、杉並区の成人式は静かに終了してきました。

 私の挨拶は、毎年だいたい同じ内容です。

 まず成人式を節目に、立派な大人として責任を果たしてほしいと述べ、そのためにまず両親への感謝から始めてほしいと話します。
「今日家に帰ったらまずご両親ご家族に、『ありがとう』と一言言ってほしい。ご両親には、この20年間さまざま心配や苦労があったと思う。だけど『ありがとう』の一言でご両親はきっと喜びで一杯になります」

 次に「ご両親やご家族だけではなく、こうやって皆さんが幸せな成人式を迎えることができるのは、もっと多くの人々のお陰でもあることも知ってほしい」と話し、そして「去年も、10年前にも、そして65年前にも、皆さんと同じ新成人がいましたが、今日は65年前の20歳の方の遺書を読みます」と述べ、靖国神社に納められている「英霊の言の葉」の中から、20歳で戦死された方の一葉の遺書を読むのです。

 たとえば今年は、次の遺書を読ませていただきました。
 「父よ、母よ、弟よ、妹よ、そして永い間育んでくれた町よ、学校よ、さようなら。本当にありがとう。
 こんな我が儘者を、よくもまあ本当にありがとう。僕はもっともっといつまでも皆と楽しく暮らしたいんだ。愉快に勉強し皆にうんとご恩返しをしなければならないんだ。
(中略)
 然し僕はこんなにも幸福な家族の一員である前に、日本人であることを忘れてはならないと思うんだ。日本人、日本人、自分の血の中には三千年の間受け継がれてきた先祖の息吹が脈打っているんだ。
 永遠に栄えあれ、祖国日本。
 みんさんさようなら。元気で征きます」
(塚本太郎。太平洋方面で戦死。享年22歳)

 国歌斉唱の時にはガヤガヤしていた会場も、私の話が進み、遺書を読ませていただく段になると、シーンとなっていきます。ハンカチで目を押さえている女性もいます。

 そして私は、
「新成人の皆さんが、こんなきれいな着物を着て、乾杯して美味しいものが食べられるのも、こういった方々の尊い犠牲があってこそと、今日は心にしっかり留めて、この方々の分まで立派な大人になり、立派な日本をつくる責任が皆さんにはあることを自覚してほしいのです」
と結んで、話を終えます。

 この時、ほとんどの成人の背筋がピンと伸びたのを、私は演壇から毎年感じます。

 私が「英霊の言の葉」を読んで挨拶することを快く思わない政治グループは、毎年のように「区長が戦争礼賛。特攻隊賛美のあいさつをした」とアジビラを配りますが、戦争礼賛でも特攻隊賛美でもないことは、成人式に出席した人で普通の感覚があれば、誰でもわかると思います。

 私が新成人に伝えたい本意は、「みなさんの貴重ないのち。亡くなったその人たちの分まで立派に生きてほしい」という願い以外、何ものでもないのですから。

 現に、毎年、翌日以降にいただく出席者の方々からのメールでは、
「遺書を聞いて、これまでいい加減な生き方をしていた自分を恥ずかしく思った。これから立派な大人になろうと思います」
といった感想が、何通も送られてくるのです。

 こんな成人式があることも知ってほしいと思います。

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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
荒川区の成人式の光景どんなだった見たかった 騒ぐ若者ただ目立ちたいだけの子供心から脱皮する瞬間と私は解釈します 温室で苗としての形になり露地栽培に耐えて実となる 義務教育場から人として義務を果たす社会に飛び出す心構え 絶対必要 同年輩の二十歳の青年が日本を護る為命を奉げた話、若者の純真な心には奥深く突き刺さる様に感じるのでしょう ゴミの溜まった頭には拒否反応、先が無いから考えられない仕方が無い 私は身が土に返っても誰かの心の中で生きたい欲ある人間 真の平和を知らずして平和を語る人は私は許せない 私の二十歳の時は成人式は無く、兵隊検査も無い中途半端な時代 校舎は勿論教科書もなく先生は代用教員 小学校へ午後から行く小学一年生の机では膝が当ってしまう それでも空襲ない怖さの無い事が嬉しかった 無差別攻撃は条約違反それをしたアメリカに服従した大人たちが許せない 子供心に真の平和の疑問 今アメリカに助けられて戦後復興がなされたと思い込んでいる人達、真剣に平和を考えず成人式の批判をする資格は無い 
Posted by 五十嵐 進 at 2010年01月17日 12:39
>>五十嵐 進 様
 体験に基づくコメント、ありがとうございます。しっかりと歴史を学び、「真の平和」と「誇れる日本」を守って参ります。
Posted by 小坂 英二 at 2010年01月23日 12:38
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