2010年02月20日

教育再生への本会議質問と答弁を報告!

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 昨日の小坂からの本会議一般質問のご報告、第一弾です。質問内容の全体は2月9日のブログ記事2月10日のブログ記事に書いた通りで4つの大項目に30の小項目ですが、そのうち最初の項目「教育再生」、小項目で6つについての質問と答弁を下に記します。
 教育委員会からの答弁は建前ばかりの中身の無いもので、当初からこのような答えになるとは思っていましたが、小坂からは必要な問題提起はしなければならないと思い質問しました。

(以下、質問と答弁です。)
1 教育再生を荒川区から

(1)日本精神の教育徹底、正しい史実・世界情勢を教えること
 年に1度しかない一般質問の第一項目である教育再生についてお聞きします。日本精神の教育徹底、正しい史実・世界情勢を教えることが、日本ほど学校教育の現場でなされていない国は有りません。

 韓国や中国共産党が自国の政権の正統性を理屈づけるための政治宣伝をそのまま教科書に載せて教える、教師も軽薄で誤った正義感や歴史学習・時代認識の欠如から史実と異なる歴史や世界状況を教えることが、全国で行われています。

 荒川区では断固、こうした亡国教育は止め、歴史の事実を踏まえた教育を行うべきで、教科書採択では「自虐史観」や「階級闘争史観」という偏ったイデオロギーに基づく教科書を採択することは止めなければ祖先と子孫の両方への冒涜となります。その冒涜をもう止め、日本精神や大和言葉、御皇室といった日本人の根本について学ぶ時間を確保すべきです。

(2)愛国心・道徳心を育てる教育を。戦没者慰霊祭への生徒の参加を
 愛国心・道徳心を育てる教育の欠如が日本社会をここまで混乱させていることに政治や行政も気付き、対応せねばなりません。

 多くの国では自国の素晴らしい点をきちんと次世代に教え伝える教育を行います。しかし、日本の学校教育では、如何に日本が駄目な国かばかりを繰り返し強調し、国の為、公の為に働くことが、危険だとすら言わんばかりの反社会的な教育を行う教師は珍しく有りません。

 日本で培われてきた常識や知恵、美徳を道徳という形で引き継ごうとしても、民主党政権はその反対の方向を向いており区として対策を講じねばなりません。

 日本が長年に渡る先人の労苦によって今の姿があることを知り感謝をする紀元節にも国家行事が何ら行われないような、いびつな国の政治のもとでは、自治体こそ、愛国心・道徳心を育てる教育をしっかりと行う必要が有ると考えますが、認識を伺います。

 毎年行われる戦没者追悼式へ生徒が参加する機会を設け、自分が学んでいるこの荒川区において先人が戦争時に経験をしたことを知り、考える機会を設けるのも一つの方法だと思います。
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(3)土曜授業全校実施、夏休み短期化を
 また「ゆとり教育」による学力低下に対応をする為には、東京都が昨年指針を示した土曜日の授業を全校で月に2回は実施することと、葛飾区で行われている夏休みの短期化についてもその効果を検証すべきと考えますが、如何でしょうか?

(4)偽善でなく生き抜く力を育てる教育を
 今の教育現場を覆っている最も有害なものは「偽善」です。その偽善を廃し生き抜く力を育てる教育が求められています。

 例えば、「平和」は大事ですが、「平和」を願うだけで自己満足する教育を行ってはいないでしょうか?「平和」や「大事なもの」を守る為には、戦わねばならないことも有る。その覚悟が有って初めて守れるものです。そうした厳しさや「守るべきもの」の為に、「戦うことの尊さ」を教えねばならず、それを欠いた教育は偽善であり、そのような教育では日本民族の生き抜く力は落ちる一方です。
 この現状に危機感を持つべきではないでしょうか?

(5)紙芝居劇場の教育的活用を
 さて、来月には熊野前商店街の空き店舗に紙芝居劇場が開設されますし、ムーブ町屋では紙芝居のワークショップも行われています。言葉で直接気持ちを伝える機会が減っている現在、気持ちのやりとりを学び、荒川区が発祥の紙芝居文化の伝承と裾野を広げる為に、紙芝居劇場などの教育的活用をしてはどうでしょうか?放課後のクラブ活動のようなイメージで紙芝居師に技を教えてもらったり発表の場としたり、学校に訪問してもらう取り組みを始め、広げていってはどうでしょうか?

