さて、2月19日の小坂からの本会議一般質問の内容について、その日以降のブログ記事で何度かに分けてご報告をしてきましたが、その最後の部分の報告です。
質問内容の全体は2月9日のブログ記事と2月10日のブログ記事に書いた通りで4つの大項目に30の小項目ですが、そのうち最後の項目「環境先進都市への取り組み」小項目で4つについての質問と答弁を下に記します。
(以下、質問と答弁です。)
4 環境先進都市への取り組み
(1)バイク駐輪場設置・商店街沿い等まちなかへの自転車駐輪場の設置を
まず、再三求めて参りました、バイク駐輪場設置の実現に向けたスケジュールは如何でしょうか?
また、駅前のみならず、商店街沿いに特に需要が多いまちなかへの自転車駐輪場の設置を進め、幅員の狭い商店街等で自転車の駐輪等が通行の妨げにならないように区が新たな支援策を導入すべきと考えます。
★土木担当部長答弁★
駅周辺のバイク駐車場につきましては、現在、南千住東口自転車等駐車場、一ヵ所でございますが、他の駅周辺につきましても、今後の検討課題と認識してございます。
自転車駐車場のあり方につきましては、どのような規模、配置が望ましいのか、スペースの確保など様々な課題がございますので、他の自治体の取り組みなども参考にし、今後、慎重に検討してまいります。
(2)自転車道の体系的な整備、自転車シェアリングを
汐入ドナウ通りの自転車専用道について、警察が「まともな自転車道の設置」について後ろ向きな為に整備中止となりました。
いびつな自転車道を作る位なら止めるという区の判断は賢明だと思いますが、今後の自転車道の体系的な整備を区としてどのように進める意向なのか、お示し下さい。
自転車シェアリングが来月から富山市で本格的に始まりますが、これを環境交通の新たな主役として荒川区が推進役となり、特別区で協力し合って推進すべきと考えます。
また、適切な自転車利用推進の観点からも長野市のように駐輪場料金は無料化することを再度求めたいと思います。駐輪場一斉無料化は施設容量の限度が有り無理でも、モデルケースから実施し、その効果を確認しながら進めてはどうでしょうか?
★土木担当部長答弁★
現在、荒川区低炭素地域づくり協議会のワーキンググループにおいて、「自転車環境整備計画」作成の検討が行われております。
これらを参考に、国道・都道の管理者や警察との協議を進め、区としての考えをまとめてまいりたいと考えております。
二十三区が協力して取り組むことにつきましては、区の置かれている状況が違いますので、その点を踏まえて対応する必要があると考えております。
次に、駐輪場無料化につきましては、昨年の第一回定例会本会議で答弁させていただきましたが、受益者負担・公平性の確保など、様々な解決すべき課題があり、現状では難しい状況にありますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。
(3)レジ袋有料化・ゴミ有料化で発生抑制を
次に、もう検討ではなく、実施を決断する時であるレジ袋有料化・ゴミ有料化の実現に向けた姿勢を示すべきと改めて申し上げます。
レジ袋有料化については杉並区が先鞭をつけており、荒川区でも区商連を説得して進めるべきではないでしょうか?
サービスの名の下にレジ袋をばら撒くことをいつまでも惰性で続けて良いのか?原点に戻り、決断すべきです。
また全国でも過半数の自治体が実施しているゴミ有料化は、23区で未実施ですが、ゴミ処理場の無い荒川区だからこそ、有料化を通じてゴミ減量に取り組む決意を区民と共に示し,て実績を積み他区も巻き込んでいく事を考えるべきではないでしょうか?
★環境清掃部長答弁★
レジ袋につきましては、マイバッグの利用促進などで対応していきたいと考えております。
家庭ごみの有料化につきましては、荒川区清掃審議会からいただいた答申においても、可能な限りの、発生抑制、再使用、再利用を徹底したうえでの有料化があげられており、現在、他自治体の調査など進めているところでございます。
(4)食べ残し防止(食べ切り)に区としても取り組みを
最後に、食べ残しで生じる食料廃棄の削減への区の取り組みを聞きます。
日本は世界でも有数の食糧輸入国であり、かつ廃棄国です。食物としていただいた命に感謝し、無駄にしない姿勢を基礎的自治体としても明確にすべきです。
先進事例として福井県が「おいしいふくい食べ切り運動」を実施しています。
飲食店で小盛りや大盛りメニューで利用者の需要に合った食べきりメニューを各飲食店が提供する手助け、その広報、また食中毒になりにくい料理の持ち帰りの促進やドギーバッグの利用推奨など、健康応援店や満天メニューとのコラボもしながら進めてはどうでしょうか?
また、区の主催する様々な祝賀会やイベント等でも持ち帰りを進めたり、飲食時間と料理の量のバランスを適切にとってはどうでしょうか?
環境先進都市もこうした地道な取り組みから進めるべきです。
★環境清掃部長答弁★ 食べ残し防止については、ごみ減量の手段である(発生抑制)の具体的な方法であることから、、引き続き区報等を通じて、区民の皆様にPRするほか、関係部とも連携を図って取り組んでまいりたいと考えております。
適正な形で「環境先進都市」を目指すべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
例えば、ご飯や麺の量は調理後のグラム数も参考表記するなどしていけば、各々が判断しやすくなると思います。
かといって規制するような質の問題でもないので、規制ではなく指導の形で実現されたら嬉しいです。
そうですね!グラム表記を進めるのは客観的で良いと思います。もちろん規制ではなく、「こうしていきましょう!」という呼びかけがこの問題では基本だと思います。
>>荒川躍進 様
ゴミの有料化についてはご指摘のような不法投棄が無い訳では有りませんが、既に実施している自治体においても、そうした悪意の有るものの不法投棄はごく一部で制度周知に伴い減っている事例が多いです。
レジ袋も有効に使えるものも有りますが「タダだから」と粗末に捨てられているのが圧倒的多数という現状です。
コメント欄にリンクを張れないのですが、平成20年11月26日のブログ記事にゴミ有料化の現状や小坂の認識について書きましたので参照いただければ幸いです。
ブログ、読みやすくなったとのこと、良かったです(^^)。
そうした趣旨の荒川区共通のポイントカード、正に私からも何度も本会議や委員会で導入を求めてきたものです(^^)。
レジ袋は、かなり配布が進んでおり、「配る」よりも「希望者に渡す」形がよろしいかと思います。