(6)3世代同居住宅へ支援を
 この項目の最後に3世代同居住宅への支援について聞きます。3世代同居は、先代からの生活上の知恵のみならず、世代を超えた歴史や空気の共有という点に加え、助け合いによる余裕や見守りで教育力の向上に大いに資するものです。

 他にも多様な利点も有り、行政として北区のように補助をしているところも有ります。荒川区も都の支援策に加え独自の支援をすることで、行政として積極的に3世代同居による家庭の教育力向上を支援する姿勢を示してはどうかと考えます。

★教育長答弁★
 教育の再生にかかるご質問にお答えします。我が国の歴史や文化を理解させる教育は、適正に実施しております。

 次に、愛国心・道徳心を育てる教育でございますが、道徳教育を学校教育の重点として、取り組んでまいります。

 戦没者慰霊祭は生徒の参加につきましては、授業時数の確保の点から、難しいと考えております。

 土曜授業の全校実施につきましては、学校行事や授業公開としての土曜授業を、今年度からすでに多くの学校で、年間5日を上限として実施しております。

 夏休み短期化につきましては、今後の検討課題と認識しております。
生き抜く力を育てる教育をとのご提案でございますが、「生きる力」の教育理念に基づき、各学校において、進めてまいります。

 紙芝居の教育的活用につきましては、内容を踏まえた上での今後の検討課題と認識しております。

★都市整備部長答弁★
 三世代同居住宅への支援についてのご質問にお答えします。
 現在、支援策といたしましては、耐火建築物への建替え時に、助成額の加算を行っているところであり、今後ともこの制度の活用を図ってまいりたいと考えております。

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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 10:35| Comment(5) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
木で鼻を括ったような答弁のオンパレードですね。
答弁がこのとおりだったとしたら、失礼極まりない話です。

教育委員会の権限とはいえ、
西川区長はこれを是としているのでしょうか?

やっぱり仲間を増やして議会における発言権を増していかないと話しになりませんね。頑張って下さい!
Posted by 同志 at 2010年02月20日 22:01
>>同志 様
 激励、ありがとうございます。ご指摘のように今回の一般質問の答弁の中で、教育の分野は本当に「木で鼻を括った」ような答弁です。私の指摘しているような観点の問題意識を教育委員会も区全体も持っていないですから・・・。
 仲間を増やしていきたいですね。立候補して下さる方、募集中です。
 最終的にはこうした問題について世論を喚起せねば行政は動かないと思います。その為にもまずは、議会で問題提起をし、その点について世論を盛り上げていきたいと考えています。
Posted by 小坂 英二 at 2010年02月20日 22:45
全てに於いて賛成です!!

特に「(3)土曜授業全校実施、夏休み短期化を」。

現在、ゆとり教育の影響で公立と国私立の教育格差というものは凄まじいものとなってしまい、「教育の機会均等など保障されない」と言う時代になってしまいました。

ゆとり教育がこれ以上進められれば、国民の階層分化が進み、取り返しのつかない事態を招きかねません。
Posted by Saxe Blue at 2010年02月21日 00:15
國民が祖國に誇りを持てるような教育が必要です

そもそも、日教組の連中はどこ国籍なんでしょうね?
Posted by 赤城成美 at 2010年02月21日 21:14
>>Saxe Blue 様
 共感のコメント、ありがとうございます!ゆとり教育は日本弱体化が目的としか考えられません・・・。本来は幼児教育からもっと知育を充実し、基礎的な学習姿勢をつけておけば、学級崩壊への幾分かの歯止めにもなるのに、それもしない。何の為に教育をするのか、明確な指針が無いのが国民の不幸ですね・・・。これを是正すべく声を挙げていきましょう!

>>赤城成美 様
 日教組は日本の敵であることは論を待ちません。祖国を嘘で汚すことは先祖への冒涜であり、決して現在の我々は看過してはならないと思います。
Posted by 小坂 英二 at 2010年02月27日 00:15
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